[Rappo' Land blog]

夕暮れ時の駅ホール

最寄りの駅へと帰り着くと、駅前には夕暮れが訪れていた。
この季節の暑くもなく寒くもないこんな日は、ぶらからと駅前の店々を見歩きでもして、何となく家の方向へと街角を曲がったりして帰れば良いのに・・
この日は何故か駅ビルの２階にあがっていた。
都心での用事を終えてこの駅に戻って来た開放感がそうさせたのだろうか！！

駅ビル[CORTY]は２年を過ぎて今年はもう３年目になるのか、そういえばこの２階の回廊にあるShopは落着きの表情を見せている。この階には三省堂書店、雑貨インテリアShop、ブティック、旅行代理店、レストラン・・などが営業していて変わりない。

更に３、４階には吹き抜けの駅ホールを巡るように、寿司屋、蕎麦屋、中国飯店，豚カツ屋、洋食レストラン・・などが出店しており、上階には庭園も造られてある。
見下ろすと駅の改札から南北へと通りぬけるホールの漠然とした様子があり〜
[Odakyu OX]の食料品スーパーの入口が長いエスカレーターの横下に見えているし、
トロワグロの明るい店頭もここから確認できる。

ほんの少し前には大勢の人の往来があったのにタイミングが微妙にずれた結果、向けたカメラの網目からスルリ逃れ出ていってしまい，今はその場に取り残された人達がてんでのポーズでこの写真にキャッチされた状態だ。

ー駅の外に届いた夕暮れの薄赤い色が、中のホールにまで今ひとつ延びて来てないが〜
でも左の写真を見ると少しばかりその気配の色が、床面に流れ来ているのが分かる・・ー

ここは’〜成城学園前駅CORTY２階から

バスが走る街

家から何処かへ出かける時に利用するバスは、私鉄の小田急線と京王線を繋いでいる〜
調布駅南口から成城学園前駅北口までの間を走行する、小田急の路線バスなのです。

バスは走って街と街をつないでゆく〜
バスは住宅街の中を川のようにくねる道を走る、
バスは幾つもの街角を、左に右にと何度も曲がる、
バスは邪魔な電柱のギリギリ細道を、緊張の顔で走る、
バスは広い道に抜け出ると、フッと安堵のため息を吐く、
バスは沿道で消えてしまった家も、出現した家も知っている、
バスは感じる、春〜夏〜秋〜冬と移り変わるデリケートを、
バスは商店街を走る時、Shopの窓に次々映る己の姿を楽しむ、
バスはつないでゆく、街から街へと走って〜

回送バスの事〜日々運行するバスでも、停留場に並ぶ人達を置き去りにしてゆく回送バス。
散々待たされて見えたと思ったら回送バスでスルーされ、裏切られた傷は積もって大きい。

ー回送の二文字を見せただけでスルーされたお年寄りや子供達のガッカリ顔を知っているのか、それが少々待たされた時や、暑い日寒い日、雨の中ではガッカリ度はグンと倍増する・・何とかならないのかと思う今日この頃なのだ・・ー

ここは’〜成城学園前駅北口へと向うバスの中で、成城２番を走行中です

夜中にゆく近所の西友

夜の１０時半を過ぎた頃に近所のSEIYUに買物に行く〜
２４時間営業のスーパーだから何も慌てる事も無いけれど、
ゆるくカーブする通りを、後方から来るバスが赤いランプを灯して・・
道幅いっぱいに大きな図体を揺らして迫って来るのだ！！

まあごく普通の街を歩く夜の風景なのだが、昼の時間から副交感神経に切り替わっている人間の気持ちは、緊張もゆるくなって被害者意識を受け易い状態の時間帯にある。

何とかかんとか言っても神経よりも食欲の方が重要だから明日の食料をトボトボ買いに来たのだ〜トボトボの表現はちょっと違うかな・・季節の野菜なり魚肉を含めた食料品などをあれこれ見て廻ってーPBブランドのカップ麺が安い／豚のブロック塊がお買い得だーと見付けては買物する事が大好きなのだから。

自宅からSEIYUまではバス停にして、一つの距離しかないから５〜６分でゆける。
今夜は寒くも無いし暑くもない雨も降らず強風も吹かない、土管のような夜だ〜？？？（意味不明かな）

