行く道の先に街角の煙草屋が見えてくる〜
この辺り一帯は瓦屋根を乗せた・・手摺が曲がったりズレたりする・・古くからの木造の家屋が黒く伏せたように連なっている。外階段の錆び付きが目立つ小規模のアパートが幾つか有ったりする。ドアが開いて金髪の若者が頭をフリフリ降りて来て・・道の奥の方へと消えた!
■早い西日に照らされるタバコ屋の手前の横道に入ると・・
鳥籠が重なって置かれてある??
店の中を覗くと誰も居ないが・・かなりの数の鳥カゴが〜
薄暗い店内に積まれてある事に気付かされる・・。
赤・黄色のインコ達がケージ内の止まり木にじっとして居る〜
時々くるっと目蓋を上下させるだけだ!
ー眩しい逆光の中から小母さんの自転車が走って来て急に停まった・・
表通りの自販機に小母さんがコインを落し入れる音が鮮明に響く〜
一つ・二つ・三つと低い声でつぶやきながら・・
何か迷宮へと誘うマジナイのように聴こえてくるー
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