小田急バスで成城八丁目に下車してすぐのクラフト「手と手」 の角を曲がって入り〜道を直進すると「成城テニスクラブ」の塀にぶつかる。会員制で中を覗く事は出来ないが、球を打つ音とかけ声が響いて来る。塀沿いにその先を行くと崖地の一帯が現れて・・西の空が大きく望める位置に出る。住宅が建つ間に・・坂の入り口が見えて立ち止まる〜かなりの急勾配が足元から先〜下方に向かって落ち込み・・底の近くで左右に捻れている。
■坂の途中の両側には豪邸に属する家々が建ち・・良く手入れがされている。
坂の左側の中程にスッキリと姿勢よく建っている木造モルタル住宅が目に入る〜紫の花鉢と蕾みをいっぱいつけた百合の大鉢が、門扉の前に置かれてあり・・坂を登り下りする人に向けてか・・芳香と彩りが坂の場の空気として漂っている。
ー若い女性が自転車を巧妙にあやつり・・まるで落下するかの如くに降下して行き谷底に消えた〜かなり通い慣れた人なんだろう・・男でも危険な坂だ!
ーこの地区に住んで早や16年〜未だにこの坂の名を知らない・・登りは胸を突く程のキツイ坂だが近道だから便利だからこの坂を使っている・・途中で大きく深呼吸・・密かに百合の香が匂ったー
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