成城側の崖上の斜面には自生する雑木林がある〜その樹間に守られて大きな屋根を持つ家が建っている・・そこはビール坂を登った所であり、崖に沿って落下する急坂の入口でもある!!
成城地区の西端にあたる崖上の道は国分寺崖線に沿った道で・・眼下には東京の西域から深大寺の近くを迂回してきた野川の水辺が望める。
家は一見すると藁葺き屋根の田舎家のようであって峠の茶屋かとも見えるが〜近くに寄るとこの屋根はかなりの量感のある構造で・・こちらを圧倒する迫力がある。
寺社などの屋根構造の様でもあり、金属板(銅板などの)を意図したその形状に打ち重ねて出来ている。高い屋根の上部をはじめとして、屋根窓の造りや先端などのデテールに目線を向けると、隙も無く折り曲げ作業が施されてあるのが分かる。
◆横にある電柱をその足元に見下ろす松の大木が上空に延びている〜前庭からひょろりと伸びた女竹の新緑を・・崖を伝って吹く風が揺らしていた・・◆
ー世田谷区成城四丁目の崖上ですー
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