[Rappo' Land blog]

或る醸造会社支店の桜

砧八丁目は小田急線の南側地区で、祖師谷＆成城駅とのほぼ中間の位置に当たる。
駅周辺からは少々離れたエリアで走る車の数は少なく・・
しっとりと落ち着いた街の風貌をしている！！

この日は桜の花が咲く道筋を追って来ると、道沿いに円く刈り込まれた数種の庭木と、屋根より高く見事に開花した桜のある所に差しかかったのだった。

桜のあるこの平屋は奥行きのある建物で玄関横の木札に東京支店とあるから、地方に醸造元の本社がある出張所なんだろう・・。

左の脇道へと曲がる一角に植わっている椿は、朱のうすい花びらを巻いた種類で、造花と見間違うほどの奇麗な紅色をしていた！

◆バタバタと走って来た赤いバイクが支店の前で停まった〜それは成城郵便局のバイクだったが届けを終えると・・配達人はさっさとエンジン音を残して走り去っていった・・◆

ー世田谷区砧八丁目のあたり・・ー

静かな桜の道

パッとしないくもり空の下でも、華麗に咲いた街路樹の桜〜
成城六丁目は、表裏＆タテヨコナナメどの道へ曲がろうと・・・
サクラ　さくら　桜　桜　静かな桜の道！！

桜咲く学園横の道は登下校時間を外れると、とても静かだ〜

地域循環バスが成城〜祖師谷地区を走行する通り道であり・・

上祖師谷から校門前を通過して、小田急線へと至るワンウェイで・・

このシーズンは高・中・大学の校舎の周辺はグルリ咲く桜桜桜に取り囲まれる、

学園の反対側は高級住宅の建ち並ぶエリアで、春の花々が家々を飾っている。

◆この道と平行する近くに桜並木の通りがあり〜この時季は商店街の催し物があって・・近隣の人達で賑わっているらしい・・◆

ー世田谷区成城六丁目、成城学園横の道ー

川辺のサクラ

成城学園グランド横から東宝撮影所の川沿いの道は・・サクラの名所なんだよ と「ちい散歩」で地井さんが言っていた！！

四月になった昨日は一日中Tokyo及び関東地方では、強風が暴れて吹きまくった。夜中過ぎたベッドの中からも窓を打つ風の音は弱まる事なく聴こえていた・・今朝も吹き続いていたが昼頃からはやっと大人しくスローな風の流れになった。

あやしい黒雲が斑模様を描いて上空を覆っており、時々はパラリと雨粒が顔面に当たるが無視して、成城の街を駆け抜け坂を下りて仙川遊歩道に入ると、満開のサクラの花に迎えられた。

◆サクラは強風にも負けずに散る事はなかった〜成城学園グランドと川辺に沿って下流へと桜は連続して・・不安なくもり空の下でも美事に花開いていた、季節の花々と・・◆

ー世田谷区成城学園グランド川沿いの道ー

経堂の細道

経堂は世田谷区のほぼ中央に位置する街で、都心部からは小田急線が走って来ている。新宿駅（新宿区）を出発した小田急は、瞬時に代々木地区（渋谷区）を走行する事になるが〜東北沢からは世田谷区に突入して途中は下北沢・経堂・成城と喜多見駅まで区内を走り切ると・・多摩川へ向って駆けてゆく！！

経堂の地区は〜環七＆環八及び甲州街道＆世田谷通りの大きく主要な道路に囲まれているけれど・・住宅地域となるとドライバー泣かせの煩雑で迷細な道の多い事でも知られている。

裏通りの古くからの家が集まる道筋をゆくと隣りあう木造家屋の間で・・サビたトタンと板壁の廃れた迫力が何とも魅力的だと目に映ってきた。

賑わう商店街から曲がって静かな通りに入ったが〜樹木と屋根の向うに何か乗っているようで近くまでゆくと・・貯水槽のある民間アパートだった・・。

表の商店街の通りで軒を並べる店の裏側にまわると〜日々の生活に追われるお互いの時間を・・ザックバランで公開していた。

◆その昔は農道だったと云われる経堂奥の細道を〜行き当たりばったり世田谷線の踏切りまで近いうちに歩いてみたい・・◆

ー世田谷区経堂駅の南へとゆく・・ー

春待ち信号

　

三月も中旬を過ぎたけれども並木道のイチョウは未だ葉を落としたヌードのままで〜季節配達人から新緑のNewモードが届けられていないのだろうか・・先日に桜の開花発表があったけれど、また々冷たい日々が戻って来ている！！

信号待ちでたたずむ所から近くにレンガ塀の屋敷があって〜庭内からミモザの黄色いボリュームが赤い塀越しに道へと溢れ出ている・・その花群れは去年よりもさらに巨大化している。

成城八丁目地区で新築なったピカピカの住宅団地が建ち並ぶ郵便局通りでは〜毎年のように早く咲く街路樹の大きな桜の数本が・・もうすでに満開となっているのがバス通りを挟んだ自宅２階のアトリエ窓からも眺められる。

◆今春に卒業した近所の女子高生が医院にゆき〜念願だった耳に穴をあけたと来店した・・彼女は金ピアスの耳から春が来たようだ・・◆

ー成城学園前いちょう並木の道ー

テニスコート早春

中央にネットが張られた三面のテニスコートで〜スタッフが総出でボールを集めたり清掃をする様子が見られるのは・・三月十日の午前十時を過ぎた頃で、前夜半にTokyoに雪が降った翌日の事だった！！

