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【台、上野駅〜御徒町間】
最近は上野アメ横の地域に足を踏み入れる事は滅多に無い！
御徒町のJewelryタウンには１ヶ月に何度か来て居ても・・
春日通りの信号を渡って〜魚臭く何処からか田舎ナマリの声がする・・
JRガード下のディープな世界へは気持ちの混乱を招くので遠慮している。
■そんな私が以前は都心を離れた青梅線の沿線に住んでいて〜
この近くに来た時は海苔・昆布・煮干しの海産物類など・・
輸入缶詰や各種スパイスの殆どをアメ横で買う事に夢中だった・・
複雑な網目で組まれた迷路の街に吸い寄せられたのだった。
ー現在のこの地区は一見安心な街の顔に見えてはいるが・・
その実〜裏社会が根を張る恐怖の場所でもある事を・・
私は知っている・・でも嫌いではない・・好きな街であるー
〜景気が良くなったとの政府機関の新聞発表を・・誰が信じるか！
相変わらず客の懐は固いし、売り上げは伸びないのが実態と云える！
都内では年々と大掛かりな開発がされて、高層ビルの乱立が目立つ・・
商業の場が広がったと云っても1・2年後に残るのは食べ物屋の・・
チェーン展開の飲食店などで、他の業種は皆入れ替わり消えて行く。
■五反田駅前からシャトルバスに運ばれて、ここTOCビルに通い始めてから・・15年の時が流れて行った・・。
9階のレインボウホールにある店々には毎回必ず顔を出している〜
それと7階フロアーの数店舗でも仕入れる所がある。
■商品の買い付けが終了して・・下りる1階には「ユニクロ」が比較的〜
早くの頃から男＆女とチャイルド別のShopが入っている・・
オフィース「デポ」も同じ1階のフロアーに大きな面積を占めている。
さらに・・地下街を足を伸ばして幾つかの店をのぞいて調査する。
ーもう外は暗い・・今日は春にリニューアルした新cafe'shopに寄って・・
カプチーノを飲みながら支払いの手続きで後から追って来るカミさんを待つー
巷では映画「ALWAYS 三丁目の夕日」がヒットしているらしい！
昭和三十年ブームと云われて、日本人が忘れてしまった大切な物が・・
何かあの頃の暮らしの中にはあったと・・・。
■今年の「東京人」8月号でも特集が「昭和30年代東京」・・
ー誰もが夢を持っていた時代ーのサブタイトルが書かれている〜
その時代を実体験してきた身には何か恥ずかしい気もするが〜
確かに現実は貧しく〜向かって来る新時代に対して・・
夢を抱かずには生きられなかった日々だった。
■祖師谷のウルトラマン商店街の通りに面してこの家はある、
まるで映画用のセットモデル家屋の佇まいそのものの〜
昭和三十年代頃の味付けがしっかり、さり気なく刻印されている。
玄関を囲む板塀の確かな造作に、裏の勝手口の蔓薔薇の草臥れぐあいに〜
建物の全体に時代色の五香粉を吹き付けた様な仕上がりの自然さに・・。
ー右隣りの駐車場に入り込み裏へと廻って行くと・・
まばらに実った朱色の柿が顔をのぞかせてくれたー
【JR五反田駅ー東急池上線】
■遠い昔に五反田で乗り換えて高校の同級生の家を訪問した事があった〜
その友人の家が東急池上線の旗の台にあった事を覚えている・・
彼の父親は舞台照明などの著名な美術家だった。
■家を出て自分で生活するようになって知り合った彼女の家が・・
雪ヶ谷大塚にあり、いつもは五反田駅横のCafe'まで送っていたが・・
何度か・・雪ヶ谷の家まで送って行った事もあった。
■それから〜さらに更に時は流れて世相もすっかり変わった〜
1990年に店を始めてからは毎月のようにこの駅に来る・・今日も〜
山手線ホームから登る階段・・池上線の駅舎ホームが変わらない。
ー冷たい小雨の中に立って池上線のホームを見上げる私の眼には・・
時代を遡ってモノクロームの景色が見えて来るのだが・・ー
夏過ぎて一番の冷たい雨の一日になると今朝の天気予報で云っていた〜
それを信じて雨降る午後に長袖シャツにジャケットを着て外出した〜
御徒町での用を終えて・・山手線で東京駅方面へと向かう〜
■何もやる事の無い車内で向いの座席を写したのがこの2枚〜
・・何やらバッグから伝票らしき用紙を出して確認をしている女〜
中年過ぎのおじさんは先程からケイタイに夢中だ〜
野球帽の男は傘を杖に仮眠状態で車体の揺れと同調している〜
ケイタイをしていた女性は東京駅でホームにサッサと降りて行った〜
ー電車内の写真はムズカシイ・・
知らない人の顔の正面にレンズを向けられないし〜
と云って背中ばかり写すのも面白くない・・・
斜め横からねらうと必らず誰かの目線が反応するー
成城の駅が生まれ変わった〜正しくは駅ビルが出来てデパート化したとでも云うのでしょうか・・4階までのビルの中に食料品スーパー、総菜店、ベーカリーshop、蕎麦屋、寿司屋、中華．和食、洋食レストラン、旅行社、金融＆証券、児童教育関連・・中央改札の真上2階には三省堂書店も収まっている。
