表参道駅で千代田線から地下鉄銀座線に乗り換えて席に座った。初冬でも車内は汗ばむほどで、終点までかなりの時間がかかる、携帯でメモを見ながら振動に身を任せるうち・・視線を感じて目が合った〜そして微笑みかけるその瞳に飲み込まれてしまった。
伊東美咲ーが広告フレームの中から私を見つめていた。
今年は電車男2chがヒットしてTV化されてマドンナ役で出演し、更に人気が出て磨きがかかり美しくなった彼女の微笑みが其処に有った。
イタリアの巨匠、フェリーニの映画の世界にも・・街なかの空き地に巨大な看板が立っていて、真っ赤な唇の仇なドレスの女の絵に、恋をした中年男の悲哀がアコーデオンの音の流れと共に詩的に描かれていた・・記憶がある。
ー電車の揺れで舌を咬むな’銀座・日本橋と過ぎて次は神田だっ’ー
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