[Rappo' Land blog]

横丁の洋書店

自分が住み暮らす街の横丁に、洋書の写真集や画集を揃えた古書店があったら良いだろうなと時々思う事がある。

外苑西通りのワタリウムと同じ並びのビルの谷間にポコッと凹んだ横丁があって、そこにこの洋古書店があった！！

しばらく寄らなかったから少々不安な気持ちで横丁を覗くと、入口のテントの下から明かりが灯る店内の本棚が見えて営業している事が分かった。

左側にあるウインドウを見ると、海外の都市の写真集やフォトグラファーの写真集とファツションモード集と花・ガーディニングの写真集などがレイアウト展示されていた。

やたらと慌ただしく過ぎてゆく表通りの車や人の流れからひょっと入り込んだ横丁は、時間の流れを正常に修正したリ又その街に立体感を与えてくれている・・。

大都市の中での横丁や路地は様々あって楽しく、空間として都市の中の貴重な場だと思うからこれからも未知の街歩きは止められない・・。

◆ところで最近は本屋さんの数が減少している〜本の利益率が良くないからだろう・・かって絵本を買い取りで仕入れたが２割の利益しかなかった。何年か続けているこの洋書店は自宅での営業なんでしょうね・・余計なお世話かな◆

ー神宮前三丁目〜外苑西通りの横丁ー

WATARI-UM

Watari Museum（ワタリウム美術館）となってからもう何年になるのだろうか〜ワタリがこの場所にある事で、文化的な空気が漂う景観の通りになっている！！

■ギャラリーワタリ・・以前のウッディーと云うか、普通の家の状態の２軒並びでやっていた頃を知っているから、ついついギャラリーワタリとの呼び方になってしまう。

その頃は左側が週替わりで個展などをしていた平屋のギャラリーだった。隣接する右側は、オシャレな文房具屋さんであり、版画や画集・・等を販売するオン・サンデーズだったと思う・・。

この店で求めて使っていたのは、日記帳とかノート類とモノクロでレトロな絵葉書とかで、アンディー・ウォーホール作の絵ハガキの赤＆青猫は壁にピンで止めて飾っていた。

この日は正面ドアから入って一巡して出て来たが、三年ぶりでも内壁のコンクリートの手触りや全体の雰囲気は変わりなく、ワタリウムの大きなガラス窓からは、外苑西通りの徐々に深まりゆく秋の気配がサラリと映っていた・・。

◆ワタリウム美術館（11AM~19PM)月曜休み

オン・サンデーズ(11AM~20PM)無休で、階下にアートショップとしてあり、Tシャツ等も販売している◆

 ー神宮前三丁目〜外苑西通りー

ガラスの自転車屋

最近の都心では自転車で通勤＆移動するのがカッコ良くブームらしい〜今も信号待ちをしていると男女のカップルが、颯爽と走って来て横に来て停まった！！

青山通りから歩いて来るとガラス造りのビルがあった。こんなに見えて良いのかと思う程に店内がシースルーのShopは自転車屋だった。

ここは青山だから[ BIKE FORUM AOYAMA ]と言う名の自転車屋であり、スマートにレイアウトされた店内フロアには、マウンテンバイクやドロップハンドルのサイクリング車が、磨きあげたリムを煌めかせたオスマシのポーズで並んでいた。

正面入口から右横にあるステップを上がった２階にも車輪の展示がガラスを透かして見えるが，他所の街で見かける自転車とは違いDesignもNewのハイレベルで値段も高い種類のようだ・・。

無重力を思わせる空中浮遊に吊るしてある車輪は軽量化されたハイレベルな車種なのだろう〜乗り心地は良いだろうが・・きっと懐具合は痛味が走りそうだ。

◆以前に暮らしたFUSSAでは隣家の米軍人が置いていった、フランス製のコースターブレーキの自転車を乗っていた。シンプルなコードレスのハンドルを牛の角の様に上向きにしてボロボロになるまで愛用した。今は量販店で買ったママチャリと同等の買物カゴ付きのを使っている・・◆

ー青山通りから外苑西通りをゆくー

原宿団地北歩道橋あたり

住居表示を見ると渋谷区神宮前三丁目のこの辺りには、昔からの蕎麦屋が街角にあったりする。さらに裏へと道を辿ってゆくと、庭のある小住宅などが集まる一角や、長安寺・・などの寺が幾つかあったりもするのです！！

