夕方前の時間でも、帰りの小田急線車内はそこそこ混んでいた。
「カワイイから写メを撮ろうか〜」と背後で坊主頭の高校生の声がする〜
きっと他校の可愛い女学生が乗っているのかと思っていた！！
吊り革につかまリ窓外に向けていた視線を車内に振り向けると、乗客達の間から茶色の毛布のような物が床上の見えた。一瞬にしてそれが犬だと分かると、先程の高校生の会話を・・そうだったのかと理解が出来た。
下北沢駅を出発してから、何か乗客達の動きが不自然な様子だったのだ〜。
次の経堂駅で客の多少が入れ替わると、空間が出来てラブラドール犬が伏せの状態で主人の足元で、ちゃんと役目を果たす姿がそこに確かめられた。
ー盲導犬と主人が作る世界に、周囲の乗客達が緊張して見守っているのがわかる〜
座席の乗客の靴先を見ると、どれも皆引き寄せて膝から真下に置かれている・・ー
【場所】小田急線の車内で・・
JR神田駅の山手線ホームは東京駅へと歩を進めると先端に近づくにつれて、ホーム幅がどんどん先細りになってゆき船の舳先’のようだ。
上にかかる屋根も同調して先細りを見せている！！
JR神田駅ホームは西から中央線の上りと下りホームがあり、階段を隔てた隣には山手線と京浜東北線が共有する上り下りホームがある。
それと別に一番東寄りにはホームはないが、上越新幹線と東北新幹線が静かにスルーッと通過してゆくラインが走っている。
神田駅の西側では街の再開発の工事が現在すでに進行中らしいが〜
確かに神田駅の東西には古い街並があって、表通りから曲がった幾筋もある路地から路地奥にと、老朽化した家屋が寄り集っていたりする場所がある。
ーいつもは階段口あたりで東京駅からくる電車に乗って次の秋葉原・上野に向うが〜
今日は少しの間ホームの先端へと行って、船の舳先にでも立った気分を味わった・・？
そこには鈍く光る鉄路の海原が広がっていた・・ー
【場所】JR山手線神田駅
駅ホームに電車が到着すると、降りる人と乗る人の波が〜
ホーム上でぶつかり合うと、熱気をはらんだ渦巻きが発生する！！
JR新宿駅中央線の東京行きホーム、午後１時３０分・・人波にもまれる。
この場所は中央線ホームで最南端の代々木駅寄りにあるエスカレーター乗り場。
ここの位置からエスカレーターで上れば埼京線への連絡が出来るし、甲州街道の新宿陸橋下を通過して新南口から新宿の街中に出る事が出来る。
新南口から「タカシマヤタイムズスクエア」高島屋デパート、東急ハンズ、紀ノ国屋書店ーサザンシアターの一帯が広がるエリアに、歌舞伎町とは全く違った人の流れがある。
中央線の車内では座る事が出来た、窓の外は左に大きくカーブして新宿御苑の樹木の緑がしばらく続くと、電車は四谷駅ホームにすべり込んで停まった。
ー東京には今年になって新地下鉄が又々出来て、新宿三丁目駅が大きくなったと〜
明治通りで数年にわたり工事中が続いていたには、この為だったのか・・・
残念ながら、この新路線には未だ乗ってはいない・・ー
【場所】JR新宿駅中央線ホーム
東京メトロ表参道駅に２年前に誕生した駅中Shop街〜
半蔵門線、銀座線、千代田線が相互乗り入れをして行き交う場所として会社員、学生、老若男女及び不特定多数の若者達で一日中にわたり混雑している。
東京メトロのネットワークの通路として正に”坩堝状態”を呈している感がある！！
東京の地下鉄を愛用する者として〜外の街風景を見る事は出来ないものの、雨などの天候に左右されずに各ラインを乗り継いでゆけば、目的の場所にすんなり到達する事が出来る。
さらに地上にあがる瞬間に、すでに見慣れたその街が新鮮に見える事もあるのです？？
Echikaの通路に幾つかのShopがあり通行する客の足を引き止めている。
