まるで古陶の青磁を思えわせるような佇まいの邸宅が・・
世田谷の風景百選と記された「桜とモミジの並木道」にあった。
木々の間に建つあまりにも静かなその佇まいに〜
見過ごしそうになりながらも足が止まったのは・・・
やはり冷たく照りを見せる磁器タイルの艶やかな温もりを、
自分の中の何かが感応したからなのだ!!
陶磁器の家とは言っても、直ぐに思い浮かぶようなジオラマの世界のミニチュアとは違って、実寸(人が住み暮らす空間)の邸宅なのです。
この家用にと特注して焼かれた陶板タイルなのでしょうか〜玄関左の円柱は濡れたような水色のブルー、右には2階の2つの窓辺をつなぐテラスへとの壁面を埋める一枚一枚は、淡い青緑が何とも瑞々しい煌めきだ・・。
建築としては古風でモダンな面影を見せる円窓があったりするが、保存樹木の道から石段を数段あがった玄関の面構えは、乱調の無い風格を感じる佇まいだ。
ーこの家は全体に古風な年令を受けるのだが,2階テラスの鉄飾りは新しいようだし〜
並木道に向いた壁面タイルは、焼成されて間もない新しさの香りがするのだ・・
と言う事は最近にリニューアルが行われたと見るべきなのか・・ー
ここは’〜世田谷区成城−3桜とモミジの並木道
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