小田急線が成城から喜多見駅へとゆく途中あたりで〜車窓から覗く下方に流れる川をあっと云う間もなく越えるけれど・・この川は上流の草深い深大寺の近くを通って、長閑に蛇行してくる野川なのです！！
小田急線高架橋と野川の光景は、三日前の喜多見の街からの帰りに撮っている。
午前10時で33度の夏日に戻った日であり〜対岸の成城地区に建つ家々をこちら側から眺めると・・直射する日差しから逃れてクーラーの室内に居るのか、住人の気配は殆ど見えなかった。
家々が建ち並ぶ背後にこんもりと樹木の茂る成城の高台が見えているが〜それは国分寺崖線であり東京の西の郊外から・・野川の流れと付かず離れず共にこの地域に来ているのです。
◆野川の両側には桜の遊歩道が何処までも延びている〜ウォーキングする人達は真剣な表情ですれ違うけれど・・犬と散歩の人達は足どりも楽に日照りの岸辺をゆく・・◆
【成城〜喜多見の境界を流れる野川の岸辺】
【京王線、仙川駅南口のロータリーで】
この日東京の最高気温がやっと30度になった九月中旬の午後に・・途中で幾つかの用事を済ませたり、寄り道をして、仙川駅前に来たのだった。
以前の駅を知る人達には〜現在の駅前を予想する事は出来なかっただろうと思う。
10年前は単なる田舎くさい駅で、夜は暗かったこの辺りに〜春は桜の花が咲く樹があったが、その桜の周りに円形ベンチなどが置かれて・・人々が休んだり腰かける緑陰となって存在している。
また甲州街道から駅前へと来るダイレクトな新道が出来た事で〜道沿いに幾つものビルが建ってCafe'＆レストラン＆雑貨店や各種の飲食店などが・・賑やかに出店して人の流れが大きく変化している・・。
◆この駅前に来ると必ず寄っていた老舗の本屋が2年前に閉店して〜
その場所に今はTSUTAYAが出店しているし、店前はバス停留所となっている◆
車がぶんぶん飛んでゆくと言う表現は、この辺りの甲州街道を走行するトラック・ダンプ・タクシー・乗用車各種などの現状を眼のあたりにすると・・なるほどと納得ができる。
仙川駅入口の表記がある信号で待っている人達はすぐ横から〜街道の向う側へと渡ってゆける歩道橋がある事を知りながら・・誰も昇ってゆこうとせずに信号の変わるのを待っている。
歩道橋を渡って下りれば右角にセブンイレブンがあって・・左角には大きなガソリンスタンドのあるのがこの写真に映っている。
信号が青になると同時に堰を切ったような人波が〜道路の白線を踏んで我れ先にと街道を渡ってゆく・・。
◆向い側にはバスの発着場があって〜中央高速道下を通って三鷹＆吉祥寺駅にと・・連絡できるラインが走っている◆
ー調布市、仙川駅近くの甲州街道ー
【京王線ー仙川駅からすぐ・・】
橋の石柱に「せんがわばし」と彫られてある・・
駅のスグ横にある小さな石の橋
古くからの商店街に訪れる人達が渡る橋
人の往来が頻繁で立ち停まってはいられない橋
ホームで待つ乗客の姿が真下に見える橋
新宿〜府中をつなぐ四本のレールを跨ぐ橋
４時30分の西の街並はかげりを見せ、東は昼の気配が未だ残る橋
足裏に京王線電車の震動が聴こえる橋
商店街の雑多な音がワーンと真近に届く橋
◆この橋から5分もかからない所のパン屋に来たけれど〜
タイミングが悪く定休日で、シャツターが閉っていて残念だった・・・
旨いパンが食べたいと、つぶやきながら・・橋を渡った・・◆
【中央線ーお茶の水駅の景色】
新宿から中央線に乗車すると次は代々木駅〜■お茶の水橋ー 水面まで距離のある渓谷の向い側に〜医科歯科大のビル群が見えると車体は減速しつつお茶の水橋下を潜って・・すんなり駅ホームに滑り込んでゆく。
■聖 橋ー 橋のアーチ構造が水面に映り、美事な輪となる風景が見られる。
先頭車輌はそのクラッシックな聖橋下をスルリと抜け出た所まで進んで停車するが〜総武線に乗り換える人達がいて・・電車が到着するたびにホームでは慌ただしい動きとなる・・。
■本郷台地ー 神田川を渡ってメトロ丸ノ内線が対岸へと侵入する川辺には〜ビリヤードや貸事務所などの集合する家々が昔から変わらずに建っている。 外濠通りで湯島聖堂の樹木がある塀沿いの道には・・相生坂の名前がある。