□BAGEL&BAGELー写真でわかるようにベーグルを販売する専門店としてここにある。
個人的には特別好きではないが、人の好みは千差万別であり人気があるようだ。
店の造りは開放的で楽しそうで、店員さん達も明るく好い感じをしている。
□OMO KINOKUNIYAー名前でわかるように「紀ノ国屋」がコンパクトに出店している。
そんなに広くない店内のフードストアで、おにぎりやお弁当、パンやパックしたお惣菜などが売られている。また紀ノ国屋らしくワイン、シャンパンも棚に並んでいて輸入物のチーズ各種類が置かれてあった。
ー最近は駅中の飲食店（スタンドも含め）が増えているがどうなんだろうか・・
自分の好みで言えば駅中（地下）にはドラッグストアとCafe'があれば良いと思うー
【場所】表参道駅内を千代田線に向う〜
Tokyoメトロ銀座線の終点は浅草駅になる、そこから駅を出ると〜
雷門から仲見世通りの繁華街で混雑する真っただ中に突入してしまう。
そこで浅草通と云われる人達は一つ手前の駅である田原町で下車して・・
余裕を持ってゆっくりと浅草の六区へと足を運んでゆく！！
日本の地下鉄のパイオニア路線にある田原町駅は、地下の改札口を出て階段のワンステップに足を乗せると、地上からの明かりと共に車の往来する音が、ダイレクトに降って来る、そんな小さな駅なのだ。
銀座＆渋谷方面に向う乗車ホームへ行く連絡通路があって、改札横からの細く深い階段を下りて行くと反対側の駅改札口へと繋がっている・・。
出た場所は三ノ輪から言問橋通りを越えて来て、さらに蔵前へと向って車の流れが途切れない国際通り沿いで、近くに昔からある焼そば屋の匂いが今日も漂って来る。
また上野から駒形橋へと一直線で走る浅草通りとが出会う、交叉点の角地でもある。
ーここから歩いて駒形橋はそんなに遠くなく、渡った向う側は墨田区のエリアになる。
今年になってからは、未だ隅田川の流れを見ていない事に気が付いた・・ー
【場所】東京メトロ銀座線ー田原町駅
この時季は雨が降らなくても小田急線の車内は湿気が充満している〜
未だラッシュになる前の時間でも、もうすでに混雑する乗客の発する体温も加わってか、車中は蒸し暑く汗ばむ空気が漂っている！！
車窓に向って並び立つ大人達の背後の谷間で、黒革のランドセルを背負った四つの白い帽子（学帽の夏用カバー）が寄り合って、楽しそうな会談の輪をつくっている。
そこには他の乗客達とは違う湿り気の無い爽やかな空気が流れているようだ。
自分が中学生の頃に、この夏用の白い帽子カバーが大好きだった時期があった。
年がら年中を過ごす黒づくめの学生服が、この白いカバーで変化がつけられたから。
夏を過ぎて秋の遠足にも被ってゆき、自分一人が白い帽子で写っている記念写真が〜
古いアルバムの何れかに貼ってあるはずだ・・・。
ー工事中の下北沢駅ホームを出発して、世田谷代田で環七通りを渡って過ぎ〜
梅ヶ丘〜豪徳寺を通過したはずだから、今この電車は経堂あたりを走行中か・・ー
【場所】小田急線で経堂の街を通過中の車内
打ち寄せる波・・海でも川の水でもなく石段の〜
上野松坂屋デパートとTokyoメトロ銀座線の間にある！！
以前にも「階段恐怖」の名でエントリーしているから今回は２度目になる。
デパート地下１階の食料品フロアーから出ると、目の前に展開するこの石段風景。
写真でも分かるように、更に左と右からの石段の波が打ち寄せ合流して〜
下った先は地下鉄の上野広小路駅の改札口に至るのです。
1年以上前のエントリー時点では松坂屋と大丸デパートが合体を発表して、業務提携および全面改装＆改築が行われる動きがあったのは確かで・・・。
