前回の六月中旬に来た時に買い込んだ三種類のパンを、家に帰ってすぐに冷凍保存しておいた。朝食の際にそれらを小出しでトーストして三四日で食べ切ってしまった。その後は穴埋め的にスーパーのパンを食べても、何か満たされる事は無かった。
そして六月の後半になった今回も用事にかこつけて、ふたたびペリカンの店へとやって来る事が出来た!!
梅雨の時季を感じさせない直射日光の当たる中で、幅広い国際通りを渡る。
先日来たばかりで、別に変わった様子も見えない赤いテントの店前にくると・・・
この店には珍しく先客の姿が一人も見えなかった。
店内の右壁一面に、ズラリと作り付けられてある使い込まれた木の棚で〜
パン達は何処からかやって来る、客の訪れるのを待っていてくれる。
そこへやって来た不特定多数の客達は、幾つかのパンを手に持つと・・
その香りと存在感の重味で何とも幸福な気持ちになるのだった〜。
いつ頃からかこの表通りには大きなビルやホテルが屏風の様に建つ街並に変化している。そんなビルの一二階には路面店としてコンビニやCafe'チェーン店が営業をしている。
ー今日のメインである用事の家へと向う為に国際通りを西側へとターンする。
ビルの間の細道はひんやりした空気が流れていて、古い民家が軒を接している。
猫の姿も無い静かな裏通りをゆくと、小さな寺が時々あったりするー
【場所】台東区寿ー4丁目
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