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崖上の道はめったに車も入って来ない静かな道で、大きな屋敷の塀がつづく・・。
下りてゆくと袋小路となる個人住宅の坂があったり、庭とも畑とも判別不可能な草木植物の暴れた土地があったり、鉄柵で囲った墓所があったりもする！！
道なりに行くとそのまま下り坂に入って、左上から来るビール坂の日の当たる坂道に合流するが、崖側にある家の庭からは松の木と一緒に、アジサイの一群が色鮮やかな姿を覗かせていた。
高級住宅街と言われる成城５＆４丁目の道から、ビール坂を下ってゆくと野川に架かる谷戸橋に出るが、この橋を渡れば狛江の市街に侵入する。
この春頃から狛江にある大きなホームセンターに行きたいと思っているのだが、切っ掛けと云うかチャンスがないままに、もう六月が終わるのに未だ実行出来ないでいる。
ー１０年前の夏に、この崖の上から二子玉川の花火を何人かで見た事を思い出した〜
距離があるけれど夏の夜だからか、打ち上げ花火の大輪が次々と良く見えて・・・
意外と近いのだと確認した事を今も覚えている・・ー
ここは’〜成城と調布の境界域の辺りなんです
この二三年にわたり不動坂の坂上周辺では、建設工事が次々と行われて以前とはかなり変貌が起きている。始まりは坂上の右側の数軒が建て替えられて、その結果いまでは高級モダンな住宅が出現しており、この地に以前からある大きな樹木と共存して緑の中にある！！
現在は坂上の左側が工事中となっているが、そこには純和風の木造家屋があった所で、庭木が坂道に被さるように繁って坂を吹き抜ける風に枝先が大きく揺れていた事を覚えている。
この不動坂は成城に幾つかある坂の中でも勾配がかなり急であり、下方へと坂を降りてゆくと途中で折れ曲がってから、その先は野川の川辺に行き着く・・。
いつもはこの場所に来ても早く通り過ぎる事しか頭になかったが、今回立ち止まって見ると崖の斜面上に数軒の建物が同時進行の形式で建設中であり、基礎となる斜面の補強工事を終えたコンクリート壁がNewに輝いていた。さらにフェンスが張られた足元を見ると道幅が拡張されるようで、斜面壁は以前よりも奥へと押しやられてあった。
ーこの日は少しの時間不動坂に滞在していただけだったが〜車、バイク、スクーター、自転車、タクシー、宅配便と上り下りが頻繁だった、近隣の人達が往来する為にも坂の降り口が広がる必要性があるのは確かな事と言える・・ー
ここは’〜世田谷区成城−４
朝食のトーストは少し焼き過ぎだったが、カリッとした歯応えはコーヒーの苦味とマッチして、トマト＆ポテトサラダと一緒に食べて家を出て来た。
色鮮やかなアジサイの花が咲く成城の街中から、稲荷山橋に至る学園横の坂を下ると、仙川の流れは前日に降った雨の影響で水嵩を増していた！！
橋から曲がって川沿いの道に入ると薄暗くなるのは、桜の木と銀杏の木が続くからであり、その枝先が大きく水面に延びて広がる風景は、潤いを帯びて見るからにマイナスイオンが周辺に充満しているのが分かる。
金網のフェンス内にネットが高く張られているが、その区切られた方眼から透視する先には学園のグランドが明るく広がって、遠くに校舎の建物を見通す事ができる。
男の先生の声が響くグランドでは、皆同じトレーナー姿をした女生徒達の４〜５０人が４つのグループに分散して、声を掛け合いながらランニングを順次やっている。
白いユニフォーム姿の先生のかけ声が、朝空に浮かぶ雲に飛んでゆく・・。
ーグランドの入口にもなっている桜橋から渡った向い側には、女性達の姿がある。
成城幼稚園＆初等学校に子供を送って来た母親達が〜
お互い挨拶を交わす毎朝の光景なんだろうが・・何故か静かだ・・ー
ここは’〜成城学園グランドの川沿いの道
K'図書館の北側にある駐輪場に前輪を乗り入れると〜
こんなにも広いスペースだったのかと思うほどで、
端っこに二三台がポツリ停まるだけのガラ空きだった。
いつもは満車状態の中に、無理矢理押し込んだりしているから・・
逆に今日はどこに停めたら良いのかと戸惑ってしまった！！
館内に入ってから直ぐの受付けカウンターでは、女性スタッフ達がこの日の連絡事項の打ち合わせとか・・何かの予定などのチェツクと確認をしていた。