表通りを行けば、海外ブランドの最新モードの靴やバッグがウィンドウを飾るShopが、オシャレな化粧をして並んでいる現状が見える。元来この界隈は地元の人達が静かに暮らす生活色が濃厚なエリアなのです。

又は良い意味で無国籍な料理を喰わせるカフェ、レストラン、酒場、パブ等も新し物好きなオシャレ族を誘惑する店構えで、新旧が点在している。

友人のベニートが「サバトサバデテ」をビルの２階でOPENすると、パエリャ料理がたちまち流行してTV各局に出演する引っ張りだことなり、今はここからやはり外苑西通り沿いの白金に移動している。

◆ベニートとの付き合いも永いが、最近はお互い会う機会がない〜愛車に常時パエリャ鍋の大中小サイズを積んでいて気軽に手早く作ってくれた彼も・・あご髭が白くなった◆

ー神宮前三丁目・・外苑西通りー

青山通りの秋-2

青山三丁目交差点からベルコモンズに沿って曲ると〜

車の流れがグンとおだやかな外苑西通りに入る！！

通りを挟んで街路樹ごしに改めて眺めるベルコモンズの建物は、濃いブルーのテントを張ったテラスが印象的で、各階にバランス良く配置されたそのスタイリッシュなDesignの容貌に惹かれる・・。

勿論の事に鉄筋コンクリート造りによる建築物でしょうが、機能のみ追求する四角な建物とは違って・・あたかも砂岩の館かと思わせる暖かみが見ているこちらの目線に伝わって来る。

◆・・前からこのスタイルの建物だったのかな・・何だか違った様にも見えるが〜最近は年に一二度ぐらいしか来ないし、別に確認もしていなかった・・青山のベルコモンズさん◆

ー神宮外苑前の外苑西通りー

青山通りの秋-1

Tokyoメトロ銀座線に乗っていて青山一丁目駅を過ぎた時に、秋の青山〜原宿の街を歩こうと急に思い立った。次の外苑前駅で地上に抜け出ると、青山通りを疾走する車列の騒音がグゥワワ〜ンと襲って来た！！

歩道橋のステップを登って青山通りの真ん中辺りに立つと、外苑前交差点を取り囲むビル群には早々と秋の西日が射し始めており、その迫力の塊に向ってカメラのシャツターを押した。

この群立するビルの後方には秩父宮ラグビー場や神宮球場・・等があるし、この季節にイチョウの木が美しい景観を見せる絵画館へと続くストレートな並木道もある。

歩きながらオープンCafe'の外人カップルをジロリ見たりして青山三丁目交差点まで来ると、信号の所からはビルが打ち重なる彼方に、茜色に輝いて光る六本木ヒルズが優勝トロフィーの様に見えていた。

◆この交差点は西麻布から青山霊園を通って来た外苑西通りと青山通りがバッテンする地点で〜以前VAN本社があった所から見て向いの角には今も大丸ピーコックがあるし、こちら側にはベルコモンズのオシャレな建物がドンと控えている◆

ー神宮外苑前の青山通りからー

稲荷町駅in&out

稲荷町駅はTokyoメトロ銀座線の上野と浅草（終点）の間にある下町のレトロな駅であり、日本で最初の地下鉄電車がこの駅を走った歴史ある駅でもあるのです。

ホームの改札を抜けて階段をトトンと駆け上がるとすぐに地上に出られるし、またこんなに天井の低い駅構内は、他の路線では現在見ることの出来ないタイプの貴重な駅の一つと言えます！！

例えば国会議亊堂前駅（丸ノ内線と千代田線のりかえ）はエスカレーターで地下深くまで下降した先にホームがあるし・・大江戸線の森下駅は出口を捜して迷う程の大きな地下構内となっている。

稲荷町駅は外へと一歩踏み出した角は浅草通りと清洲橋通りの交差点であり、向い側からこちらの角にも仏壇仏具店の看板がぐるりと囲んで迎えてくれるから、仏様マニアにはオススメします。

