« 2009年4 月 | メイン | 2009年6 月 »
千歳烏山駅前から北へと少しばかり来ると〜
バスの走る旧甲州街道の通りにぶつかる、
それ程に幅広くもない道で車と歩道の仕切りはなく・・
両側に軒を並べる商店でそれぞれ買物する客達は、
車を除けながら右往左往して混雑の道を渡る！！
そんな旧街道から横へと曲がる角で、車を停めて何かの販売をしている。
写真で分かると思うが車で商売する魚屋さんであり、そこそこ客も集まって来ている。
車でやって来て椅子とか台を置いてオデンやラーメンを食べさせる形式を確か車屋台とか呼んだと思うが、この魚屋さんを屋台とは呼ばないのか？？その区別が分からない。
見ていると車屋台も立ち働く人もこの場に慣れた物腰であり、昨日今日に始めたばかりとは思えないから、この環境で以前から商売を続けているのだろうと推察される。
このタイプの路上販売はフリーマーケットとは違うから、保健所の許可が必要だろう。
ー10年前の頃に成城駅前にTVでも取りあげられた評判の車屋台のうどん屋が出没した〜
たまたま雨の夜に寄って、海老天うどんを食べていたら急に強く降り出してズブ濡れとなった事があるー
ここは’〜世田谷区チトカラ商店街にて
京王線の千歳烏山に来ている〜
半年ぶりの訪問になると思うが・・・
この日も、チトカラ商店街の路上を多くの人達がゆく、
駅前のチラシ配り男の横を、家族連れ、学生，カップルが通る、
余所見してたら、向うへ渡る寸前で踏切りが閉じられた！！
遮断機を挟んで待つ人々の目前をゆく京王線の車内は皆がゆったりと座席に座っており、吊り革につかまって立つ客の数は少ない。そんな楽々な午後の電車は踏切りを過ぎると、駅ホームの屋根の下にすべり込んで停まった。
踏切りの光景を語るにはモノクロ写真がぴったりすると常々思っている〜
それは疾走して来る列車と人間が向き合う現場にはいつも危険な要素が含まれているからで、生と死が一瞬の背中合わせにあるから。
2009年3月「東京人」貨物列車・駅の特集号には日本一長い距離の踏切りとして、青梅線の拝島駅近くの場面が掲載されてあった。そこは福生の米軍ハウスに住んでいた時に、何度も渡った私の好きな踏切りだったのだが、日本一とは知らないでいた。
米軍基地内への物資輸送レール、西武線、青梅線、八高線、五日市線・・と重層するレールの光景は、やはりモノクロームの世界として記憶脳に浮かびあがってくる。
ー秋には踏切り途中の草地がススキの一大群集地となり、プラチナ色に輝いていた〜
その踏切りも東京人の記事では、近々に新道が完成すると消滅すると書かれてあったー
ここは’〜世田谷区チトカラ商店街
こんもりと繁茂する、つる草植物の間からガラス窓が見える〜
と云うかガラス窓以外は、つる草で覆われた家とも云える、
言い方や表現は別としても、初夏を迎えた陽気の勢いで・・
この家をスッポリと、つる草が占領したかのようなカタチだ！！
家の北側を見ると裏へと抜ける造りのガレージをも、つる草が覆っており中にトラックバンが停まっている。見ると家の中に納まり切れなかった物なのか、ダンボール箱の数々が横の壁にかなりの量で積まれてあったりする。
つる草は真上の２階にある物干し台にも勢いにのって駆け上ってゆき、壁面からさらに屋根の上へと進行中で、いずれは屋根の頂上をもカバーするパワーを予感させる。
一方の南側には玄関口がある筈なのだが、庭木のそれぞれが過剰なばかりの茂りを見せて、住居の一二階を木陰の中に埋没させている状態となっている。
それと手前の道に面したブロック塀の中には、鉄材とか脚立の幾つかが放り込んである。
ーそう言えば自宅の脚立も、店と母屋の間にスコップ等と一緒に放ってある〜
ガーデニング用の腐葉土や如雨露＆植木鉢がころがるそんな狭い所を・・
見知らぬ野良猫がソロリと抜けてゆく・・ー
ここは’〜世田谷区祖師谷-５あたり
グリーン（植物）と人間の暮らしの共生は自然な流れであり〜
人々が忘れていても季節の変化と何かしらの癒しを与えてくれる、
つる草がこの家の玄関から上階へ壁を伝っている。
焚き火の煙りが空中へとたちのぼってゆく様に・・
たゆたいよじれては又からみあいながらのぼると、
壁を伝い２階の窓辺にとその触手を柔軟に拡げている！！
