もう幾年月の間に何百回とこの風景を見た事だろう〜
JR新宿駅の８番線ホームで西に向って立っていると，黒く陰った屋根の間から〜
３月の日差しが想像以上に強烈に射し込んで来て目に痛みを覚える・・。
ランチタイムを過ぎたばかりの午後の早い時間の新宿上空は青く晴れていて・・
高層ビル群の頭上を千切れた白い雲の幾つかが浮んでは流れてゆく〜。
駅西側の見慣れたビル風景の中でも京王デパートと京王プラザホテルは判断出来ても〜
その他の林立するビルの名前を知らない。
ガラス細工のようなシースルーのビルは、てっぺんに向ってシャープに尖る形状で・・
白い絆創膏をバチバチと貼付けたようなユニークな表情をしている。
でもその上部の高所にクレーンが乗っているから、未だ完成した訳ではなくて〜
建設工事が続けられて現在進行中なのだろう・・。
ー軽快なテンポの電子ミュージックがマイクからホームに流れて反響する〜
中野方面からレール伝いに東京駅行きの車体が現れて新宿駅構内に入って来た。
徐々にその姿が大きく接近してくると、鉄くさい風を連れてホームに停まったー
【場所】新宿駅南口下ホーム・・・
２月も中旬を過ぎた事もあり、暖かさが日一日と寒暖計の目盛りを上昇させている。
新宿からの携帯メールが届いて、成城駅上の三省堂書店で待ち合わせる。
日暮れがスタートしたばかりの成城の街筋を自転車で走ってゆくと〜
表の通りから裏の細道へと道を渡って過ぎるごとに、日暮れの影も深まりを見せて・・
切る風の冷たさも増したりと、春には未だ間がある事を実感させられた。
駅前は駐輪禁止で何処にも停められず、手前の郵便局横に置いてから〜
駅北口に設置されてあるエレベーターで駅ビル[CORTY]２階へと上がった。
戸が開くとそこはもう三省堂のスペースで、書店内を一巡しても待ち人は見当たらず〜
どうやら先に着いたようで・・雑誌を１・２冊めくって立ち読みする。
この２階フロアーからはバスロータリーのある駅西口へと向う書店横の通路があり、
ガラス壁に沿って、座り読みが出来る座席が何脚か並べられてある。
ーMac Fanを少し立ち読みしたところで、駅からエスカレーターで上がって来たカミさんと合流した。
この時間帯は他にも母と娘、女友達同志、男女のカップルが待ち合せをしていた。
その人達から３階のラウンジで食事する店を選ぶ等、あれこれの会話が聴こえてくるー
【場所】小田急線、成城駅２Fフロア〜
南口から改札を抜けると山手線のガード下に出る。
そこは日が射し込まずに煙草の臭いがいつも漂う、薄暗がりの場所だ・・。
このガード下は東から西へと抜ける道でもあり、向い側には１００円Shopや〜
宝くじ売り場があったりする場所で、ガードはここから北へと向うと雑多に賑わう・・
アメ横街のディープな奥地から、東北の玄関口としての上野駅までも延長して行く。
この界隈はガード下に魅力を感じる多くの愛好家には堪らない聖地と言えなくも無い！！
自分ではこの南口を、勝手にアキバ寄り出口と思い込んでいて〜
人にも御徒町のアキバ寄り出口と伝えていた〜間違いではないのですが・・。
ー頭上にちゃんと南口と書かれた所に、姉妹らしい老婦人が並んで立っている・・
今では古くなった赤電話がこれも兄弟か姉妹なのか？？仲良く並んでいる・・ー
【場所】オカチマチ駅ミナミ口
小田急線から来て、駅南口の連絡フロアから中央線の８番線ホームに降りると・・
頭上のRail Way Watchが２時４２分を指していた。
電車の到着を待つホームでは、携帯で話しながらホームを行き来する人達〜
キオスクで菓子や雑誌などを買い物する人、手旗を丸めて持ちレールを点検して歩く駅員。
やがて中野方面から走って来た電車が、それまで見渡せていた山手線側のホームを〜
遮断してその巨体を震わせてギィィ〜プシュウ〜ハァッの音を吐き出すと停車した。
我れ先にと乗り込んでみると、待ち時間が少々あって、ホームの人が皆収納されても〜
ドアは開いたままで閉らずに、取り残されたキオスクだけが見えている。
