小田急線に乗って終点の新宿で下車する〜パスネット使用で改札を出る〜JRからの出て来た人達と異種格闘技戰でぶつかり合いながら敷き詰められた床タイルを踏んで真っすぐ行くと「サクラヤ」のビルに吸い込まれる。エスカレーターで1階のフロアーにあがり、携帯やカメラ売り場の新機種の顔を流して見て歩く・・。
「思い出横丁」サクラヤの横出口から外に出ると古色蒼然とした一帯が前にある。
戦後の闇市時代の空気がリアルにそのままその場に残されて現存している・・
飲食街と書かれてあり、そばうどん店・食堂・焼き鳥屋・何かの煮込み店・酒場などが営業している〜暖簾の内で場馴れた態度で飲食する中年の男達〜リックを肩にして行く先を思案して佇む男・・ここは90%が男の利用者なんだ〜。
狭く低い屋根と軒の間を、のたうつ様に電線コードが黒い軟体動物の如くに走る。
桃色とピンクのサクラの花が軒先で光っている〜路地奥の中心に行くと空が覗ける場所がある〜トイレの表示板あたりで集中して咲いているがコヤシは関係ない・・だって立派な人造桜なんだからさ〜。
ー1970年代に4年間は新宿区内で暮らしていた、その時代は演劇やアート系の若者の間で、この場所での飲食が(カッコイイ’)事の小ブームになった。
この中の「つるかめ食堂」は何度か通っていた〜親父さんから歌舞伎町店が出来たから寄ってくれ〜と云われ、別皿に天ぷらのサービスを受けたりもした。
アンダーグランド演劇やJAZZの店などを渡り歩いて、朝一番始発の山手線で下落合の自宅に寝に帰った日々がー
コメント