新宿から代々木・原宿と進行して来たJR山手線は、渋谷駅が近くなると明治通りと平行して走る様になる。
走行する沿線の左側には宮下公園の緑地があって、車窓にその緑が帯状になって映り込んでくる!!
少し乱暴な言い方をすれば〜渋谷は鉄骨とコンクリートとガラスで造形された、無機質なビルの大小が集合して出来た繁華な街なのだ。
そんな街の緑化作用として公園はあるわけで・・今回気がつくとその緑の帯に点々と草臥れた青色が異物として混在して見えるのは、ブルーシートで囲って造ったバラックなのだ・・ささやかなホームレスの家「家なき子」達の住まいだった。
谷の名がつくこの街は、元々は緑の森や谷や小川の流れが幾つもあったのだろう〜
国民作家の国木田独歩の「武蔵野」は西武デパート辺りが描かれた舞台だったとか。
原宿のキャツトストリート(今も地下に小川が流れる)のくねくね道を辿って来ると、この公園の下で合流して渋谷川に吸収され、恵比寿方面にと流れてゆく・・。
ーまあ渋谷で青春を送ったとも言えるから、思い出すときりが無くなるこの街〜
「家なき子」からの連想を記すと・・東京郊外のFUSSAに同名の喫茶店があった・・
ピラフの味が気に入って何度か通っていたが〜大聖病院の裏で赤線にも近かったー
【場所】山手線から宮下公園を〜
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