【台、松が谷−2】
地下鉄の銀座線は稲荷町駅に下車して徒歩で5・6分も行くと〜
道の両側に寺がいっぱい集る場所に出る・・。
近所には蕎麦屋が一軒とコンビニが1店舗、チョイと横丁を覗くと〜
足袋の製造を手掛ける家があったりする・・
そして廃材を積み上げた銭湯からは煙の匂いが漂ってくる。
■通称ー池の妙音寺ーと呼ばれている境内に入ると、その名のとおりに、
本堂の脇の藤棚が影を作る手前に、石の太鼓橋を渡した池があり・・
数十匹の緋鯉の泳ぐ姿が青空に白雲を映した水面を切って浮上すると〜
魚身を捻り色鮮やかにシンクロナイズドスイミングを見せてくれた。
■庫裡の方へ行くと小型の自家用車が停まっていた〜
首に鈴を付けた黒猫が人懐っこい様子で・・ふぃに姿を現した。
住職が檀家を廻る・・奥さんが買い物に使うのか・・薄いベージュ色が
陶器を思わせる艶をしていてブラックCat'の可愛さを引き立てている。
ー背を撫でる手に小動物の体温が伝わってくる〜突然こちらの足元に横になる〜
柔らかな・・お腹はさらに熱い・・甘え方を熟知しているな〜コイツ!
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