金塊のある吾妻橋ホール(アサヒビール)の真近に到達すると〜
夕暮れ空を背景に従えた金のサナギ虫は・・
リアルに巨大でリアルに尊大に輝いていた!!
ビルを墓石と呼ぶともう墓石にしか見えなくなってくる〜その艶々に研磨してエッジの立った墓石の上で、金塊モニュメントの円く豊かなヒップがプルンとした弾力を感じさせて・・こちらの目線に映ってくる。
作者はこの金塊モニュメントに何を願い何を託したのだろうか〜眼下には隅田川をゆく水上バスが白波をたてて上り下りする/彼方には庶民で賑わう雷門から浅草寺の一帯を望める/川岸を蛇行する高速6号向島線の石の回廊では車列が切れめ無く走行している/背後に伏せる低地では古くからの工場や家並みがひろがる/・・この場所になぜ金塊を作者は置いたのだろうか。
◆ここから南西に向いた金塊の先端は未来予測の先っぽであり、未来をキャツチする役目を託されているのかも知れない。はたして人々が希求する世界は何処にあるのだろうか・・取りあえず格差社会の不公平を是正して欲しいと思う・・◆
ー墨田区吾妻橋1丁目、隅田川の川辺ー
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