ー星も見えない暗い夜の道沿いにズラリと並んだマンションは〜ただ明かりの窓を幾つか点在させた壁のように直立して、ふくらんだ買物袋を手に家へと戻る私を眼下に見送っているー

ここは’〜調布市入間町−１丁目

天使がのぞく小庭

TOKYOには桜の開花宣言があったばかりなのに〜
花冷え現象なんだろうか、朝晩の気温は低く・・
空からは片栗粉のような雪が舞ったりした！！

craft /salon[ teto'te ]Seijo駐車場の小庭を見ると〜
冷たい風が木々を揺らしても、地上には春の花がちゃんと季節を呼び寄せている。

ひょろりと細い枝は伸びても実が成らないオリーブの木を別にして、昨年の暮れにポストの横に植えたハボタンは中心がスルスルのびて、黄色い菜の花に変身している。

大株に成長したゼラニウムは強い花で、冬の時期も枯れずに緑を保ち続けて、今年も早々にピンクと白の花を咲かせているし、隣りには可憐なフリージャーもある。

マーガレットも株が育って咲いているが、他にはパンジーのブルー、白、オレンジ、黄色とシクラメンの赤も見える、クリスマスローズの紫色は地面を向いて咲いている。

ー[ teto'te ]に来るお客さんから，つい最近の事なのですが〜
うす紫色のスミレを頂いて地面に植えた、育つだろうか少々心配・・ー

ここは’〜成城８丁目バス停前[ teto'te ]駐車場です

青森の南部せんべい

先日の事、八戸（青森）に帰省した知人が〜
南部せんべいをお土産に買って来てくれた、
個人的に思い出の沢山つまった味であり・・
それは、とても懐かしい煎餅なのだ！！

私の母は函館の出身でも青森に四五人の姉妹が居たから、その家族が夏休みになると子連れで次々と入れ替わりで上京する事もあり、特産品のスルメや昆布、リンゴや煎餅を、その度に土産にと持参したのだった。

子供の頃に住んでいた根津の家には常時、この紙筒箱と竹で編んだ手付きのリンゴ篭が部屋のどこかに、必ず置かれてあった事を今もはっきりと覚えている。

今回お土産に頂いた紙筒箱には、胡麻を一面にまぶした塩風味と〜
砕いて香ばしいピーナッツの少し甘い味の南部せんべい・・２種類が入ってあった。

ー南部せんべいの由来は〜その昔にお腹をすかせたお殿様が来た時に、
とっさに蕎麦粉を練って火にかけ、胡麻をふって食べさせたらば・・・
素朴な味を大変気に入られたそうな。
今は小麦粉で焼かれて種類も色々とあるものの、その独特な風味は変わらず残されているー

薬を下さい’

１ヶ月ぶりにW町クリニックへと行って来た〜
待たされるのが、大の苦手だから、午前中の混雑を避けて・・
午後２時半から始まる診察時間に訪問した！！

「薬を下さい・・」と受付で保健書を提出した〜
診察は受けなくても、薬だけ下さい’と言ったのだが「お呼びしますから、お待ち下さい・・」との返事で、結局は壁際のソファーに寄りかかりながら待たされる事になった。

バス通りに面した右の入口から次々とやって来る人は〜バアさんバアさん、ジイさんバアさん、幼児とママさん、バアさんジイさん、主婦、医薬品納入業者、主婦、女学生、サラリーマン・・達が来ては受付の人とやりとりする様子を、約１時間ばかり少々イラツキながらも観察してしまった。

薬を下さい’と静かに念じても何の効果も無く待たされたが、名前を呼ばれて診察室に入ると顔なじみの女医さんから最近の体調を聴かれたり、また会話による問診と血圧検査を受けながら徐々にイラついていた気持ちが解きほぐされたのだった。

ー横並びにある薬剤局に寄って，今回も同じ量の薬を受け取った〜
昔は美人さんだったと思われる薬剤師の先生からは、今回からの半分に割ったコレステロール値を下げる薬を、自分も使った事があるからと、優しく話しをされた・・ー

ここは’〜調布市若葉町２丁目・・

早春の路地から

春は駅前から離れたこの街の路地に訪れていた〜
今年になってウルトラマン商店街に何度も来ているけれど・・
賑わう銀行やスーパーのあるメインストリートを行き来するだけで、
途中の横道に秘っそりと息づく路地を忘れていた！！