東京駅へと向って走り始めた中央線車内では、三角形の黒い吊り革が並んでゆれる〜
未だNewな車輌でもあり、新鮮な印象を感じた。
代々木駅を過ぎて左へ大きくカーブすると、車窓に新宿御苑の冬の木立が流れて映った。
ー友人の息子が中央線の運転手をしていて、昨年は仲間３人で家に来てくれた。
彼の電車に乗りたく毎回のように、新宿で先頭の運転席を確かめるのだが残念な事に〜
ホームからは薄いシルエットでしか姿は見えず曖昧で・・今年は是非にと願っているー
【場所】新宿駅中央線ホーム・・
ビル街の日暮れを待つ事もなく、早々に駅横のガード下の小店では夜の灯りがともる・・。
昼間のガード下の明りは暗がりを照らす、機能的な役目であって、一歩外へと踏み出せば太陽の輝きがある。
今夜の大きな闇に向って、小さく咲き始めたガード下の明りには、やき鳥・もつ焼きの文字が浮ぶ・・。
JR山手線下のこの場所には第二京浜の道が通っていて、車輌の通過量が多く、事故が多発するガード下でもある。
そこで事故予防のこの写真を見る 表示が、車でくぐる頭上に最徐行／車高制限３.８mとの注意書きが、ガード橋の手前に掲げる為だけのガードがある。
ーつい数年前まではここから100m行った目黒川に架かる大崎橋辺りに〜
屋台の店々が毎夜出ていて、川面に提灯の灯りが映って揺れていた・・
今はその辺りはすべて撤去され、大きなビルが建っている・・ー
【場所】JR五反田駅横のガード下
壁に掛けた２００８年のカレンダーもやっと見慣れて来た〜
今週から各方面では本格的な仕事がスタートを始めている・・。
新宿から山手線で五反田へと走る車窓から眺める途中の街〜
代々木、原宿、渋谷、恵比寿、目黒の、流れ去る沿線景色からも・・・
世の中の新しい始まりの鼓動が、見え・・聴こえ・・伝わってくる。
五反田駅では昨年からの工事が、相変わらずに続行されている。
いつもは駅西口へと出るのが、今日は東口から駅前に出る事にして改札を通過した。
すると隣接してあった旅行案内所、レストラン、酒場、花屋、よく立ち寄ったCafe'Shop等が全て撤去されて無くなり、周囲全体を工事用フェンスが大きくカバーしていた。
殺風景なフェンス横から東急ストア・東急池上線へ渡るガード下の暗がりを西へ抜け出る。
「TOC」東京卸売りセンターへと巡回する、専用のシャトルバスは未だ姿を見せず〜
次々と駅から出て来た人達が列を作って並んでいる。
春〜秋と暖かい季節に、大きな枝葉で日陰を作るプラタナスの街路樹が・・
この季節には、ビルから落下したヤモリの如く、黒くねじれた裸身をさらしている。
ー見上げるその向うに東京の風景の中でも、好きな眺めの池上線の駅舎が〜
今年も依然と昭和のシンボルのように懐かしく映っているー
【場所】JR五反田駅〜
Tokyoメトロ丸ノ内線の四谷駅ホームは青空の下にある〜
上智大学のテニスコートが手前にあって、その右手にパーンするとホテルオータニの特徴ある曲線をもった白亜の建物の形が見えている。
Tokyoの地下鉄駅でホームが外にある他の駅を知らない・・車体が地下内部から外部へと姿を現す箇所は後楽園・お茶の水・渋谷と幾つかありますが・・。
■日本の地下鉄は開業８０周年を迎えた〜
日本ばかりかアジアに於いても初めての地下鉄が誕生した歴史は・・・
１９２７年１２月「上野〜浅草」間に開通した事に始まっているのです。
地下鉄博物館（東西線の葛西）で開業当時の世相及び地下鉄の歩みの資料映像など〜
現在開催中の記念展で知る事が出来ます・・地下鉄博物館
■SFメトロカード（パスネット）が、１月１０（木）で発売が中止される。
このカードを永年にわたり使い親しんで来たが、ICカード乗車券の「PASMO」の普及に伴い３月１４（金）で利用が全面的に停止される予定になっている。
丸ノ内線が四谷駅を出発すると、新宿通りの真下を通る為に、左へとカーブして・・
車体は大きく揺れるこの写真を見る
乗客の身体も吊り革と同調して大きく揺れる。
ー地下鉄博物館（メトロ文化財団）電話０３−３８７８−５０１１