ここから浅草へと向ってゆく途中にはカッパ橋道具街のエリアがあるから、ぶらから気分で歩くのが好きなのです。

◆浅草通りを東へ直進すると、隅田川に架かる駒形橋に至る〜南の清洲橋から来た通りを北へと向うと、入谷の町を通って三ノ輪の町に到達する・・◆

ー東京メトロ銀座線の稲荷町駅内と外ー

同潤会アパートの暮し

今までに訪れて体験した同潤会アパートは、この上野下アパート／青山アパート／代官山アパート／清砂通りアパート等がある。その住宅その場所の環境に於ける暮らし方の相違は、夫々にとても興味深いものであったから〜

今も忘れずに脳内メモリーは記憶している！！

塀の内側に置かれた住人達の自転車が律儀並んでいる。アパート内の階段下にあるポストBOXを見ると、鉄フタが永く使われた年月を物語るように錆びて脱色している。二階へ上がる踊り場は暗い翳りの中で沈黙しているが、壁と窓と曲折する手摺りとが時の流れを雄弁に語っている・・。この辺りの銭湯は表通りの仏具店の間を入った日の出湯と、アパート裏の寿湯が今も営業している。

■原宿の青山アパート（現、表参道ヒルズ）は、友人夫婦が三階で彫金教室をやっていたから何度か泊まった事があり、今考えると建物入口と階段の形状がこの上野アパートとそっくりで、前庭に枇杷が実って食べた事もあった。

■東横線の代官山アパート（現、代官山アドレス）には、母娘のガラス作家Kリカさんが暮らしていて、秋の枯れ葉の季節に何度か訪問していた。エリア内にお風呂棟や食堂棟がある等の広い緑地内に、建物が二三世帯ブロックで点在する優雅な一帯だったと覚えている。

■深川の清砂通りアパートには、門前仲町のお不動様から歩いて行った。今から十年前だったが建物は大きな造りで、曲線的な階段やエントランス等の各部の構成がレトロなモダンとして印象に残っている・・。

◆アパートの外壁にあるダストシュート下に、ささやかなガーデンがありアサガオ鉢が見えるのは〜清洲橋通りを北に行った入谷の寺の朝顔市で買ったのだろう。隣町で暮らした母も朝顔市に行ったり，竹町商店街までも買物に通っていた・・◆

ー台東区東上野五丁目ー

同潤会上野下アパート

現在では残り少なくなった「同潤会アパート」が〜

メトロ銀座線の稲荷町駅から歩いて数十秒の所にある・・

最近はスルーしていたが、何か呼ばれた気がして寄ってみた！！

三四年ぶりに触れたアパートは、清洲橋通り沿いに並ぶ路面店の床屋・Bar・クリーニング店・居酒屋は現役で営業を続けていた・・。偶然と云うか昔に何度か通っていたここの床屋の角を曲って入ると、古色帯びたレンガ造りの門柱に「上野下アパート」の木札があった。

そして建設当時に植えられたであろう横の銀杏は最上階までの高さがあり少し黄葉が見られた・・それと前回もあった塀の上で跳ねて踊るアロエは更に一回りも大きく育っていた。

「同潤会アパート」は,今からは遠い昔となってしまった関東大震災後の復興計画の一大事業として〜東京都によって、居住性と、耐震と、防火を、考慮して建設されたのです。

◆かっての都市の記憶を知る手懸かりとして、貴重な建築資料との声もあるが〜

老朽化して順次に取り壊された結果、現存するのは一つか二つとなっている・・・◆

ー台東区東上野５丁目ー

ビューポイントxyz！

 

ビューポイントは墨田区内を別にして今現在の高さでも〜

隣接区の台東区、荒川区、江東区・・からも見る事が出来る。

タワーの足元を流れる北十間川は、荒川から亀戸天神の近くを流れ来て〜

隅田川の浅草寺へと辿る河川の道でもあった。

東武橋には浅草方面から言問橋を渡って来たバスや車がここから先の〜

錦糸町駅（総武沿線）の界隈に向ってゆく。

「とうぶばし」の表示板のある石柱に設置された、４灯の照明ランプからの絵画的な眺め！

路上から業平橋駅ホーム（東武伊勢崎線）を仰ぎ見る、ダイレクトな迫力の構図！

一つ下流の小海橋にある水門の辺りの景色を手前にして、遠望するスカイツリー！

東武伊勢崎線が浅草に向って走る、ガードが渡る源森橋から距離を置いての目線も捨て難い・・！

◆この源森橋までは三目通りであって、ここから先の北へ向うと水戸街道になる◆

ー墨田区の業平／押上／向島／吾妻橋の地区からー