季節の好みは人それぞれ〜自分は秋であり今一番好きな季節を迎えて歩く楽しさをストレートに感受している。
秋の陽光が陰りはじめた午後に、自宅から近い崖の上の道を行くのはとても気持ちが良い事だ・・青空は高く拡げたその懐に白い雲を幾つも浮かべて連れている。
崖下の方から湿り気を帯びた風が、吹き上がって来て樹々の葉にぶつかると、くすぐる様な揺さぶりをかけて通り過ぎてゆく!!
崖上の道をゆくと見た事もない石の倉があると思ったら、未だ新しさの残るレンガ造りの住宅だった。玄関には堅牢なタイプで深紅の木製ドアが使われていて、新古の落ち着いた住まいを演出している。玄関口のフレームと二階と横にある窓のフレームも白で清潔感を持たせて、石造りの建物を軽快に見せている。
ところでレンガの郵便受けに・・先ず目が向いて魅せられたのが今日のウォーキングでの一番の収穫だったのだ。玄関前の道沿いに設置されたポストだけの役目ばかりか、そのユーズドレンガの風合いがこの家全体を優しくガードする役目も立派に果たしている。
ーこの家の左隣りにはプライバシーを優先する個性的なマンションが、崖地を階段状に使い建っている。そこへ道から降りる階段には屋根としての藤棚が出来ている。
ここに先年までオシャレで話し好きな函館生まれの某大学教授が住んでいた・・ー
【場所】調布市入間町、崖沿いの道で
コメント