春の雪は消えるのが早かったけれども、地上には冷たく震える寒さを残していったから、コート内で作業するスタッフ全員の姿は長袖＆長ズボンのスタイルだった。

S'テニスのジュニアスクールのコートは、崖上に乗り出す形状で造られてあるから、坂下の窪地から向い側の一帯に建ち並ぶ家々の景観を一望する事ができる。

家々の背後で葉を落とした裸木が黒いレース状になって見えているのは〜NTT研修センターの巨大な敷地をぐるり囲う樹木群であって・・中央に一際高いメインのタワービルが確認できる。

◆午後からはそれぞれの学校を終えたジュニアの生徒達が〜ラケットを振りにS'スクールに登校して来るだろう・・◆

ーS'テニスからNTT研修センターを望むー

三月の空の下・公園

三月の空模様は〜どんより暗いくもりの日が続いたり、日の当たる暖かい陽気になったり、雪が舞って白く積もったり、冷たい雨がシトト降ったりと・・くるり変化する天候が入れ替わる日々で、体調を乱してしまう人が多かったのでは！！

明日の空はどうなるのだろうかと心配をしても、ちゃんと梅の枝に梅の花が咲き、地面からボボとフキノトウが顔を出して、ミモザの黄色が鮮やかに街角を彩っていた・・裏通りをゆくと家々の庭から花の香りが漂ってくる・・。

街の景観は住宅やマンション＆Shopなどが形造る三角と四角の大小の建物で埋まっているから、大きな空を見ようとすると公園にやってくる事になる。

祖師谷公園（都立）は自宅から歩いて１０分で来る事ができる近くにあり、起伏する草地の丘があってその広大な敷地内には川が流れており、両岸を行き来して飛来する野鳥を眺めたりする・・セキレイ橋が架かっている。

◆三月の空の下〜草のスロープを子供達ばかりか・・大人の男女も手足をのばして、走り、歩く、声を飛ばすを・・している◆

ー世田谷区上祖師谷四丁目、都立祖師谷公園でー

駅の見える墓所

小田急線で新宿方面への行き帰りに経堂駅ホームに電車がすべり込むと〜駅の南側に黒い木立と合掌形の黒い寺の屋根が視界に映ってくるけれど・・同時に古い石塀に囲まれた墓の一部も見える事がある！！

今日も駅を出ると何の隔たりもなく街の上には空がある。駅前のすぐ横を曲がると石塀の続く寺の道であり〜賑わう商店街の真近くであっても・・石塀内には現実から隔絶された墓石群の空間がそこには出来ている。

誰もが石塀の外と内にと簡単に乗り越えられるし〜眼中にすんなり取り込む事も出来るけれども・・あの世（死）とこの世（生）とを行き来するのは不可能と、誰もが知っている。

◆墓所からは、毎日のように何万人の人達が何処かへ行き帰りする駅と言う移動基地が見えている〜古い石塀に囲まれた、動かぬ墓地の石列群が広がる現実風景と静寂の彼方から・・上には空があるだけ・・imajine◆

ー小田急線，経堂駅の南側の・・ー

池とミカン

朝から夕方を思わせる薄雲リの一日が本来の夕方を迎えた時刻になり〜あと少しゆけば坂へと下りる手前でミカンの黄色が屋敷の庭から塀の外へと・・わんさか目の前に溢れる如くに現れてきた！！

眼の中にミカンの黄を連れたまま、ゆるる曲がる不規則な坂を下ってゆくと〜チロロ水音が聴こえて何と来る筈ではなかった釣鐘池に辿り着いてしまった・・と言うよりも偶然に出てしまったのだ。

釣り鐘池は世田谷100景の一つとして知る人ぞ知る池なのですが、この池に来ようと目指してくると何故だか見付けられない事があったりする・・ちょつと不思議スポット的な場所でもあるのです。

◆春の三月ではあっても寒かったり不安定な季節の夕暮れ時は〜人家も樹木もモヤッとした曖昧な影を持っており・・不鮮明な写真が撮れてしまった◆　

追伸・・ミカン？と思ったがレモンかも知れないので、ゴメン！

ー世田谷区祖師谷５〜６丁目ー

でっかいけやきの木

裏通りでは夕暮れの気配がすでにひろがっていた。表通りから侵入する車も少なく動きの無い静けさの中で〜裸木の梢の高所でカーッと鳴くカラスのカン高い声が・・軒を並べる民家の屋根や壁に反響して全体がくすんだ風景の中にあった！！

それは実に大きくでっかいケヤキの木で、この辺りにこんな巨木があったとは知らなかった。

ここは祖師谷商店街の通りから一本裏へ来た所で、地元と云うか古くからこの地域で生活する人達の２階建て家屋や小住宅が集まっているエリアなのです。

都心では高層ビル等を見上げる事が好きだと言う人達が出現していると聴くが〜私は上空を覆うように大きく枝を拡げて立っている大木を、真下から尊敬の念を込めて振り仰ぐ事の方が好きだ。

◆木は人間と同じく生き物だから、その姿に歴史を宿しているだろう〜過去から現在までの世の移り変わりを知る先人として、時として感情移入をしてしまう事がある・・◆

ー世田谷区祖師谷５の裏通りー