雷門の賑わう前から通りを渡れば直ぐに行ける場所〜
江戸の蕎麦の味覚を今に伝える名店として、この並木薮蕎麦があり、蕎麦喰い達の人気を集めている。
「江戸前の辛汁」この薮のつゆは今も伝統を守って・・
東京で一番辛いつゆを出す蕎麦屋として良く知られているのです、蕎麦好きには堪らない味として・・。
辛口と言っても程の良い甘さを含んでいる、かえしの割合が多く入った、濃度の高いつゆの事を言う。
「かえし」とは醤油・味醂・砂糖を煮て熟成させた汁の事なのです。
古来より「つゆは蕎麦の裾を、軽く浸して手繰るべし・・」と言われている。
この言葉は、蕎麦が良くからむ辛口つゆの食べ方を的確に表現している。
この店に来るのは久し振りで、いらっしゃいませ〜と女店員さん達の声に迎えられる。
店内の左半分はあがり座敷になっていて、靴を脱いで落ち着ける雰囲気になっている〜
でも今日はテーブル席に座って早速ざるを注文する。
座敷で正座する外人この写真を見る
が彼女と楽しげな様子で微笑ましく映る。
出された蕎麦は間違いの無い美味しさで、また来て頂きたいと切に思った。
運ばれた土瓶の蕎麦湯でつゆを割って飲むのが、こんなに美味しいと初めて感じた。
ー作家の池波正太郎さんが、生前この店が好きで通っていた事は知られている・・
「鬼平犯科帳」等の時代小説をはじめ、食べある記など、自作のイラストを使った〜
洒落た本を数多く残している。台東区図書館にその書斎が実現してある・・ー
【場所】台東区雷門の前をゆく〜
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