極彩色の商品が店頭を飾る渾沌とした商店の並ぶガード沿いの道をゆく多くの人の流れに、我が身をまかせてブラカラ散策するのは実に楽しい事だとアメ横の賑わいの中で再確認をする。
鮮魚店の前を通りかかると店の兄貴もごま塩頭のオヤジも、私を含めた買い物客の足を止めるべく、独特のダミ声を張りあげると蟹や鮭を手に持ってこちらの購買欲を誘いにくるのだ!!
スーパーやコンビニとは全く違って多店舗の中から店の品揃えを自分の目で確かめてから、売り手と買い手側との直接販売だから値段交渉のやりとりで買物の楽しさがアップするし、欲しい物品を安くゲットできる等の良さも味わえる。
そもそもガード下には魔力があり、統制し切れないアナーキーな空間であるし、人の集まる磁場がそこには存在すると思われるのだ。アメ横の原形は戦後に自然発生した闇市マーケットであり、人々が食料や日用品を求めて集まった歴史がある。
今でもその形跡が残る場所として、神田・有楽町・新橋・新宿などのガード沿線下には人を吸い寄せる魔力があるようで、時代が変わっても相変わらず賑わっているらしい。
ー中央通りからアブアブの角を曲がって昭和通りへとガード下を車が通り抜ける道筋がある〜ガードの入口あたりにアメ横焼き、いそべ焼きなどを売る2・3の屋台店が出ていて客が並んでいた・・ー
【場所】アメ横
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