浅草橋は世間一般的には問屋街としての名が先行している〜
でもすぐ傍を神田川が流れる水辺の街でもあるのです。
駅前の雑踏から歩くと1・2分で神田川の上に出られる。
水がぬるんで遊覧船・釣り船などが、明るい雰囲気を見せて訪れる客を待っている〜
そんな姿でスタンバイOKと橋の袂に繋留されている。左岸の日本橋女学館は工事中??
橋の上からぶらり下流へ向ってゆけば江戸情緒たっぷりな柳橋まで幾らも距離は無い〜
神田川はそこで大川の隅田川と合流して、両国橋下から更に流れて東京湾へとゆく。
橋の手前の一角は、浅草見附の石碑がある公園になっていて花が植えられている・・
と云う事はその昔にこの辺りが日本橋地域と浅草地域の境界だった証拠になる。
公園の脇に以前からスタイルの良い5・6階建ての白亜の古ビル(築60年以上)があったのがキレイにお化粧がされて・・往時の姿に甦っている。錆びていたビル窓の鉄飾りもペイントされた店内には衣装が並べられている。今は服飾メーカーが使用しているようで、ショーウインドーに立つ2体の妖艶なドレスが道ゆく人にポーズしている。
ー同じ街の、同じ場所の、同じ路上に居ても〜
人には各々いろいろな見つめ方があるのだと・・
橋の上に立って川風に吹かれながら・・この街でそう思ったー
【場所】浅草橋・・
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