郵便局の赤いワゴン車が〜家が建ち並ぶ幅いっぱいの午後の道を・・ガタリと静かな音だけを残して走り抜けていった!!
通り沿いに平屋造りの”草喰われの家”があった〜かなりな年数の疲労を見せる古びた家で・・庭から伸びたつる草が屋根を乗り越えて台所のこちらへと延長してきている。
台所のガラス窓である事は、サッシュの磨りガラスを透かしてスプーン&フォークの入った壜が見えるし〜日常生活の食器などが、水切りして棚板に並べてあるのを見ても間違え様のない事実だろう。
ブロック塀で囲まれた南側の庭からは〜量の多い女竹がのっぽに育って・・瓦屋根の上はるかへと伸びていて写真に納まらないほどだ。竹は高所で葉群れを形成しており、それが大きな影となって庭と部屋とを薄暗く覆って、少々陰気な空気が漂っているのです。
◆窓辺に幾つか並んだマグやティーカップを見ると、洋風な暮らし方の住人の家なんだろうか〜つる草が窓上の壁をすっかり侵略して葉を満たす光景は、絵的に良い感じで映っていると思う◆ー世田谷の千歳台と祖師谷とが隣り合う辺りー
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