つる草の衣装をこんなにも美事に着こなした木造の日本家屋は、めったにあるとは思えないと感じた。実は数年前にもエントリーした家なのですが、当時はもっと荒廃色が濃厚な容貌だったからすでに解体されており雑草地のままか、新住居が建っていると思ったから・・この日は嬉しい驚きの再会だった!!
この家は成城の富士見橋から近くの閑静な住宅街の通りにあります。富士見橋(下を小田急線が走行する)は、この地区から眺める富士山のベストビューポイントであり、この日も橋上には西方の彼方の雲の隙間から、見え隠れする富士を見に来た数人の姿があった。
この家の正規の入口の判断は出来ないが路上に置かれた大谷石を踏みあがる左からと〜鉄柵を押して小庭へと入る右側では奥にまわるとテラス風の裏庭のある気配が伺える・・。
木造日本家屋の2階家の板壁面をあます事無くつる草がビッシリと繁茂している〜ガラス窓は無表情な鏡の様に12月の薄青い空の景色を忠実にペラリと映していた。
◆2階の屋根から下の階へと白い樋がしっかりと整い、この家の背筋をぴんと見せている〜板壁の破れ箇所も無いから、補修がちゃんとされている様だ・・コタツと火鉢が似合う室内だろう◆
ー世田谷区成城三丁目ー
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