初めに〜石川啄木に同名の詩があった事をお断り致します。
「TOC」ビルに入りエレベーターで7Fに上がると、通路にガラスの棚が設置してあり、
そのガラス棚の中で蛍光灯に照らせれた、可愛いらしい玩具人形に出迎えられた。
ピンク・イエロー・レッド・ブルー・パープルとキッチュな色彩にペイントされた・・
玩具人形達は物言わぬ独特の・・静かで優しい微笑みを浮かべている。
その大きな瞳は決して焦点を結ぶ事は無くて、ただ空間に向けられて開いている。
Shopの担当者の手(センス)によって、ガラスケース内に置かれて密閉された時から〜
人形・動物・花・雑貨小物で構成された世界は、明るく無音のエレジーを奏え始める。
昼間の社員や従業員達、来訪客や清掃員などが忙しく動き廻る時間でも・・・
また明りを消した時間の、ビルを巡回する人しか居なくなった深夜の環境の中に於いても〜
その瞳を全開したままで、無音のエレジーは不変に低奏で流れているのです。
これらキッチュなキャラクターは、安いアジア製がほとんどでもアンニュイな愛嬌がある。
ーキッチュといえば1960〜70年代のノベルティーグッズ(企業宣伝用の雑貨小物)が〜
今は街中で人気があり(ロゴ入りの灰皿・カップ・小皿・キャラクター人形・・)が、
かなりの高値で売買されているのを知っている・・ー
【場所】五反田TOCビル内・・
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