原宿団地の横門から車が1台ギリギリに通れる裏道に入って来ると〜その辺りには昭和の時代が色濃く漂っており、昔の街の様子がそのままリアルに存在していた!!
このあたりは表のキラー通りから入った裏の住宅地域なのですが・・表参道の通りから見ても裏の奥にあたるし、原宿キャットストリートの道筋から見ても、位置的に裏と呼べるそんな場所の一帯なのです。
複雑に幾つかの小道がぶつかり合う角地に、木造モルタルの二階建ての古いアパートがあり、スプレーのイタズラ書きが哀しく痛々しいが・・左へと下る坂の途中には明るいクリーム色のスタイリッシュなマンション等が見えている。
塀に季節の花鉢を並べた家は、律儀な日々の暮らし方が伺えるが、永い年月の経過も炙り出しの様にそこには映っている。隣の家はその昔に自分達の好みで植えた樹木が、伸び放題に暴れて手が付けられない状態となっているのか・・家も住人も老人となった事を思わせる光景だ・・。
◆秋の日暮れは早急だから裏の細道を曲るごとに暗く影の量が増大して〜この道が一体どこへ向うのか不明となり、迷路マニアの愉悦がゾクリと湧いて来るのだった・・◆
ー渋谷区神宮前三丁目の迷路地帯でー
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