受付け近くにある「今日返却された本」のコーナーの棚を見ても二三冊あるだけで、未だほんの数冊ばかりの書籍しか収納されてはいなかった。
借りた本を返却してから、奥へと本棚の間の通路をゆくと、この館から近所の人達なんだろうか、既にもう本を手に落ち着いたポーズで座って居る・・。
窓近くの本棚に寄ると、ブラインド越しに外の光線が一層強さを増しているのを感じた。
ー今回もいつものように、手早く借りる本を選んで受付けで手続きを終える〜
外に出ると来た時から３0〜４0分の間に、空気の流れは完全に変化しており・・
もう朝とは呼べなく、気温も上昇して眩しいばかりだった・・ー
ここは’〜世田谷区祖師谷−３丁目
桐朋学園前の信号を渡った所には、ドーナツshopが２０年前から現在も変わらずに営業している。
ここは仙川駅（京王線）へと向う商店街の入口でもあり、幾つか学校の多い地域でもあるから通行する人の数は多く、また向い側にある書店は店構えからして地元の老舗の顔つきをしている！！
この街角は三叉路になっていて、甲州街道から入って来た車はここから左右にくねる蛇道のような住宅街の間を環八方向へ抜けてゆく車の流れと・・調布駅（京王線）南口を発ったバスがここの街角で大きくハンドルを切って曲がると、その大きな図体をグググと揺らして成城学園前駅（小田急）北口まで走行してゆく。
今までこの信号を渡る事ばかりに気を取られていたが、書店の上に大きな看板が出ていてSpain Barの文字が読める。いつ頃に出来たのか知らなかったが、書店横のレンガ造りの階段をあがった場所にあるスペイン料理の店らしい・・。
ーここは正確には三叉路ではなく、もう一本の昭和からの商店街の通りがある〜
２０００年を迎えて駅周辺の大工事が行われ、新道やビルが出現して街並が変わった・・
その影響がこの通りに次々と出ている〜それも世の流れか・・ー
ここは’〜調布市桐朋学園前三叉路
今日は一週間前に受けた血液検査の結果を聴く為に〜
Wクリニックに来ているが、未だ名前を呼ばれず座って待っている。
受付に診察券を提出してから、もう４０分が経過したところだ！！
子供じゃないのだから病院では待たされる事は１00％承知しているが、落着きを無くして立ちあがると意味もなく入口に向い、壁にかかる薔薇の油絵の額と、傘立ての傘五六本を撮影した。
再び席に戻りながら本日の診察時間が終了ちかい受付を覗くと、真上の時計がミッキーマウスだった事に気が付いて、ついでにカメラを向けてシャツターを押したのだった。
席で待つ人が呼ばれると、診察室のNo１とNo２へと立ってゆき室内に消える。
そんな場面を何度か目の前で見てから、私も呼ばれNo２の診察室に入ったが、ここでも当然の如く先客の終る迄待った。
K女医先生と向いあって、血液検査の報告書（保健科学研究所）の説明を受けた結果は全てが良好だったから一安心する。それから現在の体調を話したり、注意を聴くが〜以前から少し高かったコレステロール値も平常値になったのは、真面目に飲み続けた薬効があったのだろう。
ー病院での待ち時間が、どうにかならないかと皆が同じく思っている・・ー
ここは’〜調布市、わかば町クリニック
我が家の飼い猫のQoo'（クゥー）の事を、月に一度は愛情の意味を込めてエントリーしようと思っていても、３ヶ月〜半年に１度・・又はそれ以上もの間が空いてしまう現状となっている！！
彼女は相変わらず外へ出ようとせず、人間嫌いの性格もそのままだ。
春過ぎから毛の抜けが目立って多くなり、掃除機のゴミの大半は猫毛のモヤモヤ綿ゴミで埋まっている。彼女のベッドの赤い座布団も毛で白く変色している。
写真の背景にある歯車は、貴金属（金及び銀）等の圧延の時に使用している。
この手動のローラーは去年の今頃に、知人から送られて来た機械工具なのです。
歯車が置かれてあるのは仕事机の上であり、Qoo'が好きな場所でもある・・。
机上の端っこの角に身体を横たえて、長い尻尾をたらした見るからに不安定な格好でいる。猫族の特徴なのか、ズルリ滑り落ちそうなポーズで気持ち良さそうにしている。
暑い日ともなると、白い天板のテーブルがクールで気持ち良いのだろうか、その上にペッタリ頭、四つの肢、尻尾までも思いっきり伸ばし切って仮眠している。
この時もそんな姿を撮ろうとカメラを向けると、急に立ちあがってこっちに向い身構えた・・女猫だからね。
