[Rappo' Land blog]

「憎っくいパン！」

　　　

【新宿ハルクB2-ポンパドール】
朝食時に毎日パンを食べるのが日課になっているので・・
外出した時は何処かのパン屋に必ず寄る事になる。
新宿のBicCamera（西口店）に来たので地下食品街の奥の・・
「ポンパドール」でバケット＆菓子パンを選んで買った。
渋谷の東急プラザにある「ポンパドール」にも雑貨の仕入れで行く、
五反田からの帰り道には度々寄って買物して帰る。

■函館のトラピストの崖下の波が打ち寄せる山背泊りと云う名の・・
寒村に子沢山の漁師の娘として生まれた母はパンが好きだった〜
そして固いフランスパンを「にっくい’パン」と呼んでいた！
親孝行と呼ばれた事のない私は、一人で暮らす家に・病院のベッドに〜
パンを買い、運んで焼立ての香ばしい匂いで喜ぶ顔を見に通った！

ー担当の栄養士の女に注意されてもパンを運んだ・・
　　　　　〜そんな母も昨年のX'masの日に昇天した〜
　　　　　　　　家の押し入れに数多くのパン屋の袋が畳まれて残されたー

「牛角食堂」駅南スグ

駅（成城）の近くで夕飯を食べるとなると・・中華飯店／焼鳥屋で釜飯／パスタ屋・・の数軒しか浮かんで来ない。
勿論の事、他にも種々色々と食事所が有る事はあるが〜馴染みが無いので・・
こんな時には意外と注文の出来る弁当屋さんで、買って持ち帰る事が多かったりする。

今年の春に携帯の買い換えで訪れた、駅の南口のビルVodafoneの地下にこの店が出来たのを知ってから・・数回は来ている。
メインの焼き肉料理を定食にセットして、約20のメニューがある、
熱く焼けた鉄板皿に全ての食材が盛られてテーブルに運ばれてくる〜
野菜・肉と熱が加わり色が変化する，トッポギも入っていてそこに辛みそタレを混ぜ込むと・・出来上がり・・アツアツを食する。
さらに半熟玉子・豆腐をプラスしても￥1000以内でOK！

■他の席も次々と客で埋まり、注文を受けて応対する女店員の声が飛ぶ〜
　以前は確か・・喫茶店使用だった、配管が剥き出しの天井を見せて〜
　耳障りの良いJazzを店内に流して焼き肉屋の脂っこさをテイクオフしている■

中村屋のカレー新宿

新宿で夕飯を・・そしてカレーとすると1・2・3の数店が浮かんで来て迷うが・・歴史も有り味の安定度を考えると「ナカムラヤ」を選ぶ事が多い。
数年前にメインとなる2階のフロアーがテーブル席の配置と全体の色調がシックで落ち着いた雰囲気にリフォームされた。
私は鍋仕立てのスープカレーを、妻はインドカレーを注文した。
付け合わせのピクルス類が4種入った、ガラス鉢がセットされて置かれる。
「ナカムラヤ」の元々が本郷の東大前で、パン屋を営んでいた事は有名で・・食後は1階に下りて数種のパンを選んで購入する。

ーこの店で秋に限定で売り出す・・正味1個丸ごと大粒の栗が入った大福が大好きで・・毎年の楽しみにしている〜オススメですー

「らーめん横丁」JR御徒町ガード下

　
いつもは家で昼食してから外出するのに・・今日は食べずに早めに家を出て来た。　新宿〜神田と乗りついで御徒町に来て・・昼食をどこでするか迷った末にガード下に出来た「ラーメン横丁」の「青葉」に決めて食券を買い少し待たされてから、奥のカウンター席に座る。
未だ新しいこのラーメン横丁は駅からアキバ寄りで、ジュエリー街の入り口に近い場所に3・4軒のラーメン店が集っている〜この季節つけ麺が人気で半分以上の客が注文している。
濃厚な魚介系のWスープにとろけるチャーシュー弾力のあるツルシコ麺をさっそく口に運ぶ・・この店は従業員の数が多くテンポが良い〜春の桜のシーズンに飯田橋店で食べた以来の青葉の味はこの店でも変わらない。
ー今日はJewelry街の地区だけで早々に用を終えて駅に戻り、SUICAカードに￥1000を入金して、駅の急階段を登り山手線の東京・品川〜五反田に向かったー

