昔から高低差のある斜面(自然に近い)を崖と呼ぶのだろう〜
人はこの最短距離を往来する為に崖を切り開いて切り通し坂を造り、
日常生活にこの坂を利用し役立てて現在に至っている!!
ここ成城に「お茶屋坂」なる魅力的な、一直線に下降する坂がある。
崖地を切り開き両サイドを石垣で構築したこの坂は、お互いがすれ違うだけでいっぱいの細く急な勾配でも、思い切った小気味の良さを感じる坂だ・・。
今は成城三丁目の明正小学校の西側にある細くつづくこの急坂は、江戸の昔からあったそうで、それは坂の上に喜多見重勝(地主か村長)の茶室があった事から「お茶屋坂」と名が付けられて、今でもその時のままに呼ばれている。
やがて午後の下校時になると、黄色の帽子をかぶりランドセル姿の子供達が、元気のバロメーターの様に先を争ってこのお茶屋坂を駆け下りてゆく、少々危なっかしく思える情景が毎日のようにある。
ー鉄製の手摺が下まで設置されてあるその上を、バランス良くおりてゆく猛者がいる〜
そのガキ大将の黄色い帽子が小さな点となり、下の道に到達するのを見届けた・・ー
ここは’〜世田谷区成城三丁目〜喜多見へ
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