この季節・・都会では夜になっても気温が下がらないので〜
なかなか寝付かれずに寝不足をうったえる人達が多くいる。
図書館に来て本捜しに夢中になり、息抜きに窓辺の近くに身を寄せると〜
窓にかかるブラインドの筋が、まつ毛にも見えて何故か眠気を帯びた気分を感じさせる。
西に向い平行して並ぶ2つの窓がある〜
左はブラインドの窓越しに外部からのまばゆい光が透過して・・
窓外の植え込みで清楚に咲く芙蓉の花が見えている。
横並びで右にある洋書コーナーの窓辺では、本を手にした男の後ろ姿が・・
動かずに、足を踏ん張った、黒いシルエットで、立っている。
少しばかり以前の話しになるが〜
東北の夏祭り「青森ねぶた」を見物に青森市(母方の親類が住んでいる)へ行った事があった。
日中は祭りの熱気も加わって、予想以上の強烈な夏の暑さを味わった。
それが夕方からは急に涼風が流れ込んで来て、長袖シャツが必要になった。
日暮れ時に青森港の海辺にゆくと腕に鳥肌・寒イボが立った。
市内から車で10分の丘の家に泊まったら、夜間にはリビングでストーブを焚いた。
ー眠気は・・思い出とつながり地平に湧き出るカゲロウのようで・・
不安定におぼろに揺れて、ふいに立ち昇る現象なんだろうか・・ー
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