◆猛暑の影響で皇居の濠の水がケバイ緑色になったニュースを見たが〜神田川も緑色が濃いと感じた。 お茶の水の渓谷としての形状は、浮世絵に描かれた江戸時代の景観と、そんなに変わっていないのです・・◆
某TV局の「路線バスの旅」を好きで見ている。
いつも自宅から駅へと乗る路線バスでも〜旅の目線で見慣れた街並を揺られてゆけば・・日常とは違って街は旅景色と映るだろうか！！
旅のスタートの病院前バス停は、自販機が、ベンチが、置かれて屋根があるものの〜九月の陽射しはサイドスローの直球で・・
バスを待つ人達を容赦なく炙り焼きにする。
乗車したバスは商店街を、バス営業所を、神社前を〜そして四つ角のマンションから左折すると・・ 午後の日差しは遠慮なく車内を射ってくる。
乗客は右の席に片寄り〜車内は飛び散る反射光が眩しくて・・窓外の街景色を見ようにも、おぼろに映って後方へと過ぎ行くのだった。
横の席の二人の少女は市営プールで泳いだ帰りらしく〜首筋や肩が艶々の健康色に日焼けしている。
未だ未だ泳ぎ足りないのか会話が止まらない〜野川に架かる橋の手前で下車すると・・なぜか歩道でピョン々と跳ねていた。
ー小田急バス（成城学園前駅〜調布駅南口）ー
【狛江市、慈恵会医科大学付属第三病院】
これは昨日の事だった、朝から残尿感に悩まされた〜自宅から連絡してOKを取り、外来で初めて訪れて、適切な処置を受けて無事だった。
ビッグな病院だから院内の広さに不案内で迷ったり〜カード作成などの初期手続きにと窓口で時間を取られた。 自分は今回が初めてだったが・・義母の入院、義妹が通院していた事を知っていた。
何と我が体内に残尿が700mlもあった事で驚いた・・。 その処置の手順など殆ど痛みを感じなく楽だった〜スッキリと終了して先生と話すうちに・・偶然な事に通院するクリニックの「S」先生と今回の「U」先生が知り合いと判明して「宜しくと伝えて下さい・・」と云われ気分も楽になったのだった。
◆行きはカミさんの運転する車で病院の玄関まで送られ〜帰りは会計で30分、薬局で20分と、待たされてから・・路線バスで帰宅すると、４時少し前だった◆写真は八月の中旬過ぎの日で青空と入道雲の夏空が〜午後から急変して幾重にもなった雲の層が・・スポーツ選手の腹筋のように見えている。
左手の樹木は成城大キャンパスであり〜新宿の方向から来た小田急の先頭車輌がちょうど駅の地下ホームにと漕ぐってゆくところです・・。
成城駅周辺ではかなり以前から〜集まる不法駐輪が問題になっていた。
New駅となった２００６年から取り締まりが厳しくなって〜駅前駅裏の駐輪が減少して解決に向かった・・その結果がこの光景となって現れているのだろう。
◆駅近くの路上からは見る事が出来ないが、駅ビルの買物客の駐車場でもあり多層式の構成となっている。 右側の屋根付きは、多分月極とかの契約者のスペースなのでしょう・・◆
ー小田急線、成城学園前駅地下ホームの真上になるー
解体された建物はバスケットコートのある室内体育館だった。 練習する生徒達のランニング＆ジャンプするシューズの音〜床でバウンドするボールの小気味良い音の響きを・・外の小径を通りながら１０数年も耳にしていたのです・・。
川のこちら側から見ていると、何も知らずに橋からの小径を三人の男女がやって来た〜間もなく工事現場の騒音に少し慌てた様子で・・身を屈めると小走りになって木陰の道を先へと・・。
◆この日は図書館の日で、来る時に現場の横を通って知っていたのだった〜ー成城学園高校、体育館の工事現場ー
外部とを仕切るフェンス内には、日光浴にでも使ったのか寝椅子が放ってあり〜奥には筒状の燃料タンクが潜水艦のように置いてあるのだった。
瓦屋根の建物があるのは、プールへと連絡する脱衣所として使われているらしいけれど〜今年は猛暑で参加する子供達が集まらないのか・・樹木のしげる金網の向うからは、少人数の声しか聴こえては来ない・・。
夏草がこんなにも輝いているのに！！
◆夏は雑草が生き生きとして何と美しいのだろうかと〜
このプールの横で・・再確認をしたのだった・・◆
ー世田谷区成城の仙川沿いの小径でー
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