【粕谷村地蔵尊】
◆元禄時代の住民が難病や飢饉に苦しんで〜近隣の善男善女が心身の安らぎを求め、地蔵尊に祈願したとある。
近年は交通安全に訪れて、参拝する人達が多いと記されてあった。◆
何本もの道筋が 交差する街角で 歴史を感じる 御堂に出会った。
＊
千歳烏山 芦花公園 祖師谷大蔵の 各駅前へと 向う道であり
廻り沢通り 千歳通りから 環状八号線の 大通りにゆく ラインでもある
その中央に 一段高く 真空地帯の如き 場所に位置している
昔も今も 生活道路として 重要な ポイントなのは 間違いなく
世の中の 安全と平和を 見守り続ける この地蔵尊！！
＊ ＊ ＊
ここからどの道を行こうかと思う眼の前を〜耳にケイタイを当て片手ハンドルの女性が・・笑顔で運転する車が颯爽と走り去って行った・・。
＊
危険だと自覚の無い人間が、当り前の顔をして〜年々とスタイリッシュとなる車に乗って街中を走行するから・・事故が無くなる事は無いだろう・・残念ながら。
寄り道をして 島田製粉所で 麦小梅を買った
それは昔から 日本各地にある 麦粉菓子であり
素朴なその味が 懐かしくもあり 気に入っている
製粉所前の 自販機で 売っているのを 昨年知り
この土地にも 親しみを覚え 再三訪れている！！
＊ ＊ ＊
麦小梅を数袋と・・毎朝ヨーグルトに入れて食べる黄な粉も買った〜横のボード板には、本日の筍（自家掘りタケノコ）売り切れとあった。
＊
製粉工場前の台の上に、オート三輪（ダットサン）が展示の状態で置いてある〜このタイプは昭和の中頃迄に活躍した車であり・・ボディーに大根屋島田の文字があった・・。
◆今回は廻り沢通りを越えて、千歳通りから入って来ると〜方向感覚が狂ってしまい？？知っている道なのに、迷ってしまった。竹林を確認が出来たから・・やっと島田製粉所に到着したのだった◆【世田谷区千歳台-２】
徳富蘆花 旧宅の庭と母屋【世田谷区粕谷-１】
恒春園の庭内及び周辺は、昔の武蔵野の面影を濃縮したかたちで〜
現在もこの地に、当時の雰囲気そのままに伝え残している。
＊
徳富蘆花は明治・大正時代に活躍した文豪で、著作やその生き方は・・
日本の知識人達に、多大な影響を与えたと言える！！
＊ ＊ ＊
ー彼は東京から来て、小川も流れる草深きローカルなこの土地を愛し、文字どおり晴耕雨読の生活を楽しんだ。今ここから約百メートル先の環八で疾走する車列の現状を、知る筈も無いのですー
1907年、東京の青山から当地に引っ越し「恒春園」と命名して生活をはじめた。
1927年、徳富蘆花が死亡。その後に夫人から土地一切を東京市に寄付される。
1938年、公園として一般に開園す。以降は整備されて・・現在に至る。
現在は【都立公園】として、財団法人-東京都公園協会が管理している・・。
◆上記の略歴は、幾つかの文献を参考にして〜私的にまとめ簡潔に作成している◆
ー古い街道沿いで見つけたレトロな「丸美ストアー」は昭和の時代をそのままに〜
古色を帯びたアーケードの屋根の下に数十軒の商店を集めていた・・ー
昭和の時代には 私鉄沿線の 各駅の前や 周辺においては〜
◯△市場や □◯横丁などの 商店が集まる アーケード街があった。
＊
アーケードの傘下に 酒屋・肉屋 八百屋・魚屋 豆腐店・花屋・・・
地元の人達が 朝・昼・晩と 毎日のように 買物していた 場所であり
主婦は 肉魚豆腐酒米ネギ・・を 買物カゴに入れ 食卓に！！
＊ ＊ ＊
芦花公園駅に来たから、評判のラーメン店を見付けようと古い街道を進む〜この辺りではとの予想がバッチリ当たって・・「丸美ストアー」入口角に「アイバンラーメン」はあった。
＊
経営者が外国人シェフで、洋食スープ（フレンチ味）が美味しいと、列ができるそうだ。
少しの間に数人が通りかかって、見てゆくボードには・・本日５時よりOPENとあった。
◆この日は残念ながら、丸美ストアーでは半数の商店が店を閉じており〜通過する人は居ても、買物客の姿は見えなかった・・◆【芦花公園駅近くの旧街道の辺り】
街道の風景を 彩る 新緑の 効果からか
この交差点に 登場した 老若男女の 夫々が
信号で 車列が 途切れた この瞬間に・・
軽快な 動きの フットワークで 映っている！！
＊ ＊ ＊
ー甲州街道は、都心部の新宿方向から笹塚〜八幡山とやって来て・・
すぐ手前の環八を越えると、ここに到達するのですー
街道を両側から包み込むようなケヤキ並木は〜マンションの6＆7階の高さもあるノッポで・・このシーズンは若緑のトンネルを形成している。
＊
