染’の文字を見て着物の染物屋と見間違える人も居るらしいが〜
ここ浅草の界隈では、歴史あるお好み焼きの老舗店として名が知られている。
昭和の激動の時代を生きた、浅草ゆかりの喜劇人や踊り子を始めとして・・
作家の方々もこの店を愛して通った逸話を、数え切れないほど貯蔵している店でもある。
染太郎のお好み焼きは東京下町の味として、かなり以前から定着している〜
焼そばも独特の味があって好きだが、最後にデザートとして焼くあんこ巻きも美味い!!
最近は前を通っても時間的にタイミングが悪くまた今度と〜気付くと10年ぐらいは御無沙汰をしている・・。
表通りの国際通りから仁丹塔(10数年前に姿を消している)の角を、菊水通りに折れて入り少し行くと、十年一日の如く変わらないこの店構えを見るとホッとした気持ちになるのだった。
とくに寒い季節に訪れると、古びた一軒家の障子を取り払った店内で・・
焼けた鉄板の熱も加わって、居合わせた客の皆が時間を共有して和やかな雰囲気になれる〜いわゆる下町人情の温もりを味わう事が出来るのです。
ーいつかの冬・・年末近くに訪れた時に、奥の和便所に立つと・・
高窓を少しあけて、息抜きに暗い夜空を見上げていると、
片栗粉のような雪がハラハラと舞って、その冬の初雪を見たー
【場所】台東区西浅草二丁目あたり〜
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