[Rappo' Land blog]

「スタイリッシュなビル」

　　　　　【台、東上野−1】

JRの御徒町駅から春日通りを東へと向かって昭和通りの交叉点を渡る〜
表通りには銀行や金融の四角いビルが立ち並んでいる。
左に曲がって直進すると韓国の焼肉店や食品材料を売る地域に出る〜
このスタイリッシュなビルは其処迄も行かない、春日通から入ってすぐの角地に立っている。


■現在のこのビルには複数の会社の看板プレートが出ているが・・
建った当初は時計とJewelryのブランド企業が自社ビルとして建築したと聴いている。　1階は勿論ショールームとして商品のアピールの空間に〜
2・3階は業者との商談取引や打ち合わせのルーム〜4階からはデザイン室や頭脳的なセンターが置かれてあったと外見からの想像を描いて見る・・
間違いなくその様に設計デザインをして建てられたのでしょう！

■建物は住まう人・・その中で働き使う人・・の意識や習慣で如何様にも変貌する物です・・西側に向けたガラス出窓にダンボールが積まれてあるのはいただけない景色だ！
ー上野の一帯は商売の街で大から小まで密集する建物には、何かを作り販売をする業者が毎日行き交う所・・宅配便の四角な車が表通り〜路地の道筋を忍者の如くに出現しては又・・去ってゆくー　　　　〜9月も今日で消え去りゆく〜

「パスタCafe'」

　　　　　　　　　【新宿ハルクフードB1】

地下鉄丸ノ内線で新宿西に降りると、そのまま小田急ハルクの地下1階に吸い込まれるように・・ラインが敷かれてある？？
食料品スーパーのフロアなので混雑は毎度の事・・特に夕方に来ると。
そのレジ脇の壁面を占める位置にこの店がOpenして〜
若いスタッフの呼び込みに誘われて入ったのが3・4年前だった。

■Cafe'スタイルのパスタ専門店として値段もリーズナブルな設定で〜
女性が一人で携帯を手にメールしながら食べている姿を最近は目にする。
同料金でM-L-LLと量のサイズを選択出来る・・男はLが多い。

■今回は小海老・山菜・明太子のパスタ＆サラダ+ミルクティーを選択、
麺は細いカペッリーニの種類で〜Lはかなり大盛りだが・・完食した！

ー小田急線に乗り網棚に手荷物をあげてホッとする・・立ったまま成城へ帰った。
途中の下北沢駅の周辺は工事の真っ最中で、棒杭が打たれて工事シートが張られ〜
クレーン車が建設機械が資材が置かれる・・ホコリっぽい現場を通過したー

「憎っくいパン！」

　　　

【新宿ハルクB2-ポンパドール】
朝食時に毎日パンを食べるのが日課になっているので・・
外出した時は何処かのパン屋に必ず寄る事になる。
新宿のBicCamera（西口店）に来たので地下食品街の奥の・・
「ポンパドール」でバケット＆菓子パンを選んで買った。
渋谷の東急プラザにある「ポンパドール」にも雑貨の仕入れで行く、
五反田からの帰り道には度々寄って買物して帰る。

■函館のトラピストの崖下の波が打ち寄せる山背泊りと云う名の・・
寒村に子沢山の漁師の娘として生まれた母はパンが好きだった〜
そして固いフランスパンを「にっくい’パン」と呼んでいた！
親孝行と呼ばれた事のない私は、一人で暮らす家に・病院のベッドに〜
パンを買い、運んで焼立ての香ばしい匂いで喜ぶ顔を見に通った！

ー担当の栄養士の女に注意されてもパンを運んだ・・
　　　　　〜そんな母も昨年のX'masの日に昇天した〜
　　　　　　　　家の押し入れに数多くのパン屋の袋が畳まれて残されたー

摩訶般若波羅蜜多心経

　

秋の彼岸に電車を乗り継いで「妙音寺」へと来た。
門前の道を北へと行くと言問通りにぶつかり入谷の界隈になる〜
その先は三ノ輪に至る、寺の横から東へ2・3分歩けば合羽橋道具街で〜
商店がビッシリ並んでいて向い側は西浅草の地域になる。

■本堂横の玄関に立って寺の大黒さんと気候の挨拶などを話すうち〜
火を点けた線香の煙が充満して、咽せて、目にも滲みて・・
早々に墓地へと辞去する・・墓石の間を吹き抜く風は強く・・
線香の束がボワッーと赤紫の炎に燃え上がって消えない〜

