下北沢駅の周囲は今年になつて急速に工事色が濃くなった〜
今のところ駅自体に何の変化も見受けられないで小田急線の頭の上を・・
井の頭線の車輛が渋谷から走り込んで来ている。
都心へ行くにも・・新宿、渋谷から戻って来るのにもこの下北沢駅を・・
必ず通らなければならず・・重要な駅として愛着がある。
■下北沢駅を中心として梅ヶ丘、世田谷代田、東北沢と、隣り合う駅の間が地下を走行する為の工事が・・現在深く進行を続けている。
各種の見慣れない工事用機械が怪獣めいて、幾つも沿線のレール横に並んで置かれているのが・・最近の風景として目に映っている。
隣の世田谷代田のまるで田舎の様な駅舎はもう姿を消した〜
作り付けの超ロングな木のベンチに腰掛けていたのが昨年の秋の事で・・
今はレールとホームが残され全面が工事用のカバーで覆われている。
■作家ー佐藤正午の作品「 Y 」は下北沢のホームでの決心を軸に〜
二股に人生が進行してゆく〜その分岐点としてこの駅が登場する。
私の好きなこの九州在住の作家の作品には「夏の情婦」「象を洗う」
「傘をさがして」「ジャンプ」「永遠の2分の1」の諸作品がある。
ーペンキを幾重にも塗り重ねた歴史の壁を手で触れながら・・
ホームから改札口へと年月を刻んだ顔の石段を踏み登ったー
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