この階段あたりが早急にエスカレーターが導入されると思って、この場の風景を記録する意味もあってエントリーしておいたのだった・・。
ー現在でもこの場所が、手を加えられずに残されているので先ず一安心〜
松坂屋デパート館内には、魅力的な石の階段が数箇所あって興味深いのですが・・
階段まわりの壁面の大理石には、ジュラ紀（二億年前）の化石が眠っていたりするー
【場所】上野松坂屋地下出口あたり〜
成城学園前駅の西口が出来てから、もう２年が過ぎたと云うのに〜
人の流れも少なく、何か閑散として映る現状の風景がある！！
それは以前からの成城駅の南と北口を利用する人達が、現在もダンゼン多いと云う事の証拠なんだろうか。そもそも駅前の南と北口の通りは狭くもあり、そこに乗り入れるタクシー＆バスや一般乗用車で身動きが取れない状況だったのだ。
駅の大改築と共に、タクシー＆バスの乗り場が西口に出来るロータリーを使う事になると聴いていたのだが・・・。
駅の周辺を利用する一般客として考えてみると、この西口周辺には飲食する店、買物して歩くShop等がまるで見当たらないような気がする。
駅ビル[CORTY]の２・３・４階に書店、和洋食レストラン、ブティツク、クリニック、インテリアShop等が出店済みでもあり、この西口はロータリーが出来ただけなのだ。
ーただこの西口からは、晴れた日に富士山が真正面に雄美な姿を見せる〜
手前の富士見橋〜不動橋を越えた遥かその先に・・ー
【場所】成城学園前駅西口
こちらの駅の構内はうす暗く、外へと視線を向けると〜
まばゆいばかりの陽光が、道ゆく人達を照らしている！！
ここJR御徒町駅の上野寄り出口は昔のまんまで、大きな四角い柱が立つ構内には〜
くすんだ壁と昔からの売店が、現在も幾つかあって営業を続けている。
日差しの中のベンチに座った３人が、何かを食べているのが見える。手づくりアイスキャンディーと描かれたノボリが揺れる、食料品デパート「吉池」の入口前でだ。
横並びで「１０円まんじゅう」の店が出店しているが、少し前までそこは違う店だったのを覚えている。買物している男の客の後をやって来たショルダーバックのオジさんが、興味ありげに様子を伺っている・・饅頭がたったの１０円か〜とでも思ってか。
１０円まんじゅうの店は約２年前に「谷中ぎんざ商店街」で話題になってTVにも取りあげられ評判となり、それからは都内のあちこちで出来ているようだ・・。
ーこの駅の上野寄りの出口は、春日通りに接している場所で〜
通りを渡った向いの地域は、喧騒がいつも渦を巻いているアメ横の街になるー
【場所】JR御徒町駅前・・
山手線の五反田駅ホームから、東急池上線へと乗りかえる・・
連絡通路がこのホーム最端の大崎駅寄りにある！！
昭和の時代と云うか、戦後すぐに出来たであろう素朴な造作がそのまま残っている。
２つの駅と駅とをつないで、近在の客の往来をさせると云うシンプルな目的以外に〜
何の装飾も付属しない田舎の駅を思わせる風貌が、何故か愛着を感じるのだ・・。
高層ビルが乱立する現代の都会の中で、ここ五反田駅の東急池上線への連絡通路は〜
少し前の歴史を見せてくれる貴重な風景遺産の一つに数えられるでしょう。
ー東京に於いて最近は、日暮里駅が全改築されて大変貌したらしい〜
谷中の丘から日暮里駅の石の陸橋を下って根岸へと行くには苦労した経験がある。
新しい交通システムー舎人線ーが加わって山手線、京成線と複数をつなぐから・・
その連絡駅の構内は、今どんな様子なのか近々確かめに行きたいと思っているー
【場所】山手線五反田駅ホーム
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