■墓前を花と水で清めて・・お経を唱えようとして気付いた〜
今年の春に調布「深大寺」で新たに求めた経本を忘れた事に・・
開経偈から・・声を出して唱えてゆく〜何ら戸惑う事なく・・
皆共成佛道と読み終了した、記憶脳に保存されていたと云う事か！
・・青い秋空と白いウロコ雲の下に小学校・マンション・
　　　　　　何かの工場や古いアパートが周囲に立っている・・

ー兄父母と世話になった近くの墓石と石工は甥達の友達で、この界隈の祭りの仲間でもある〜大通りに出る角には落語家の集るトンカツの「気賀亭」の暖簾が下がる。　上野駅前から田原町へと伸びるこの通りには、仏壇仏具店が数多く軒を並べる・・江戸時代から代々脈々と続く老舗もあるー

ねことくるまといけのこい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【台、松が谷−2】
地下鉄の銀座線は稲荷町駅に下車して徒歩で5・6分も行くと〜
道の両側に寺がいっぱい集る場所に出る・・。
近所には蕎麦屋が一軒とコンビニが1店舗、チョイと横丁を覗くと〜
足袋の製造を手掛ける家があったりする・・
そして廃材を積み上げた銭湯からは煙の匂いが漂ってくる。

■通称ー池の妙音寺ーと呼ばれている境内に入ると、その名のとおりに、
本堂の脇の藤棚が影を作る手前に、石の太鼓橋を渡した池があり・・
数十匹の緋鯉の泳ぐ姿が青空に白雲を映した水面を切って浮上すると〜
魚身を捻り色鮮やかにシンクロナイズドスイミングを見せてくれた。

■庫裡の方へ行くと小型の自家用車が停まっていた〜
首に鈴を付けた黒猫が人懐っこい様子で・・ふぃに姿を現した。
住職が檀家を廻る・・奥さんが買い物に使うのか・・薄いベージュ色が
陶器を思わせる艶をしていてブラックCat'の可愛さを引き立てている。

ー背を撫でる手に小動物の体温が伝わってくる〜突然こちらの足元に横になる〜
柔らかな・・お腹はさらに熱い・・甘え方を熟知しているな〜コイツ！
　

「銀の笛」音の小箱

　　

このところ日暮れになると虫の鳴く音がクラフト「手と手」 の店の周囲に湧き出るように聴こえてくる・・金木犀の花の香りが夜の湿り気を含んで重く地面の近くに沈んでいる。
■今回のエントリー「銀の笛」はCHRONOFILE のKURIからのリクエストに答えるカタチになったが・・そろそろ出番が来た感じで・・
とりあえずこの3点をアップする！
　♪　三日月教会　（全長　60mm）素材Silver950
　　　　　　玄関の灯りにブルームーンストーン、屋根に家猫Qoo'乗り
　♪　舟遊び　（全長85mm）素材Silver950／パール3粒
　　　　　　天使が船上で手風琴を奏でる〜
　♪　かもめ　（全長120mm）素材Silver950／色ガラス／パール
　　　　　　ー笛の音は吹く人の気持ちの表出ですー
ーかなり以前から「銀の笛」を気侭に作ってますが売りに出した事は無く・・
　それでも求められて作ってはいます〜　革紐を通してペンダント使い、
　裏金具を付けてブローチ使いにと喜んで頂いている・・ー

「夕焼け雲の行方」

　　　

・・つい今し方夕陽が沈んだ〜西の上空へと視線を向けると〜
　それまで気にも留めずに居た・・切れ切れに浮かぶ雲達が・・
　一斉に黄金色に輝きを見せ始めた。
　その光芒は何やら有り難き神仏の来迎を予感させる圧倒的な・・
　迫力で私の目玉の奥の濁った底迄にも入り込んで満たす！
　自分の貧弱な縮かんだメロンパン脳ミソの内外に絡んだ・・
　サビたハリガネ線が一瞬まばゆく輝いて黄金に変わる・・
　そんな幻想を与えてくれる！

　■日本の次期・・総裁・総理大臣が小泉から安倍にと・・
　一昨日の事、決定された！
　無責任な役人天国、国会議員達の万事に場当たり的で先送りな姿勢〜
　無能な発想力、何ら改革されない行政の不備、法律の不平等さ加減〜
　ただ笑ってしまうしか無い・・内輪だけの人気投票〜お粗末’
　少し若いお面を被って登場した、坊ちゃんの目は・・
　初めっから塞がれているかのようだ・・。

「虫にまつわる話」

『レースを編む虫』
前々回でエントリーした仙川沿いの道で見つけた桜の木〜その一葉一葉が葉脈を残して全てが奇麗にレース模様にされていた・・何虫の仕業！
■以前住んでいたFussaのハウスの玄関横に鬼グルミの大木があった、この木にアメリカシロシトリが大量発生して、毎年駆除をしていた。
最初は役所に薬剤散布を頼んだが・・危険を感じてボロ布と油で焼却する作業を自分で行った経験があります。まさに降る雨の如く虫を浴びたが〜葉は捩れて枯れた様になっても・・こんなに奇麗なレースを編んでは呉れなかった。

