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好きな作家だった〜吉行淳之介に「近所の煙草屋までの旅」の著作があった。
彼には創作する部屋から出て、近くの煙草屋へ行くのが〜気分転換の旅だったのだろうか！！
もう何年も 月に２度ばかり 自宅と「K」ライブラリーとを 往復してる
自転車で街を走り 川を渡ってゆく 祖師谷までの 片道15分の旅〜
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ライブラリーで 本を借りられて 旅気分さえも 味わえるとは・・
心身の コントロール効果も あると思うし 未だ々止められない！！
＊ ＊ ＊
本好きが図書館へ行くだけの事だから〜「旅」と云うには反論もあると思われる・・
しかしそれは気分と意識の問題であり、様々な受け取り方があって良いのでは。
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館内に何台か配置されたPCを使用中の男性がいる〜
彼は図書館のデーターから、目的の書籍を検索する「旅」の途中・・・。
◆今にも雨が落ちて来そうな、この日の空模様だったから〜
節電を実施する館内は、窓からの明りも弱く届かない読書席は暗かった・・◆
【世田谷区祖師谷-３、Kライブラリー】
七月も終ろうとするこの数日は〜時々小雨＆くもり空の日が続いている・・。
アトリエで使っていたTVが、24日正午で終了して〜青画面のただの箱となり、淋しそうだ！
銀杏並木を 渡ろうとすると 向うから数台の車が 疾走してくる
一瞬で 車は走り去ったが 生暖かな 排気ガスが残された・・
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歩道の両側で 銀杏の太い幹は 大黒柱の如く 整列している
遠くの信号で バスが左折して ゆくのが見えた！！
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今回はイチョウ並木の交差点から、駅前へ向う道にはゆかないで〜
商店が軒を並べる狭い通りから、成城橋へ下りる道を選んでペダルを漕いだ。
◆くもり日の銀杏並木は、何とも渋さのある静かな道だった・・◆
【成城学園前のイチョウ並木】
早朝のまだ薄暗い時間に起きると〜小雨が降ったらしく葉が濡れている事がある。
それが湿気となって蒸し暑くもあり・・庭の植物には良くても、涼しい風の流れもないのだから・・・。
ボロ自転車で 家を出発 日陰の道を 選んで来たが〜
朝に近いこの時間でも 表も裏通りも 夏の陽光はきびしく
駅へ向う 路線バスをやり過ごし 桜並木の 脇道に渡った
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並木に入ると 表通りの音は ミュートされ 遠去かった
桜の老木が 緑陰をつくる 道沿いに 洋風な家があり・・・
濡れた様な 赤レンガの塀に 緑の蔦がからんでいた！！
＊ ＊ ＊
少し幅の狭い前の道から出入りする車庫が、半地下にある〜
レンガ塀の内側から石段をトトンあがった２階が、玄関となった・・・
ユニークな３階建ての構造で、白壁には扉付きの窓が見られる。
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最上階の屋根の造作は、スペイン風とでも云うのだろうか〜
明るい赤茶色の垂直な屋根瓦の中に、窓があったりする・・・。
◆外からの視線をカバーするレンガ塀は、中抜けの窓があって〜
アイビーが絡んだ絵的な演出をしている・・以前この場所でギターの音を聴いたが・・◆
【世田谷区成城-７丁目】
この街 成城には 栗の林が 現存している〜
瀟洒な住宅が 建ち並ぶ界隈の 郵便局通りに・・
栗の木は 白いフェンス囲いの 草の緑地にある
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近寄ると 柔らな若緑の イガグリが 数多く匂った
猛暑の季節を過ぎて 実る秋が 愉しみ！！
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観察すると栗の木は、地上から１mに白のテーピングが巻かれている〜
それは害虫予防か樹木の保護なんだろうと考えられる。
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栗の木はテープが巻かれた幹のあたりから、四五本に枝分かれをしてのびて・・
枝葉が繁茂するその中には、若いミドリの実をたくさんつけていた。
◆栗林から奥へとゆく道があった〜住宅地域に緑の風が流れて・・
この道は歩くには気持ちの良い道になっている◆【世田谷区成城-８】
この煉瓦の家が 完成してから 半年になるだろうか〜
植え込みも出来て 門前には 花がポポポ咲いてる！
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建築中に 何度か通りかかったのは 寒い季節だった・・
敷地に置かれた レンガを積みあげ 建物を造ってゆく
常に三四人の 専門大工さんが 着々と作業していた
見間違えたのか 建設を中断かと 思う事もあった
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屋根の上で 暖炉からの 煙突が ステキだ！！
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本格的なレンガを使った建築は、時間と根気と金を必要とするでしょう。
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日の当る建物の南側には、鉄柵で囲った庭が見えている〜
正面の通りに面して、出入りが楽な大きなガレージが設計してある・・
路上から眺めると、生活する日常が伝わってこないのは〜どうしてか。
◆煉瓦の邸宅では、古風なスタイルの門灯もステキだけれど〜
