この日は浅草の雷門前から偶然に乗り合わせた人達と同じバスの乗客となって〜隅田川に架かる師走の吾妻橋を渡った!!
勿論はじめて出会った見知らぬ人達だから何の挨拶を交わす事も無く、走るバスの揺れに身を任せて窓外を流れる未知の墨東の街並を軽い興奮とスリリングな気持ちで見つめながら行く・・。
バスが左折をし右折をして進むごとに、街角の交差点を渡るごとに客同志の身体が触れ合うと、お互いの表情が柔和となって連帯感のようなアットホームな何かが出来てくるのだった。
途中のバス停から乗り込んでくる人達は、その街の景色と似た表情を浮かべている〜毎日のように乗り馴れた車内で自分の居場所を見つけると、遊園地の子供のように楽し気だ・・。
◆バスが都営浅草線の本所吾妻橋駅あたりを走り過ぎたと思った所で、窓際の乗客達が見えた’見えた’の合唱の声をあげると〜街の建物とは規格外の巨大なスカイツリーらしき物体の影がノソリと彼方にあった◆
ー墨東の街を走るバスの中・・ー
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