世田谷区内は迷い道が多くある土地で〜
住宅地から川へと通い慣れた路上で袋小路にはまった・・
その時この家が目の前にありグレー&ブルーの草喰われ物件として、
シャツターを2度切ってからその場を離れたのだった!!
でもその時の2枚の写真が気に入らずに10日程過ぎた昨日の事・・
図書館からの帰り道にわざわざ大きく迂回してその場所に向った。
・・・結論を先に言えばその場所に辿り着けなかったのだった。
川へと向うから少し傾斜する道で、雑木林が家々の奥に見えているからこの道に間違いないと確信して、何回か行き来してもこの草喰われの家は見付けられなかった。
後頭部から首のまわりに湧いた汗粒がTシャツの背中をツーと伝って落ちてゆく〜
昼ちかい時間のジリジリ照りつける夏空から「早く家へ帰れ’」と命令されているようで、何故かすなおに捜すのを諦めたのだった。
この家はアトリエ風な造りでアパートなのかも知れないが、三角屋根にボコッと抜けた天窓が面白い造作であったり、ヤツレてバラケタ壁の塗装のグレー&ブルーの重ね塗りが良い味付けで、その1〜2階へ草が浸蝕して這い伸びていっている。
隣家との間から草が旺盛に繁るのを住人が整理して、道に面した階下の入口や窓ガラスにかかるのをバランス良く取り除いているのだろう・・・。
ーこの馬鹿暑い夏に雑草達は己の生命力を誇示するかのように繁栄をきわめている、
その場所が荒地であれ、又々豪邸の庭であれ・・・ー
【場所】世田谷区成城九丁目
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