成城の地で年々渋さを増してゆくのが楽しみ・・◆【世田谷区成城-8丁目】
誰もいない 午後の 公園。
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同じタイプの 自転車が四台〜
等間隔で 並んでいた・・・
まるで姉妹で あるかのように
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唯 それだけの 事！！
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ー兄弟ではなく姉妹なのは〜自転車のボディーを見ると・・女性向きであるから・・ー
いつもこの公園横には二三台のタクシーが路上駐車して〜
さぼっている運ちゃん達を見かけるが・・
水飲み場とトイレがあるから便利なんだろう・・。
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公園から一つ先の角を曲った所に〜
10年来お世話になっている歯医者さんがある・・
先月からシーシーと時々痛む歯があるので・・・。
◆公園の反対側には、公社の10階建て団地が〜
広大な敷地と樹木の中にドンと建っている・・◆
【世田谷区上祖師谷-四丁目】
地元の農作物 世田谷野菜をつくる 農家の土地に〜
夏の日射しが照る バス通りから 鍵の手に曲って来た
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少しの距離と 数秒間の時差が 嘘のようで・・
樹木と草の緑 土の匂いに 抱囲されてホッとする
二台のトラックが ガレージ使用の 納屋で休息
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ここは裏の畑と 竹薮にゆく 三方の真ん中！！
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元来この敷地は、通り抜け禁止（私有地）の場所なんだろうと思われるが〜
好きな場所だから、自分勝手に以前から入って来ているのです・・
だから人が居ると、どうもと軽く頭を下げて・・通る事にしている！！
◆この日は、裏の畑の所から抜け出ると〜無人販売の小屋の中には・・
トウモロコシと赤玉ねぎが並んであった・・◆
【世田谷区上祖師谷-四丁目】
自宅を出発して 近くの信号を越えると そのままバス通りを直進〜
道沿いの左右に建つ マンションを幾つか 数えて過ぎると・・
近隣に住む人達が 日々買物に訪れる スーパーに着いた。
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店前パーキングは 三時過ぎても 日射しは強く照りつけ
買物に来た 少女は元気で 「ママ’ママ’早く早く〜」と
親を急きたてながら 一足先に 店内に入ってくる！！
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店内に入ると、天井の照明の半分以上は節約した消灯の状態にあって〜
表通りに面した側のフロアは、ガラス壁からの自然光が明るさをキープしている。
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野菜売り場のコーナーでは〜区分けされたカゴの中で・・熟したトマトが赤い！
◆野菜コーナーで、ピーマン＆シメジ〜／お惣菜コーナー、メンチ＆コロッケ・・／
パン工房では、焼きあがったバゲット・・／団子＆トコロテン等々・・◆
【調布市入間町のスーパー西友】
丘の公園から 下りて来た坂が 家の角で右折すると
住宅の間を さらに下方の川へと 坂となり下りてゆく
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坂の角には 二階or三階建ての 白い家がある
コンクリ土台の上に 草花の植え込みも 豊かで
横の石段を トトンと上がる クールな佇まいの家！！
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角を曲って川へと向う北側に、玄関のある三階建ての大きな家〜
石段をあがったスペースに、桜の木が枝葉をひろげて日影をつくっている。
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上から来る坂に面した窓は、西に向いた２階屋の配置をみせており〜
高低差のある条件のこの土地を、コンクリート土台の基礎が固めている。
◆季節はずれのガクアジサイの花が、下の路上から見上げると・・
ブルーの顔を覗かせていた・・◆【世田谷区成城-９】
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あのデカイ木は ヒマラヤ杉か 松だろうかと 近くにゆく〜
木の下に立ち 大きな木だなと 頭上の枝ぶりを 仰ぎ見て呟いた
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坂から曲って来た この辺りは ゆるく傾斜のある土地で〜
道の両サイドには 庭と車庫のある 邸宅が建ち並んでいる
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遥か手前の角からも 家々の屋根を越え 松の大木は黒く見えた！！
＊ ＊ ＊
初見ではヒマラヤ杉かと思ったが、枝葉のしげる中にボツボツと〜
黒い松ボックリの数個が確認出来たから、松の木・・・。
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道沿いで前後の家を従えるようにして立つ、松の大木は〜
その太い幹が艶やかな曲線を描いて、空へと向う。
◆昔から大木は守り神的な存在として〜近隣で暮らす人達と共にあると・・◆
【世田谷区成城-9】
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