世の中では不況不況と言われて閉店する商店が多くあるけれども〜
今日来たこの路地へと入る辺りでは新規にOPENしたレストラン、ブティツク、飲食店などが数店あったりしたのは・・新旧のチェンジ期なのかも知れない。

この路地には多くの植物が枝葉を拡げていて、花もある和みの景色を見せている。
商店街の裏側でもある路地の両サイドには、鉄階段などがある３〜４階建てのアパートが並んでおり、更に奥へとゆくと小田急線の高架橋のコンクリート壁が立ち塞がる突き当たりになっている。

ー偶然とはあるもので・・写真には路地を出た所に車イスが行くのを捉えている〜
「teto'te」成城に来る近所に住む母娘のお客さんなのだが、こんな場で会うとは・・
昨年に倒れた母親を、こんな遠くまで車イスを押して来ていたのだ・・ー

ここは’〜祖師谷大蔵のウルトラマン商店街で

ミモザの庭

ミモザの花が街に春を呼んだのか〜
橋の上から眺める川辺のアチコチに春色の・・
菜の花の黄色とダイコンの花の紫が点在していた！！

観世音堂前から渡る大石橋の下には、白鷺が一羽この写真を見る 水中に黄色の足で立ち、上流に向って嘴を差し入れる姿が見られた・・。

祖師ケ谷へと右にゆるくカーブする丘の道をのぼると、それぞれ個性のある住宅が〜
庭付きで行儀良く建っている場所で、迷わずに予定通りに出られた。

ミモザの花を捜しに来たのではないが、やはりミモザの花を庭に咲かせた住宅がそこにはあった。この辺りは昨年の夏過ぎ頃にたまたま通りかかったら、庭木に鮮やかな色をした鳥達がいた場所であり、その鳥はインコで約１００数羽の大群だったのだ。

最近はニュースでも取りあげられているが、ペットで飼われていた小動物や鳥類が無責任な飼い主に捨てられ、野生化して群れをつくり問題視されているそうだ。

ー自宅の近くにもミモザのある家が２軒あったが、今年は咲かない〜
何故なら、１軒は駐車場、もう１軒は玄関横に美事に植わっていたのに・・
どちらも成長し過ぎたのが原因で、昨年に撤去されてしまったから・・ー

ここは’〜世田谷区祖師ケ谷４あたり

ミモザの春

春の三月だと云うのに〜
昼過ぎにわずかばかりの薄日が差しただけで・・
一日中風も吹かず、のっぺりと無表情な曇り空が、
街の上空を覆っていた！！

川に向って家を出て２本のバス通りを横切ってゆき〜TSUTAYA＆デニーズ裏の駐車場を過ぎると、成城でも駅から一番離れたそこは静かな住宅地域となる。

いよいよ川へと近づいた雑木林の手前で、この写真に見るミモザの花が咲く〜
民間アパートの二階屋が視界に入って来たのだった。

ミモザの花名はフランス映画やシャンソンで知っていたが、実際に手に触れたは昭和の終り頃に花束を求めて買いに入った、銀座ソニービルの裏通りにある花屋でだった。

ーマルク・シャガールの絵にも描かれているミモザは、曇り空の下でも明るく目立つ〜
成長の早い花木で、その華やかで暖かな色彩が春を招くと云われている・・ー

ここは’〜世田谷区成城９丁目

ミニ雪国

アダモの「雪は降る」のフレーズが〜
久しぶりに浮かんで来た・・・
この我が街あたりに降る雪の景色は、
そんな詩的では無いのだけれども！！

この日は朝から寒く、猫の空ちゃんがソファーで丸くなったまま起き出して来ないから、声をかけるとブスッと向きを変えると、頭も尾っぽも抱えて団子虫になった。

朝食後からしばらくして冷雨から徐々に白い雪に変化をすると，昼頃にはドンドン止まずに降り続くから、２階の窓から成城の街へと眺める視線の先には、ミニ雪国の景色が出現した・・。

斜めに降る雪の中を小さな傘がこちらに向って近づいて来ると、先日craft salon「te to' te」seijo'に来たナースだった、コンビニに買物に出た帰りなのだろうか、脇目もふらず足早にその姿は医院に向って段々小さくなって行った。

ーこの天候に左右されて、バス通りを走る車の数は激減して静かだった〜
やがて東京の雪は３時過ぎには降り止んで、積もる事は無かったのだ・・ー

（場所）自宅から成城・・