■駅の改札口を出たフロアーは天井までの吹き抜けの空間が出来ている。
客は長いエスカレーターで運ばれて各階の回廊を巡る仕組みになっている・・Openしてから約1ヶ月が経過したが〜何かまだ信じられない程の変わりようで・・当初は何処からこんなに人が集って来るのかと思う程の人出で混雑したと・・聞いている。
■今日は都心に出た帰りの初訪問なので・・軽く一周見廻りしただけで下りて来た〜1階のベーカリーshopでロングバゲットを買った・・
雨を除けて小走りで外の通りを渡ると・・いつも行く中華飯店の地下階段へと傘を畳んで駆け込んだ〜。
ー冷たく止まない雨の中を食後の運動と歩いて帰り着いたが〜
下半身がすっかり濡れてしまい寒いぐらいに感じた・・夜だったー
【調、入間町−3／世、成城−8】
店の近くの信号の場所で・・日暮れ時に影絵の夕景に出会った！
ここには西野川・つつじヶ丘の方面から来る一般車輛や・・
神代団地を始発のバスがNTT研修センター前の長い坂道を登って来る。
もう一方からは調布駅南口発のバスが京王線の仙川を経由して来て〜
同じくこの信号のある交差点に車体をあらわす・・。
そして合流し同じ道を前後して走って行き終点の・・
小田急線は成城学園前駅北口に到達するのです。
毎日の日暮れ時はバスの本数も多く・・一番混雑する時間帯だが〜
幸いな事に今のところ大きな事故は無い、成城郵便局の帰り道に・・
改めて見ると沿道のガードレールが傷つき曲がっている。
ー当たり前の事だが・・飲んだら乗るな’乗るなら飲むな’命大切にー
庭で秋のバラが清楚な姿で咲いている〜
カミさんの父親が、水やりを毎日根気よく続けて咲かせたバラだ！
それだけでは無い、肥料・土・剪定・害虫駆除と・・
愛情を持って見つめながら行う作業が必要になる・・。
春に咲くバラの方が大振りで全体にボリュームもあって、妖艶で華やかな印象がある・・それは冬の冷寒期を乗り越えた芽吹きの強さが加味される由縁かも知れないと思える。
■一昨日の事〜義父母が鬼怒川温泉へ一泊二日の旅行に出かけた〜
帰りに渋谷駅構内で井ノ頭線で下北沢に向かうのに迷ってしまったと〜
停年を迎えるまでの30年以上も通い慣れた渋谷駅も、10年前の大改築で見知らぬ場所になったようだ・・。
毎朝早く起きてウォーキングを続ける義父も「疲れた！」と云って・・
戻って来たが、着替えると早速・・バラの世話にと庭に立った。
ー写真を撮る時にローズガーデン内の地に押した靴跡が〜
私が踏み入った証拠として残されているのが、今は気になるのだが・・
心配は無用と・・蕾みが今日は三つ開花してくれた・・ー
【世、成城−7】
成城学園正門前は深い緑の列が続くイチョウ並木の始発点になっている！
ここに本屋が有る事は以前から認知していたが〜寄った事は一度もない。
カミさんからの情報では、地元の世田ヶ谷の小中学校の教科書の取り扱い店であると云う・・何処からかギンナン独特の強い匂いが漂ってくる。
■本屋の横から裏へと廻ると〜かなり荒廃した建物の様子が見て取れる。
小さなガラス窓がある２階には書籍の倉庫にでもなっているのか、外階段が設けられているが〜登り口から不安な崩れを見せている。
隣家の生け垣では、つるバラが薄暗がりの庭から背を伸ばして・・
頼り無げに秋風に揺れている〜。
■再び学園の正門前に戻ると銀杏並木の道は・・
完全に夜のモードに切り替わっている・・
樹木の間に等間隔で置かれた照明が灯って、彼方へ点々と続いてゆく〜
ー校内からヘルメットを被った作業員がロープと工具を手に姿を現した・・
並木の暗がりに駐車したワゴン車のドアをバタンと閉めて走り去る〜
テールランプのオレンジ色が道に尾を引いて流れる〜
先の信号でウインカーが左へ点滅した・・駅前へ曲がるんだな・・ー
【小田急線ー千歳船橋駅】
秋の日差しが少し柔らいだ時刻に・・
人が行き交う駅前の高架下に自転車を停める。
そこはパン屋の店前で、美味しそうな色々のパンの顔が・・
通る人に向けて明るくにぎやかに陳列されている。
この場所に踏切りが有った時からの駅前スーパーから・・
店員の客を呼び込む声が途切れる事なく聴こえてくる。
ー味覚の秋〜秋の味覚ーどちらでも良い事だが・・
店頭にミカンが篭に入って階段状に積まれてある・・
その横に種類の違う、四角や丸や細い柿が艶々と輝き並んでる。
駅近くのためか先程から女子高生の姿がやたらと眼に入ってくる・・
写真に映らないように気を使う程に制服のミニから伸びた・・
生足が大胆で、これも秋の味覚の一つに数えられる収穫物なのかも！！
ー今日は何処かで栗を買って帰る事に初めから決めていた〜
〜パンは今買って自転車の前カゴに入れたところだー
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