【中央区日本橋人形町】
渡って来た隅田川の橋〃と両岸一帯は梅雨の時季でもあり湿度100パーセントの中にあった・・。時折り降り始める霧の様な小雨に建ち並ぶビル群はモヤッて浮かび下流の橋から先の風景は霞んでおぼろに見えていた。
川から離れて箱崎Jctへと向う高速下を抜け出ると、川の匂いと湿った衣を振り落として林立するビルの街中へと歩いて来た・・そこは1年振りとなる水天宮交差点角だった。
もちろん水天宮が見えるがこちらは「重盛の人形焼き」店前で新大橋通りと人形町通りの交差する角に位置する、人形焼きは東京名物にも数えられる人気の菓子で何だか懐かしい味がする。この場所に来た挨拶とでも云うのか2袋を選んで買い物した。
手焼きで作られた香ばしさとさっぱりとした餡の甘さがお茶受けに合うし、幾つか違う形を口にする楽しみもある〜頭から食べるか割って食べるかどうでも良い事が人それぞれで、性格が出るのかも・・。
ー人形町の街はつかの間のトワイライトタイムを迎える〜
店〃の明かりが路上を行き交う人々の顔を照らしてビルは夜の顔になる、
一足早く細路地や横丁から活気を見せ始めて食欲をくすぐる匂いが漂って来る。
この交差点へは半蔵門線水天宮前下車で誰でもが来る事が出来る〜
東京で生まれ育った私でも小旅行に来た感じがする・・毎回のようにー
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