成城通りの信号角にレンガ造りのレトロな留学生会館が建っている。
会館から裏へと曲がって行くと、いつも二三台のタクシーが停まって息抜きしている公園がある。
公園と隣接して金網で囲った農家の畑があり〜畑の中からカン高い声がキャツキャ聴こえた。 この日は秋でも薄ぐもりとなった空の下で〜近くの幼稚園の児童達が・・イモ掘りに来ているのだった!!
くもり空を背景にして野菜などの葉がワッサ繁茂する緑の中で〜黄色い帽子と水色の上衣が歓声をあげて・・飛びまわっていた。
黄色い声から離れて畑つながりの小径を奥へと進むと〜そこには前後左右を雑木と竹林で囲まれた農地が音も無く出現した。
里芋の大きな葉がゆれる畑にはナス・ミョウガ・オクラ等々が植わっており〜畑の横には木材や鉄骨の置かれた小屋があって・・今しがたまでそこに人が居た気配が濃厚に残っていた・・。
◆多分ここの小径は少し前まで私有地であって、通り抜けが出来なかったと思う〜
敷地内にはトタン張りの作業場や、小型トラックが納まる小屋などの幾つかがあるのだった◆
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