この小さな家はモミジの枝葉が深く打ち重なる奥に〜
潔さの漂う小じんまりとした造作の愛しき容姿で・・
あたかも世間から隠遁するように存在していた!!
でもここは竹林やモミジに取り囲まれている様に見えていても、成城の街中であり小田急線の駅前までは比較的に近い場所にあるのです。今まで気付かなかったのは手前に家が一軒建っていたからで、それが無くなると同時にこの家が姿を現わしたのです。
それと背中あわせに世田谷百景に選出された「桜とモミジの並木』の一帯がある事で、緑が濃く深いエリアとなっている。
「身の丈の住まい・・」入口の小さなガラス戸を入ると、こちらに向いたどちらかの窓辺がキッチンで、手狭ながらに浴室とトイレが並んであり、住む人の動線を考えた身の丈のリビングスペースがあるだろうし、寝室の小部屋が確保されてあると推察出来る。
早朝には竹林から訪れる小鳥達のさえずりが聴こえ、屋根を飛び歩く音がするでしょう〜
日中は外の道を走行する車のエンジン音が響いてくるでしょう・・
夕暮れ時の光りがこの家を、一瞬の串刺しで輝き貫いてゆくでしょう・・
ー木造モルタル一軒家の屋根には多量の落葉が乗っかっている〜入口ドアの柱に木の表札が出ている〜赤い鉄製の郵便受けがドア前に置かれてありオブジェのようで印象的だった・・ー
ここは’〜世田谷区成城三丁目辺りであり、この2枚の写真は7月初旬に「CANON - IXY」で撮影したもので、白いアジサイの花が咲いている。■My blogエントリーNo,1001
コメント