午前中の強い日差しの中で、住宅街の空き地に葉をみっしリと繁らせた一本の木が地面に濃い影を滲ませている。まだ寒い北風が吹く季節に通った時には、黒い針状の枝が密に伸びて片寄って湾曲した、ユニークな形状の裸木だったのを覚えている!!
この土地の所有者なのだろうか、ハンチングを被った男が来て自転車を停めると〜
奥にある箱(スチール製物置き)を開けて中に入ると捜し物を始めた。
空き地には自家用車が駐車してあり、塀の際にはブルーシートで覆った何やら〜
資材らしき物も置かれてあったりするから、そろそろ建築工事が行われるのが・・
真近いのかも知れないと思った。
ー自宅を解体して、改築なり建て替えをする時には生活の場として〜
その期間アパートなりマンションを、短期間に借りて暮らす事もある。
箱の男にとって、この物置きは個人的な部屋なのかもしれない・・ー
【場所】調布市バス通り裏で・・
コメント