「パンのペリカン」台、寿−4

　

東京メトロ銀座線〜田原町駅を出て徒歩2分と近い、営業時間（8：00〜18：00）日曜と祝日が休み。　　田原町の交叉点を渡って国際通りを少し蔵前方向へ歩くと、テントの赤地に白抜きのペリカンの文字が目に入る、店前に客の姿が見えて思わず前のめりになり急ぎ足で向かった。
先週来た時に危うく買いそびれる所だった・・私が一足早く最後の食パンを掴み、同時に入った女性客はロールパン2袋を手に「食パンは？」と店員に尋ねて「売り切れました！」の答えが何とも空しく響いた〜。
予約での買い方をした事は無いが、左の壁面に注文を受けた用紙が貼られてある。
この店を知って約10年になるが「とにかく美味しいの一言」なんです。
パン屋の多くが菓子パンを派手に飾った演出で客を呼んでいるが「ペリカン」はパン生地の味一筋の姿勢をくずさず、店内右に作り付けた木の棚に焼き上がったパンが順次に格納されてある。
■喫茶店で出されるトーストの味が自宅でも食べられる・・の言い方が的を射てると思う、しっとりしたモチモチ感が次の日も持続している・・値段は普通なのだ。
何か観光ガイドにでも載ったのか・・今年は客が急激に増えたようだ〜

ー今回は角食パン＆ロールパン（5個入り）を購入してリックに入れて安心する・・そして父の代から付き合いのある「横井メッキ」へ先週依頼したコインを受け取りに、国際通りを渡り向かったー

「小春軒」人形町

　

創業が明治45年の老舗店ー味も値段も庶民的な町中の洋食屋さん。
日比谷線（東京メトロ）の人形町駅から出て、ゆっくり歩いて3分で店に着く、途中にはCafe'の「快生軒」や鳥料理の「玉ひで」など老舗の店々が同じ道筋に並んで営業を続けている。
店内に入ると先客の年齢層の高い男女四人組が料理とビールを追加しながら、声高におしゃべりを続けて・・自分たちの世界に夢中だ・・。
若主人が調理場で注文を受けて〜時々カウンターの客と相づちを交わしながら〜黙々と作業をしている、出来上がるとお母さんがテーブル席へ「お待ちどう様！」と運んでくれる。　突然横のカーテンから祭り半纏姿のご主人が現れる〜顔なじみの客と声をかけ合い「これから祭りの集りなんで〜」と出て行く・・。若主人の小学校の男の子が横のテーブルで教科書を開いてお婆ちゃんと勉強を始めた・・。
■文豪の谷崎潤一郎の生家が小春軒のすぐ近くだった、今はその場所に生誕の地の碑が置かれている。細雪、春琴抄などの名作を数多く残した作家で、「陰影礼賛」など古来からの日本人の美意識についての記述も確かな描写で残している。
ー私はフライの盛り合わせ（ひれかつ・小エビ・白身魚・イカ・ポテト）妻はハンバーグを注文して、しじみ汁も付けてもらった。　雑然として居て以前の店と変わらない、この雰囲気が良いのか悪いのか・・私は好きー

「みはし」Mデパ地下店

五月のG,Wが過ぎてやっと元の生活時間が戻って来た今日は、春雨が昼〜夜へと切れ々に降り続いて少し肌寒さを覚えた。
昼から御徒町へ出て仕事関係の用を全て終えた・・傘が邪魔で外歩きは早々に切り上げて、近々に大改装をすると新聞発表のあった広小路の老舗デパート「松坂屋」へと入る。　地下の食品街で幾つか買物選び、B2の本屋で新刊書籍の立ち読みをしてから「みはし」と染め抜いた暖簾をくぐる、メイド服に似た服の女店員に、みつ豆にアイスのトッピングを注文する。
大振りの鉢にヴォリュームの具が色とりどりに犇めき合って盛られて運ばれて来る。　
その中の寒天は昨年健康食材として大ブームを巻き起こした。
そしてこの半透明なキューヴは私の遠い思い出を手元に招き寄せる。
子供の頃に母の実家の函館から原料のテングサが大量に送られて来た、大鍋でそれを煮出して、布袋でしぼる1・2・3番液とそれぞれを器に流し固める、ひと掴みのテングサから濃〜淡の驚く程の量の寒天が作れて〜心太にして酢醤油をかけてどんぶり鉢で食べ飽きるまで・・喰らう・・喉奥が酢焼けするほどに・・。
ートコロテンが最近は何処のスーパーでもパックされて売られている、こんなタダ見たいな材料で簡単に作れるのに金を払うのか〜と思っても買って帰る夜の道ー