玄関前の道沿いのフェンスに取り付けられた幾つかの吊り鉢からは〜
小花のピンク、イエロー、パープルの色彩があふれる様に咲きこぼれている。
このように季節の花を育てるガーデニング好きな人が暮らす住まいだから〜
草喰われと云っても、建物に繁る状態には手入れを施した程の良さが現れていると感じた。
草喰われの物件を昨年は１０件ばかりエントリーしている。
その大半は年月を経た古い建物でもあるから、或る日に目星をつけていた場所に行くと〜
時として建て替えられてあったり又は消滅していたりして、その場で茫然となる・・。
ー人の暮らしには良い事なんだろうが、最近の建築工事はスピードアップしているから〜
知っていた地域が丸ごとNewな街並に変貌していて、しばし時の迷い子になる事もあるー
ここは’〜世田谷区上祖師谷−３
坂上の少し高くなった所にこの建物はある〜
三角と四角の直線定規で線引きしたシンプルな構成で、
住人の数のパーフォーマンスを考えた造りに見えるから・・
個人住宅よりもアパートを兼ねた建物ではないかと眼には映った！！
右からのゆるい坂をあがって来た所の斜面に建つこの住宅は、結果的には一段も二段も高い位置になるから、前の道からはふり仰いで見上げる格好になってしまう。
下の道に沿って長方形に造られた建物本体とのバランスを考慮してセットしたのだろうか、西に向いた２つの入口の頭上には、三角形の立体屋根が、柱に支えられて仲良く２つ乗っている。
ここから見て少々異様とも感じるのは、こちらに向いた窓の全てに目かくし用の鉄柵が取り付けてあることで、この形では檻にしか見えない印象を受けるから、ウェーブする曲線などのDesignを選んで欲しかったと素直に思った・・。
ー２階建ての屋上にと上がる四角な出口と、ペントハウスらしき小屋がみえる〜
この辺り一帯は緑の多く繁る高台でもあるから、屋上のスペースにおいては・・
アウトドアの気分が満喫できるのは間違いのない事だろう・・ー
ここは’〜世田谷区祖師谷−５の辺りか・・
橋を渡って来ると直ぐに対面する丘の傾斜面では〜
建設中だった洋館がほぼ完成した姿で出現した、
黒々と鬱蒼とした大樹群が、以前はこの丘の支配者のようだった、
樹々の間には家々の屋根や壁やテラスの鉄柵と、窓の明かりがあった！！
この丘陵地帯の崖下をぐるりと巡る道がある。私が立っている場所からは道沿いに口を開けている洋館の駐車場が見えるが、復数台を収容可能にするのに充分な大きさが確認できる。
前の道から鉄門を潜ってZ字状にジグザグと石段を昇って行くと、建物の玄関口へとたどるアプローチがすっかりと見えている。建設工事ingの斜面では、剥き出しとなった地面が見えて、大木があった事を表明する幾つかの切り株がそこに残されてある。
そして断ち切られた面の年輪を初夏のストレートな日差しにさらしている。
このような急斜面に家を建てるには安全性に重大なポイントが置かれるだろう〜
勿論の事に建築費用をはじめとして、クリアする問題は多々あるだろう事は当然で・・。
余計な事になるが、洋館に塔のある全容からの印象で思い浮かぶのは・・
紅白の縞模様が好きな漫画家が井之頭公園の住宅地に建てて問題となった、マコトちゃんハウスとどこか一脈通じる雰囲気を感じるのだが・・。
ー下の道を暗く翳らせていた目障りな樹木を取り払ったこの洋館からは〜
北からの川の流れと眼下に広がる都立公園の緑地帯が一望の元に出来るのだろうー
ここは’〜世田谷区祖師谷−５
畑と云っても公園内の一隅にある原っぱであり〜
葉のグリーンがうねる波間に、ピンク、うす紫、バーミリオンと・・
無数のポピーの花々が、初夏の風に吹かれてなびいては、
てんでに揺れる様を目前にすると、軽くめまいを覚ゆ！！
ポピーの和名は「雛芥子」で、ケシの中でも小さく可愛いとの意味で名付けられている。
雛芥子の花は、まるで薄く漉いた和紙で作られた造花のようにも見えたりする〜
５０〜８０cmの高さに伸びる、一年草の植物なのです。
歌手のアグネスチャンのヒット曲、丘の上ヒナゲシの花で〜が一般的に良く知られている。
スペインでは「アマポーラ」、フランスでは「コクリコ」の名で呼ばれ親しまれている。
虞美人草とも呼ぶのは絶世の美人の意味で、中国の伝説に由来しているらしい・・。