東西線「葛西駅」高架下 江戸川区東葛西６−３−１（月曜・祝日休館）ー
【場所】丸ノ内線四谷駅ホーム
AKIBAで買った宝くじを胸ポケットに仕舞い、スイカで駅の改札口を通って中に入った。
長いエスカレーターで直接に総武線ホームに上がる。
新宿寄りに少しホームを歩くと、山手線ホームに下りる連絡階段の場所に出た・・。
上と下のホームからの人が途切れた、わずかな夕暮れ時の駅内風景に・・アトムがいた！！
ロボット界のヒーロー「鉄腕アトム」が電飾看板の中で可愛く眠っている〜
いやそれとも光の中で目覚めるところかも知れない。
【TDU東京電機大学】・・と右下に描かれた文字を見つけた。
今年の九月で創立100周年を迎えた、神田小川町の歴史ある学校の広告と判明する。
その昔に私の父が、秋田から上京して十代の頃に通った学校だった〜
根津の知り合いの家に寄宿して、電車賃の節約に往復とも殆ど歩いて通ったと聞いた。
電気的な事は得意で・・乾電池を幾つか箱に収め両端からコードを出してつなぎ・・
銀の盃の内側に金メッキするなど・・簡単にやっていた。
金メッキ液も自作（純金を硫酸＋硝酸の混合液に浸し、バーナーで炙り液化させる）
金属を洗浄する為に青酸カリの壜が、密かに棚の奥に隠されていたのを知っていた。
ーそんな父が逝って１０年が過ぎた〜父は絶対に目覚めたりはしない・・・
この時代になって鉄腕アトムに新しいロボット仲間が次々と誕生している、
これからはロボットが新しい世の中を創造する重要な地位を占めるのだろうかー
【場所】JR秋葉原駅総武線ホーム階段で
小田急線下北沢駅ホーム、新宿方面行き乗り場の情景〜
写真画面で右への階段を上がれば、すぐに改札口の場所に出られる。
改札を抜けると左右へと別れ、階段から外へ下りると、南北の駅前商店街がそこにある。
また左への階段を上がって行くと、少し窮屈で複雑な通路の先に、京王井の頭線ホームにゆく事が出来る。ホームの西端へと歩いて外に出ると、その道が鎌倉通り・・。
普段は反対側のホームを意識する事も無く、自分が乗る電車の来る事ばかりに気を取られている。誰でもがそんな状態でホームに居るのではないかと思える・・。
ーもう直ぐに今日の日は暮れて、通勤客が戻って来る時間が始まる・・
そのラッシュ時にはこのホームに人が溢れて埋まり、身動きが出来なくなる〜
今のこの間延びしたホームの様子が、何かとても貴重な時間なのかな・・ー
【場所】下北沢駅ホーム
日本の中心地・・Tokyoのアンダーグランドを疾走する東京メトロ〜
表参道駅構内で、千代田線・銀座線・半蔵門線の各ラインが交差して乗り換える・・
その地下フロアーのスペースに展開される店々の総称がエチカ・・「Echika」
ホームに電車が到着すると同時に、各ラインからエスカレーターを上下して人の波がこのフロアーに揉まれあいながら流れてくる。 そして圧迫された風が発生して女性達の髪の毛を逆立て・・スカートの裾を捲るなどの悪戯をする。
そんな風が吹き抜けるフロアー横に、ベーグルの専門店があって客の姿が立ち並ぶ。
乗り換えの為に急ぎ足で通る所のガラス壁にOMO OMO OMOの白文字が描かれている。
【OMO KINOKUNIYA】オモ キノクニヤの店で入ると、おにぎり・お弁当・パンやデリお惣菜などと〜パーティー用なのかワインからシャンパン等もあり、プレゼント用にラッピングされた商品なども棚に陳列されてあった。
青山通りにあるスーパー「紀ノ国屋」をコンパクトにした、フードストアとしてこの場所を行き来する、女性達の足を立ち停めさせているようだ・・・
さらに最近では赤坂見附駅ビルに２号店が出来ている。
ー以前のこの場所には、キオスクの売店＆自販機・・何かの食品販売店があった〜
売店横で勤め人が、新聞を拡げたり、電話をしたり缶ジュースなど飲む姿があった。
現在は千代田線ホームにキオスク売店＆自販機などがある・・ー
【場所】東京メトロ表参道駅地下フロアー
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