「両国公会堂」

　

【墨田区横網ー１丁目】

隅田の川辺のテラスには影の場所が捜せない〜
この暑い陽ざしと照り返しの中をゆくのはソロソロ限界を感じて・・
防波堤の石段を上がって首都高速の回廊下へと移動して行く。

日影の場所・道を選んで進むと同愛記念病院前の交差点の信号に出た〜
この道は比較的に車の流れは静かで、さらにブラカラ行くと緑の樹々を背景にして・・「両国公会堂」の円屋根のシックな建物が目の前に現れて来た！！

２００４年に来て以来の・・３年ぶりのご対面となる〜
この公会堂は既に使用停止されても管理・手入れがあるようで両国公会堂の金文字が揚がる正面入口あたりから〜壁面の退色や金具などにサビが多少あっても、ドームを乗せたその愛らしい姿（全体像）は昭和時代のスポーツ・イヴェント（プロレス・ボクシング・・）を始めとする各種の文化の実戦場（ホール）であった。
各分野の激動の歴史をこの建物が有する事を承知していても〜
このホール内部での、集会・イヴェント・コンサート・・の実体験を持たなかった事が、今となればとても残念に思われて来る。

ー公会堂の左横に細い木戸があって、何気なく押すと開いた〜
　磨かれた小窓の内部は管理事務所なのか人の気配がする・・
　アジサイの緑葉と紫の花が行く手を優しく防さぐ様にこちらに被さって来る、
　その奥には濃い緑の樹々が茂る「旧安田庭園」の敷地がある事を知っているー