『虫の詩人の館』ファーブル昆虫館
■奥本大三郎ー昆虫学者・作家・・
2006年の春、文京区千駄木の丘に孵化する如くに開館した。氏が暖めていたプランを実現させた地下にはファーブル（昆虫記の作者）の直筆ノートや関連する標本を展示する部屋があると聴いている〜。「東京人」2005年に記事を掲載された時は秋に開館の予定 と出ていたがやはり春に生まれた訳ですね。
氏は記事の中で東大在学中の際は、フランス文学の井上究一郎教授の事に言及しておられた・・かなり厳しい先生であった事が文中からは察せられた・・。

■井上究一郎ー東京大学教授・フランス文学者
プルースト全集「失なわれた時を求めて」井上究一郎：訳　筑摩書房
世界観を一変させる究極の文学〜との紹介文が書かれてある。
井上先生は晩年は成城に住まわれて[teto'te]に何度か足を運ばれた・・。
私と話しをし乍ら優しい物腰で買物を楽しんで頂いた〜大きく重量のあるガラス花瓶をお宅に届けた時に・・玄関にロートレックのB全紙大の酒場のポスターが張られてあった〜「ご主人が来てくれたのに・・何か飲み物でもの用意が無くて失礼しました」と恐縮されていた。
亡くなられて数年してお嬢さんが見えられた・・。
ーいつも行く砧図書館にも井上先生の著書が何冊か置いてあり・・
　戦争を起こした野蛮な日本と思われていた戦後にヨーロッパに行かれて〜
　日本の文化・文学の紹介をされて廻った紀行文・・など読ませて頂いたー

「竹囲いの小路」

　　　　【世、成城−7】

賑わいを見せる車やバスの往来する表通りから脇道へと入ると・・
そこは一転して趣の異なる・・ひっそりとした住宅の連なる地域で、
時々は猫の姿も見受けられる。
歩を進めて行った左手に〜目指すー竹囲いの小路ーが見付かる。

■曲がる角の家は潜り戸の小屋根の上にアケビ（マタタビの仲間）の
　蔓が隙間なく絡み合って乗っている・・そして竹垣の塀が奥へと〜
　導くように慎ましく控えて立ち並んぶ姿を目にする。
　未舗装の地面は前夜の雨で弾き出された砂利がバラリ転がる〜
　水溜まりは秋に入った微妙な空模様をサラリと映している。

■均等に竹の列が迎える突き当たりの奥には昔からのアパートと、
　2軒の住居が密やかに普通に暮らす・・日常が伺える。
　今しがた宅配車が道幅ギリギリにギシギシと音を起てて〜
　裏道へと消えて行った・・排気臭を辺り散らして・・。

ー昔からこの近辺には竹が植わっていたようで・・30メートル先の裏道に出て
　左へ行くと獣道らしき一帯があり、そこはZ状に折れる道の両側が・・
　今も深い竹薮になっている・・そこは私の好きな通り道でもあるー

「暴れ木の川沿いの道」

　　【世、成城−7】

■祖師谷と成城との境には仙川が北〜南へと流れている。下流へ少し行くと東宝撮影所内を通って・・その先は多摩川へと注いでいる。
成城学園裏の青い小さなサクラ橋から少し上流に来ると、左上の成城からの長い下り坂が姿を見せる〜右へ視線をやると祖師谷への上り坂が見えて〜この２つの坂を繋いでいるのが稲荷山橋になる。　この地点から季節毎の花を植えた・・川沿いの遊歩道が上流方向へと伸びている、幾つかの橋を巡って行くと大地震の際の避難場所に指定されている広大な祖師谷公園の一帯が現れてくる。

■この写真の場所は稲荷山橋から次の大石橋へと行く間の、ゆるくカーブする川沿いの道にある・・人家の垣根に植えられた庭木が、放って置かれて、伸びて、暴れた結果の姿のようで・・遊歩道を往来する人達に覆い被さる格好になっている。
黒く一固まりに見える中には、桜の木・つる薔薇・ガク紫陽花・百日紅・・足元には白粉花の色々が咲いている。

ー百日紅（さるすべり）は調布市の花木に選定されていて〜ピンクの薄紅色〜深紅の花色があって・・夏の暑い盛り〜秋へと長期間のー百日花ーとして咲いている〜白い百日紅の花が好きなのに・・家のはネボケたピンクなのですー