石壁の食パン窓

野川に架かる　上野田橋を　越えて来ると・・・
眼前に　巨大なコンクリート壁が　立ちはだかる形で　出現する
この日　１２月の冬空は　濃縮の青で　この場の空域を　埋めていた！！
＊　＊　＊
冬の青空と　対峙する　コンクリートの　造形物には〜　
巨大な壁面を　イギリス食パンの型に　抜いた窓があったり・・　
ビル建物にあるような　鉄の外階段が　設置してある。
＊　＊　＊
そんな事から住居と見えなくもないけれど〜
小田急線の高架橋であって成城駅から喜多見駅へとゆくレールが敷かれてあり・・
ほんの少し前に車体を揺らして、ゴォーツと残響をのこして通過して行ったばかりだ。

◆この無人の石造りの景色が好きなのは〜画家のキリコが初期に描いた世界を思わせるから・・キリコは超現実派の画家で、晩年は自分自身の昔の絵を模写する毎日だったと・・◆
【喜多見車輛基地近くの風景】

Comments

[投稿情報: rappo']

いとさんへ〜
私も野川の道は気に入りです。　高架橋のある風景も好きです・・街と街が行き来する境界のあたりにも魅力を覚えます。

[投稿情報: いと]

いつもお写真ありがとう御座います。成城側から喜多見駅方面へよく行くとき、この写真の道を通りました。この写真のところから野川を挟んで成城３丁目方面を見ると崖上に赤い家が並んで見えるかと思います。この風景が好きです。