【台東区西浅草−1】
この店は昔からここにある、浅草国際通りの焼そば屋〜
焼そばソースの匂いが地下鉄から地上に上がる階段へと伝って流れ込み鼻腔をくすぐられると・・浅草の土地に来たと実感されるのです。
浅草へのアクセス(侵入する経路)として幾通りもの方法がありますが〜
メトロTokyo銀座線を使って来る場合には、終点浅草の一つ手前の・・
田原町で下車してソースの匂いの洗礼を受けて誘導されその先へすすみ〜
雷門や仲見世・浅草寺・六区の映画館通りへと気持ちの向くまま歩を進めるのが・・
賢くそして楽しく迷う自分流のコースとして進言致します。
昭和の時代に浅草のランドマーク的な存在のノッポの「仁丹塔」が焼そば屋の並び50m程の位置に建っていた〜塔のテッペンには仁丹の広告看板が光っていた。
塔の足元のアーケードがかかる周囲にはこの街独特の気流が漂っていた〜
国際通り角の交番と横を曲がった公衆トイレ、そしてアーケード街の赤提灯の酒場やパチンコ店、洋品店、仏具店、中華飯店、砥石屋、刃物店、古道具屋、不動産屋・・等の中に大きな赤い提灯を軒からぶら下げた「ゲテモノ料理屋」があった。
いわゆる増強食と云われる蛇・カエル・スッポンなど爬虫類を主に提供する店で・・特異な飲食店として、その道では人気の有名店だったそうな。
私の父も友人達と連れ立って入り、ワインと蛇の生き血のカクテルを飲んできた〜
とかの話しを何度か聞かされた、入口の止まり木にタカがいて生肉が置かれていた〜
鋭い眼光をして時には羽ばたいて・・歩行者を驚かせていた。
ーランドマークと云えば隅田川を越えた向島に東京タワーより100メートルも高い
新東京タワー??が10年先に出現する事が決定して居る。
今の浅草がそれにつれてどのような変化と変貌を見せるのでしょうか・・
それでも焼そばソースの匂いは街の変化を無視して漂い流れて行くでしょう。
お稲荷さんと海苔巻きもあり熱々の焼そばとテイクアウトが出来るー
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