橋を渡って来ると直ぐに対面する丘の傾斜面では〜
建設中だった洋館がほぼ完成した姿で出現した、
黒々と鬱蒼とした大樹群が、以前はこの丘の支配者のようだった、
樹々の間には家々の屋根や壁やテラスの鉄柵と、窓の明かりがあった!!
この丘陵地帯の崖下をぐるりと巡る道がある。私が立っている場所からは道沿いに口を開けている洋館の駐車場が見えるが、復数台を収容可能にするのに充分な大きさが確認できる。
前の道から鉄門を潜ってZ字状にジグザグと石段を昇って行くと、建物の玄関口へとたどるアプローチがすっかりと見えている。建設工事ingの斜面では、剥き出しとなった地面が見えて、大木があった事を表明する幾つかの切り株がそこに残されてある。
そして断ち切られた面の年輪を初夏のストレートな日差しにさらしている。
このような急斜面に家を建てるには安全性に重大なポイントが置かれるだろう〜
勿論の事に建築費用をはじめとして、クリアする問題は多々あるだろう事は当然で・・。
余計な事になるが、洋館に塔のある全容からの印象で思い浮かぶのは・・
紅白の縞模様が好きな漫画家が井之頭公園の住宅地に建てて問題となった、マコトちゃんハウスとどこか一脈通じる雰囲気を感じるのだが・・。
ー下の道を暗く翳らせていた目障りな樹木を取り払ったこの洋館からは〜
北からの川の流れと眼下に広がる都立公園の緑地帯が一望の元に出来るのだろうー
ここは’〜世田谷区祖師谷−5
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