白壁の家は角にあり、左はすぐに坂となって落ち込んでゆく〜
右へと向って少しの距離をブラカラすると、こちらも坂となる・・・
夏の昼前に樹木が道の半分を影にする、丘の場所に建っている!!
家の右側面が見せる絵画的な表情に惹かれた。手びねリの白壁のマチュエールが適度の陰影を浮かばせる側面に、ドアが埋め込まれたように嵌っている。
縦長で上をまるくカットした、シンプルなダークブラウンの木のドアが使われている。
この壁面の仕上げを勝手に手びねリと呼んだが、左官さんがコテで仕上げて作り出すテクニックの一技法であり〜それを何と呼ぶのか知らなかった・・手こねとも違うだろう。
陶芸では回転するロクロを使わずに、茶碗などを両手で徐々にこねて造り上げてゆく・・手びねリの言葉がある。作家のダイレクトな個性が表現される手びねリの言葉が好きで、あえてこの家の壁をそう表現したくて使った。
◆手こねの白壁は洋食レストランや酒場の内壁でよく見られる〜
テーブルのキャンドル照明が壁に陰影を作ると、店内は独特の雰囲気となり・・
洞窟の中にでもいるかのようなアットホームな空間となる・・◆
ここは’〜世田谷区砧七丁目だったかな・・
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