【千代田区九段千鳥が淵・・】
お花見と云ってもここ九段のお濠端に桜を見に集る人達は・・
青いビニールシートを拡げてのドンチャン騒ぎや宴会をやる人は皆無だ〜
もしかして千代田区では禁止されているのかも知れない・・キット!!
牛が淵から田安門そして千鳥が淵にと〜桜の花を愛でる老若男女の列が続々と切れ目なく巡礼の如くに繋がって、曇り空の下でも桜に映えて明るくスマイル。
広重の浮世絵にも描かれてあるように江戸時代からの名所で・・その歴史を現代にと咲き続けている〜簡単明瞭な事に・・この季節この場所に足を運ぶだけで、日常は無感動な美意識欠如な人間にも・・桜幻想のページを公平に体験させてくれる有り難いスペース域なんだ!!
己が眼の水晶体を通過した網膜スクリーンに、幾襞にも重なる濃厚な桜万華鏡が展開され・・脳内環境がLSD感覚をも呼び起こして夢幻界に遊ぶ時〜
広重さんと降る花びらの霧の中の真昼に・・酒を飲み城壁を枕にうたた寝をしていた〜目を覚ますと闇夜に九段坂の常夜灯の明かりだけが月と交信していた!!
ー千鳥が淵のベンチ辺りに野良猫が何匹か住み着いている・・
今回もサバ寅とジャム猫が居た、初老のご婦人の膝で甘えた鳴き声で餌に〜
ありついていても、薄く光る目は鋭く次のエサを捜している・・
フェアモント・ホテルのCafe'は今は消えて寄る事は出来ない〜
鍋割り坂のしゃくれた道を大妻の方へとゆく事にする・・ー
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