四角形の家の超長方形窓

勝手ながら以前から好きな建物でありこの前の道を気にしつつ通っていた〜コンクリート外壁を見ると３０年以上は過ぎた打ち放しの黒く荒れた肌をしているが・・２階の長い窓に守られた下の壁面は未だキレイな白い肌を保っている！！

四角形の家は通りに面して建っており、コンクリ壁面を四角く繰り抜いたシンプルで簡潔な玄関があって〜また建物の左右両端にコンクリ壁を直立させた事で玄関前を駐車場とする空間がさらりと確保してある・・。

寡黙で閉鎖的に見える外観にあって特徴的なのは〜２階壁面の横長い出窓にある。たて１mに満たないがヨコは思いっ切り建物幅の限度までクリアなガラスを嵌めたDesignで・・両サイド部分がオープンする仕様になっている。

無彩色でグレーな建物の横手にまわると、西に向けて２階の横壁が大きく開けられた所から〜家の中央に空へとつながる中庭が造られてある・・などの粋な設計がされている事を見付けた。

◆この家は外からの光りの採り入れ方に神経を使った建物と感じたが〜それは住む人の職業なり生き方に関係しているのではと・・思った◆

ー世田谷区成城−９丁目あたりー