[ TEto'TE ] Seijo店の棚にポピーのドライが、十数本束ねて飾ってある。
昨年この公園で咲き終わったのを一掴みつまんで持ち帰り、そのままにして置いたらドライになった、このユニークなフォルムが何とも良い形で面白い・・。
コッポリと結実した壷状の上に傘と云うか、皿状のキャツプを冠った姿が気に入っている。
ーアンパンの上にのって食べられているのがポピーシード・・ヒナゲシの種なのです〜
この細かな粒々から、芥子粒と形容される小さな物の意味に使われる言葉が生まれているー
ここは’〜世田谷区の都立祖師谷公園にて
橋の袂でお母さんが待っているのは地域を走る循環バスなんだろう〜
鞍橋と名が刻まれたこの橋は、仙川に架かる多くの橋の一つであり、
すぐ上流には駒大グランドがあって、神明神社下に渡る橋がある・・
この２つの橋の間の流域には、都立祖師谷公園の緑地帯が広がっている！！
鞍橋は公園の入口でもあり、また公園の四方は住宅地域に囲まれている訳で〜
集合住宅も、高級マンション等もこの橋から辿る道筋には建ち並んでいる。
鞍橋の近くまで来れば川の流れる自然もあり、飛来する野鳥の遊ぶ姿も捉えられるし、
公園の濃密な樹木の緑も視野に出来たり，草地の起伏する丘などを踏みしめてウォーキングする等の健康面の良さも味わう事が出来る。
鞍橋を境として、西は上祖師谷（４）と東は祖師谷（５）と区分されるが〜
橋の西詰めには成城９丁目が接して来ているし、少し下流の大石橋からは川の流れに沿った遊歩道が、成城７丁目から更に下流の成城学園グランド方向にと繋がってゆく。
ー五月の陽光を浴びて、眩しいばかりの鞍橋のあたりは〜
週末の土日ともなると、遠くから地域を越えて人々が来ているようだ・・ー
ここは’〜世田谷区祖師谷５、鞍橋の東詰め辺り
水の流れが、巨大な石塊を積みあげて構築した水路を〜
緩やかにサヤサヤと一方向に流れていく・・
横の道は桜の葉影が遠くまで続き、涼やかな景観を見せている、
１ヶ月半前には満開の桜花が、道と水面の全てを染めていた！！
ここは【サクラビア成城＆クリニック】の外周の道であり〜
石垣と水路に囲まれた成城八丁目界隈のランドマーク的な存在であって、今は水路のフレームを飾る様にツツジの花が咲いている。
石垣のぐるりと、水のぐるりと、ツツジのぐるりとが、共鳴する一定のリズムとハーモニーを見せて三重奏している。
写真には映ってないが、水路の小橋から渡って入るクリニック棟の前に欅の大木がある。
空に向ってのびた枝という枝に若葉がボボボと繁って雄大な姿となっており〜
その若葉群が高所の彼方でオイデオイデをする様子でユックリと揺れている。
ー成城八丁目の界隈では、都営住宅が建て替えられて倍以上の１０階となったり〜
隣接してあったテニスコートの場所には、民間のマンションの数棟が建設中であり・・
ここ数年は巨大クレーン数台が常時に作動して、大型のマンション群が集結しているー
ここは’〜世田谷区成城ー８丁目です
この日のTokyoは初夏の陽気（２５度以上）となった！
公園の横でリヤカーを停めてくつろぐ男がいる。男のまわりには公園の鳩が数十羽あつまって来ている。
そば近くまでクゥ’グォ’クゥ’と集まるのは菓子クズを放るからで、そこには男と鳩の小慣れた関係の様子が見受けられた！！
見るとリヤカーには男の生活のすべてが積まれてあるようで、ダンボール箱から夜具の類いがのぞいている。リヤカーは今でも便利な運搬車であり、本体の倍以上の荷を積めるから小山の様にダンボール等を乗せて運ぶのを何度も見かけた事がある。
台東区のこの辺りは、各種の問屋筋でもある街の性格から〜商品＆部品などの製造運搬に伴って，梱包や包装用のダンボール類がビルの裏やJRのガード沿いに山積みされてある光景をしばしば目撃している。
鳩の群れるここから表の昭和通りに出て南へ少しゆけば、蔵前橋通りになり〜
渡った先にはアキバのビル街が絢爛と展開されて、賑わいの真っただ中に到達する。
ー現在の電脳ビル街となる以前は電気街であり、神田青果市場があったのだ〜
そこでは大八車やリヤカーが列を成し、野菜などを積み頻繁に往来していた歴史があったー
ここは’〜台東区御徒町公園のあたり
最近のコメント