「竹むら」老舗甘味店ー神田

　

■神田の連雀町「食の老舗ゴールデントライアングル」と呼ばれる地域にある甘味「竹むら」に4・5年ぶりで訪ねる事が出来た。
神田郵便局〜交通博物館〜淡路町交叉点の3点で結ばれる此の土地にあって、皆が創業は明治時代とされる老舗の食べもの屋さん・・思いつくママ〜まつや、やぶ、ぼたん、いせ源、松栄亭、竹むら、志乃田寿司、近江屋洋菓子店〜等など今日に至る迄の時代の推移を、代々受け継いで体現されて来ている店々。
■「竹むら」名物の揚げ饅頭のゴマ油の香りが漂う店内は以前と変わらない落着き、今日は汗ばむ陽気なのでクリームみつ豆を選んだ・・黒蜜が小鉢で添えられてくる。
昭和初期の設えで、自分が小津安二郎の映画の登場人物にでもなった気分を味わい乍らー客がガラス戸を開けしめする音、客が席に座り寛ぐ体温、女店員の応対するカスレ声、カベに貼られたお品書きの筆文字、二階へあがる木の階段、テーブルに跳ねる窓からのにぶい光り、天井から降る電球のあかり、隣の席で老婆と娘が病院での話しをしつつ’ぜんざいを口に運ぶー全てが味のうち・・客も増えて来たので小半時で腰をあげる。
ー出て近江屋洋菓子店でパンを幾つか選び・・志乃田寿司本店でレンコンの歯触りが美味い・・いなり寿司を土産に「Gトライアングル」の枠外へフェイドアウトー

「美味しい暖簾」青葉ー飯田橋店

　

桜が咲いて良い天気だが、今日の東京は朝から強風が吹き荒れている。
昼過ぎに外出して御徒町のJewelryタウンへと来た、数店を廻って昭和通りからタクシーで浅草橋に到着・・店で使う用品を補充して○＊△＊□・・終了。
JRで飯田橋に向かう・・駅前に立つと夕暮れの幕が下り始めて、お濠端がもう暗い。　先ずは青森会館に行き好物の数々・・あれこれ買物する、2年ぶりで九段〜千鳥ヶ淵の界隈で、日本全国から集る大勢の花見客に紛れて散策した。
完全に日も落ちてから「青葉」飯田橋店の暖簾をくぐる・・、L字型のカウンター最奥の席に座り、魚介類の濃厚な匂いの世界に浸る（この店人気のWスープ）。
今日一日強風に煽られ続けた疲労が、シコシコ麺とスープと柔らかいチャーシューの味で癒されて消滅される。待つ客も笑顔で・・次々入って来ては、食欲を満たすとコップの水をグイッと飲み干して去って行く。
ー風のトーキョー花の東京ーJRTokyoーいつも半分残すスープを、今日は完食してコップの水をグイッー

「近江洋菓子店」本郷赤門近く

本郷を歩くと又々新規の店が出現している、最近はCafe'のチェーン店が全部この地に集結してしまった・・何かそんな気がする。
近江洋菓子店は由緒ある、ケーキとパンの専門店として東大赤門の近くに位置して居り、急ぐ時はパンだけを買って帰る時がある。
店内は天井が高く・・全てに大きく設計されている、入り口の近くにパンの棚、そしてお菓子とケーキのショーケースが正面にあり、その先カウンターが奥へ長く伸びる〜Cafe'使用の寛ぎの空間になっている。
料金を￥500支払うと、トレー＆イラスト紙コップを渡される、あとはコーヒー・紅茶・ホットミルク等そしてジュース類もオレンジ・イチゴ・アップル・・夏にはスイカも加わって自由にそしてお代わりが出来る、更に壷型のポットにはボルシチが用意されていて毎回いただいて帰る事にしている。
淡路町店もあり店内に居ると、全く同じ空間でどっちの店に居るのかしばし判断不能に陥る。
ー遠くに住む友と無性に逢いたくなる・・本郷はそんな地・場・所ー