[Rappo' Land blog]

ー終る6月朝夏日ーS谷公園

　　　

天気も良く、朝食後に自転車で家を出る〜
緑が濃い公園の丘の斜面を朝から強い日差しが降りそそいでいる・・。
草っぱらのゆるい高低差のスロープを吹く風は初夏の匂いを運んですべる〜
梅雨が未だ明けてないのに今日は爽やかな空気に満ちている。
春の時期にいっぱいの桜花を美事に咲かせて見せてくれた、ポトマックの桜の木が
幾層にも枝葉を繁らせた緑陰に自転車を停める。
小休止していると川沿いの道をウォーキングする人達が声をかけて過ぎてゆく〜。

草地に溢れる陽光の中を・・一台のママチャリがこちらに向かい走り込んで来た〜キャップを被った大柄な若母が補助席に赤子を乗せている〜
強い日差しから木陰の下に逃れて来たのだ・・。

ー草地に立つジーンズの腰がたくましく映る・・そして6月は本日で終わるー

「夏Saleハガキ投函」成城局

　

梅雨明けも近いのか今日は30度の夏日で・・暑い！
いよいよ夏のSALEの季節が到来〜他店からもDMが何通か送られて来ている。
「テトテ」成城 でも毎年恒例で・・楽しみに待っているお客様達が居ます。

クジ付きのカモメールで案内状を作成〜今回は客数を絞って100枚と数十枚をプリント〜絵柄は3種類を用意！
顧客名簿は「宛名職人Ver.5」から選出〜旧機のPerforma6310 & ColorStyleWriter2500で宛名ラベル用紙にプリント作成・・久し振りの両機がカタカタ作動する音は頼りなげだが〜まだまだ働いてくれる！
郵便局へ投函の道は近いのに日差しが強く往復で汗をかいた・・場所柄ここは有名人を見かける〜犬を連れた寅さんシリーズの監督さんや・・某女優さん等など・・。
ー郵便局通りを南へ行くと成城駅へと出る・・北へ少し行くと先細りに枝分かれして消滅する車泣かせの道〜
局の向かい一帯を占める都営の成城住宅が老朽化のため今秋に解体し建て替えられて3年後に完成と・・ー

「無題」テニスクラブの午後

　　　　

家の近くにある「テニスクラブ」元従業員の話しでは有名なテニスプレーヤーのD様も来ていると〜。
晴れてもいない・・そして降りもしない・・六月中旬過ぎの或る日の午後〜
クラブの駐車場に、主人を待つ車が一台ひっそりと停まっている〜
塀越しに聴こえて来るラケットの空気を振り切る・・擦過音！
打たれて跳ねる球のドライで意外と明るい・・連続する往復音！
住宅街でもあるのに、その先に崖が控えているので・・通り抜けする車は少なく〜
静かな午後の時間が流れてゆく〜
待ち草臥れたのか車体を乗せたタイヤの足が焦れて組み替えされた・・・気が一瞬した！

猫な棚ーネコナタナ

マタタビアビタタマ
　　　（マタタビ浴びた玉）
　　　　　　　　村上春樹作ー回文
ミタカノエキマエマキエノカタミ
　　　（三鷹の駅前蒔絵の形見）
　　　　　　　　　ラッポ作ー回文

「teto'te」店の階段脇の棚に猫グッズが集結した一角が出来上がっている〜。
その棚の上に飼い猫の「Qoo'」が鎮座してトボケた顔を覗かせている〜。
「クゥーの来歴」世田ヶ谷の猫のシンジケートの3人組の小母さん達に、連れられて店に来た時はまだ生後3ヶ月の子猫だった。
それから5年〜なかなかの変猫なやつで・・猫用のエサ以外は全然食べず、アジ・マグロ・ちくわ・カツオも食べようとしない・・人見知りが強くお客さんが声かけても知らん顔・・時には私に向かって威嚇のうなり声をあげる・・だけど可愛いいと思える事も沢山ある！

崖の家3−樹間に住まう

　
人が住まう場所として誰もが緑が豊かで木と草に恵まれた、居心地の良い環境を手に入れたいとの希望を抱いていると思う。
都会・・特に東京ではそのような場所なりスペースを手に入れる事が年々・・困難な状態になって来ている。
この家は崖の斜面に繁る多くの樹木に囲まれて埋まる感じだ・・山小屋感覚な住まい方をどうも楽しんでいるように思われる、下に降りる道筋も確保してあり下方には小屋根を乗せた門が認められる。
ここら辺りは崖の上下に住居が意外に集中して来ている。
崖際の道を先に進むと成城5丁目から下る長い坂が現れる・・坂下の川沿いの一帯には以前はサッポロビール系列の集合住宅と成城グリーンプラザ＆ゴルフ練習場が広大な面積を占めていた。
その土地が再開発されて現在では新興住宅街が誕生している〜小田急線＆京王線へ出る路線バスも新設され橋の袂に発着所が出来ている。
ー野川に架かる谷戸橋から上流へ辿ると武蔵野の名刹「深大寺」に行ける〜季節を問わずサイクリングに絶好な川沿いのロードを走る快感が味わえるー

崖の家2ー百の引き出し

　

崖下の入間公園から見上げると濃密な緑の湾曲した崖斜面から〜 ホワイトにペイントされた引き出しが階段状に飛び出した状態にこちらの目に映って現れる。
勿論の事に百の数は其処には無く・・3層×5列の配置とカウントされる・・。
ひとつ一つのテラスBOXの凹凸がまるで軽快なリズムを刻む装置のようだ・・。
上の道からこの住宅へのアプローチとして、煉瓦の階段が切ってあり〜
上部は藤棚で覆われていて・・降りて行くとエントランスに誘導される仕組みだ。
どちらかと云えば閉鎖的に思われる印象の崖地を、 風通しの良い開放的な設計で有効的なスペース活用に成功していると思う。
名称を・・住宅・・マンション・・ハイツでは無く「アトリエ○○」と表記されてある。

