稲荷町の駅から浅草通りを越えた辺りは仏壇仏具の大きな店舗が軒を並べていたり〜ちょつと都内の他所の街とは異質のテイストを見せる界隈であって・・江戸の昔から続く商店もあったりする!!
清洲橋通り沿いにあるこのトタン張り造りで看板建築の特徴を見せる煙草屋さんは、自販機だけで現在は営業している様ですが以前は店でタバコを手渡しで買ったり、店に置かれた赤電話から父母宅へと電話連絡をした事が何度もあったのです・・。
表通りから路地へと曲る角にある煙草店は2軒つづきのかなり年数を経た老体の建物であって〜トタン外壁は赤サビから黒く変色が深まっており、或る種の古色美とも受け取る事が出来る。
通り沿いの正面は直立する壁面が屋根まで続くが、屋根はトップから裏側へと傾斜する三角を形成しており、横に造られた小窓には早々と冬の西日が当たり始めている。
◆かっては煙草店前を雨風からカバーしていたテント布地は破れ去っており〜その一部分の布地を巻き込んだ鉄骨材が赤サビた形骸を晒していた・・◆ー台東区東上野三丁目ー
コメント