ー歯車の手動ローラーを送ってくれた友人は〜
妻に先立たれて、永年にわたり住み慣れた家から引っ越す事になり・・
処分する物の中から選んで、私へと宅配便で届けてくれたのだったー
ここは’〜自宅アトリエ
やはり植物を育てるには、手入れが大切なんだと改めて実感した。
昨年秋に、庭木を切った際は今思えば乱暴だった事の反省をしている。
それでも花は咲いてくれたし、蝶も姿を見せてくれた！！
ブラックベリーが今年も可憐な花を咲かせたのは、自宅の裏庭で先週の事だった。
写真に撮っておこうと思ったが、この季節の晴れたり曇ったりの天候で一日延ばしで、放っていたら結実がはじまっていた。
ブラックベリーの五弁の花は、儚げな美しさで触れればたちまち崩れてしまう・・。
他の植物が混在する重なりの奥に、ポコリと蕾が一二個あるが大半はバラケ散って、柔毛状のシベが中心から外へと弾け伸びたカタチをしている。緑の濃い葉は大きく力強い鋸刃のようなギザギザの形状で、あたかも花と実を守るかのようだ・・。
結実をしたばかりで頼り無く不安なピンクの中には、赤味を増したブラックベリーもある。羽根に淡い斑点のある白い蝶が毎日のように、何処からか飛来してはしばし遊んでゆくのが今の時季の風景として気に入っている。
ー昨年はブラックベリーを5・6度は摘んで味わう事が出来たが、残念ながら今年はその半分ぐらいだと思っている〜本当に手入れは大切なのです・・ー
ここは’〜自宅の裏庭です
同じバス通り沿いの近所だから、この前を通る機会あるごとに、ついこのトタン家屋に眼が向いてしまう。
住居か、作業場か，物置きか・・とのカテゴリーの全部が当て嵌まるだろうから、尊敬を込めてトタン屋敷と呼んでいる！！
写真で見るままの屋根と壁面の全てにわたってトタン張り造りの２階屋であり、昭和〜平成と永い年月の風味付けがタップリ染み込んだ古美の仕上がりは、良い意味でもモロさと風格の両方を漂わせている貴重な物件と言える。
トタン家の横と、間を隔てた側には、表通りから裏の道までの奥行きのある工場棟が建っていて、作業している物音が外にまで時々は届いてくる事がある。
業務用の調味料などをこの工場で作っていると、先代の経営者と知り合いだった義父から聴いたのが、今迄でただ一つの情報だった。
荷物を積み降ろしするトラックが数台やって来ては、この場に停まる間もなく再び車体を揺らして慌ただしく何処かへ出発してゆく〜その際に使う台車の幾つかが置かれてあるし、赤サビ階段の下に竹箒もある。
ー熟成期間を必要とする、その食品を仕込む時季だと思うが、この辺りを通ると〜
玉ねぎ系の臭いがしたり、甘ったるい果実系の臭いが漂い流れる夜があるのだ・・ー
ここは’〜調布市入間町
道沿いの前庭の植え込みからスルリ伸びた松が、マンションと仲良く寄り添って絵的な構図の中にいる。
成城の界隈では大きな敷地を有する邸宅が多くあり、高い塀を越えた姿の欅の大木、松、杉、樫の大木・・その他の樹木をしばしば目にする事がある。
屋敷の上空を覆うばかりの大木の幹には、世田谷区が指定の保存樹木のボードが巻かれたあって、力士の様な貫禄ある松の立ち姿にも出会っている！！
この松を投稿するのは初めてではなく、前回の二年前の時は親しみを込めて、ひょろ松と呼んでしまったが、それは松一本の単独な姿を四角な建築物と比較して見たからであって、実際のこの松の胴廻りは楽々と１メートル以上は有にあるのは確実なので決して、ひょろ松では無いと今回は断言したい。
２年を経過した現在でも衰えた様子は無く、元気で黒々と松の枝葉は繁って、前の道から見上げるとマンション北西側の４階〜５階へと伸びてゆき最上階までも掌握している。
道路からは一段高い位置にこのマンションの玄関口はあり、奥に向い広がりを見せる５階建てのスタイリッシュで高級な住居には有名人の姿もあるようだ・・。
ーここには顔見知りが何人か住んでいて、Aさんは何匹もの小犬を連れて散歩している〜
Bさんは猫好きな人で、ケイタイの待ち受けに愛猫を映して見せてくれた・・
夜にこの道を通ると、明かりの灯った窓辺にズズと近寄る松のシルエットを目撃するー
ここは’〜世田谷区成城-９
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