ー「テトテ」成城 のお客さんで、T様（大学教授で函館出身の）が永年ここの住人だった、 私の母も函館生まれなので〜打ち解けた付き合いをして頂いた・・。 3年程前に急逝された事を姪甥の２人の来店で知らされて驚いた〜明るく人懐っこい・・ オシャレな紳士だったー
【調、入間町−3　あたり】

崖の家ー眺めのいい部屋

　
東京の都心部では高層ビルが毎年の様に増殖している・・そして高見の位置に住まう事が・・或る種のステイタスなのか・・。

ここは隣接する成城の地区でも見当たらない様な・・濃厚な緑が繁る崖地があり、個性的な住宅が幾棟も建っている。
東京の西部にあたる国分寺崖線が小金井あたりを通過して遥々この地に来ている。
崖際から空へと伸びる大木の樹々に守護される様にこの住宅が建てられているが、
角の部屋はさらに乗り出す格好で出窓が作られてあり・・眼下には造園された入間公園の谷状の全景を望める〜眺めの良い部屋になっている。
公園の草地を踏む足裏の感触が素直に気持ち良い〜我が家から歩いて5・6分の近い場所なのに意外と来る事が少ない。
ー散歩の女性が3匹の小型犬を連れて園内に入って来た・・レンズを向けて声をかけたら思いっきり吠えられた〜甲高い鳴き声が静かに流れる崖下の湿った空気を破るー　　　
【調布市入間町ー3　のあたり】

「急坂の家」調、入間町−3

　
小田急バスで成城八丁目に下車してすぐのクラフト「手と手」 の角を曲がって入り〜道を直進すると「成城テニスクラブ」の塀にぶつかる。会員制で中を覗く事は出来ないが、球を打つ音とかけ声が響いて来る。塀沿いにその先を行くと崖地の一帯が現れて・・西の空が大きく望める位置に出る。住宅が建つ間に・・坂の入り口が見えて立ち止まる〜かなりの急勾配が足元から先〜下方に向かって落ち込み・・底の近くで左右に捻れている。
■坂の途中の両側には豪邸に属する家々が建ち・・良く手入れがされている。
坂の左側の中程にスッキリと姿勢よく建っている木造モルタル住宅が目に入る〜紫の花鉢と蕾みをいっぱいつけた百合の大鉢が、門扉の前に置かれてあり・・坂を登り下りする人に向けてか・・芳香と彩りが坂の場の空気として漂っている。
ー若い女性が自転車を巧妙にあやつり・・まるで落下するかの如くに降下して行き谷底に消えた〜かなり通い慣れた人なんだろう・・男でも危険な坂だ！
ーこの地区に住んで早や16年〜未だにこの坂の名を知らない・・登りは胸を突く程のキツイ坂だが近道だから便利だからこの坂を使っている・・途中で大きく深呼吸・・密かに百合の香が匂ったー

[TOCビル]品、西五反田

　JR五反田駅の外へ出ると、向かいの証券会社ビル前から乗る送迎バスが発車してしまった・・あいにく雨の心配も無く、暑くも無く歩いて行く事にした。目黒川の橋を渡ってさらに山手通りも越えると〜ゆるく長い坂になる・・テクテク登って「TOC」ビル前に辿り着く。
正面入り口を真直ぐに進み、左右に約10機並ぶエレベーターホールに立つ・・9階行きを待つ間にーここのところ死亡者も出た事故多発で話題のシンドラー社製では無い事を確認する。
「amano」「ウメザワ」「africa」「STアート」の4店間を巡って、仕入れる品を見たり選んだりすると〜時間の経過が予想以上に早く流失して〜慌てるのは毎度の事〜！
X'mas関連の内覧会がもう数店で展示セットされてあり・・ザッと見て6時に近く下降のエレベーターに乗った〜。　1階のCafe'で喉の渇きを癒して・・小休止してから送迎バスで駅へと向かう〜灯るネオンの虹輪が揺れる暗い目黒川に別れを告げた〜。
ーTOCビルを北へ歩ゆむと東急目黒線の不動前駅が近い・・更に禿坂を越えれば目黒不動尊の境内に至る〜三代将軍家光が命名した江戸の五色不動の一つで・・他に目白・目赤・目青・目黄不動が現在も存在するー

「らーめん横丁」JR御徒町ガード下

　
いつもは家で昼食してから外出するのに・・今日は食べずに早めに家を出て来た。　新宿〜神田と乗りついで御徒町に来て・・昼食をどこでするか迷った末にガード下に出来た「ラーメン横丁」の「青葉」に決めて食券を買い少し待たされてから、奥のカウンター席に座る。
未だ新しいこのラーメン横丁は駅からアキバ寄りで、ジュエリー街の入り口に近い場所に3・4軒のラーメン店が集っている〜この季節つけ麺が人気で半分以上の客が注文している。
濃厚な魚介系のWスープにとろけるチャーシュー弾力のあるツルシコ麺をさっそく口に運ぶ・・この店は従業員の数が多くテンポが良い〜春の桜のシーズンに飯田橋店で食べた以来の青葉の味はこの店でも変わらない。
ー今日はJewelry街の地区だけで早々に用を終えて駅に戻り、SUICAカードに￥1000を入金して、駅の急階段を登り山手線の東京・品川〜五反田に向かったー