芦花公園駅（京王線）から街道へとやって来た人達が〜この信号の所から渡ってゆく先は北烏山か・・もしくは上高井戸などの境界となる地域の筈だ。
◆環八通りを北へ向って、山田デンキに行きたかったが・・今回は無理・・◆
【甲州街道-芦花公園駅入口の信号】
◆気が付けば、この駅に来たのはかなり以前の事だった。駅の南側はロータリー等の建設途中なのかと思える様子であり・・未だNewなその造りは、全く記憶には無い街並だった◆
ー踏切りマニアから見た、芦花公園駅の踏切りは〜どこか懐かしく愛すべき景色をしていたー
駅を中心として 線路を 南北に渡る 商店街がある
ケンケンケーンと 踏切り辺りが 急に 慌ただしくなる
目の前に 新宿からの 電車が ゴォーガタゴン 登場する
乗客の顔が 確認できる 近さで 街の人達は 待つ・・
この先を 甲州街道へ 抜けゆく 車にも 震動が伝わる
踏切りでの 時間は 皆に 公平に 流れる！！
＊ ＊ ＊
以前に立ち寄った洋菓子店が〜踏切りを渡った所に・・そのままの姿であった。
＊
不動産屋、本屋、中華店、クリーニング店と軒を接する商店街から〜
その先の旧街道へと向う・・。【京王線、芦花公園駅の踏切り】
不動坂は 成城界隈に
幾つかある 坂の中でも
勾配の 急な事で 知られる
坂なのです。
＊
この坂を 宅配便が 箱型の 車体を揺らして 下りて来るのが
危な気であり 坂下めがけ コロガリ落下する 幻覚が一瞬 浮かぶ！！
＊ ＊ ＊
ー・・坂は 上るのも 下るのも 体力を 消耗する・・ー
不動坂は成城四丁目の坂上から〜急斜面をZ型にジグザグと2度曲折しておりてくる・・
変化のある坂なので、注意が必要となる坂なのです。
＊
この不動坂をあがるのは大変であり〜この日も限界まで上って来た数人の男女が・・
さらに坂上を目指して自転車を押してゆく姿があった。
◆この坂の名前になっている、喜多見不動尊が〜坂の途中の崖で樹間に埋まるようにしてある・・そして脇と云うか上の方を小田急線が駆けぬけてゆく・・◆【世田谷区成城４丁目】
枝先で 新緑がけぶる 雑木林に来ると
木々の間に 混在する桜が 楚々と咲いていた。
＊
ベタつかない キレイさで 空気が 清々しかった
観世音堂から 坂をあがった 丘の 公園で・・
親子二人が サッカーボールで 遊んでいた！！
＊ ＊ ＊
◆桜は咲く姿も良いけれど〜春風に舞いちる様子が・・これまた風情ある場面として心に残る事がある◆
雑木林から川沿いの遊歩道へと下る小径にも、桜は咲いていた。
＊
かなり以前の春の頃に〜多摩川上流にある、羽村の堰（東京都民の水道源であり、桜の名所）で釣りをしていた事があった・・。
＊
その時に数百本はある土手の桜が、上流からの春風に舞い散った。一瞬にして川面も対岸も見えなくなり〜花びらの世界に埋まる夢幻のような恐怖の中で・・ヤマメ・オイカワ・ハヤを追って竿を振った。
【世田谷区成城９、みんなの森】
＊ ＊ ＊
ここに来て 橋の上から 川に 身をのり出すと〜
眼に映るのは 浅瀬で 自然に咲いた 菜の花が
黄色い 帯となって 流れのままに 下流へと・・！！
＊ ＊ ＊
まるで東京の郊外か、地方都市の風情を感じる・・この辺り。
＊
この場所は成城七丁目から同じ世田谷区内の〜祖師谷四丁目へと通じる大石橋の上で・・
仙川の流れに架かる橋からの眺めなのです。
＊
田舎町の村役場とかの裏手にあっても可笑しくない〜そんな川辺の春景色の中で・・
桜は流れに被さるようにして咲いていた。
◆写真に映ってない左岸が変化している。畑もあった草地の所に昨年の暮れから工事が始まり〜７・８棟の建て売りがボボボと出来て・・完成寸前となっているのです◆
「世田谷区成城＆祖師谷の境界の橋】
春の日 この街の 染物屋さんは〜
満開の 桜色に 染まっていた。
＊
成城から 来た道は 染物屋の角で
二股に 分岐するが ここ祖師谷の 辺りは
南へ行くと 閑静な 住宅地の 砧の街となる。
＊
北へ進んで 次の角から 向い側に渡ると・・・
ウルトラマン商店街と なるのです！！
＊ ＊ ＊
北へゆく道を選ぶと、三角な地形に建つ図書館がすぐ近くに見えてくる。道を渡ってゆくと、何か静かだと思ったら・・運の悪い事に臨時の休館日だったのだ。
＊
正面の脇に返却ポストがあるから〜持参した５冊を投入すると・・落下する空虚な音がザザザとした。
◆本は重いから、返本したリックは気が抜けたように軽くなった。次の角からウルトラマン商店街に潜入すると・・往来する人が急に増えた・・◆
【世田谷区祖師谷三丁目の辺り】
最近のコメント